おはようございます!
まずは先日の製作進捗につきご報告申し上げます。
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【演出スクリプト】
かなりの時間を使い、相応の進捗を見た。
が、予想ほどの「集中効果」は得られなかった。
【シナリオ】
Bヒロインルートのリライトと新規執筆を少し。
【製作進行】
必要十分。
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という感じでございます。
で。
「集中効果」というのは、この場合、
『時間、仕事量を一気に集中させることにより、
それを分割させた場合よりも大きな成果を得る』
という現象のこととご理解いただけますと幸いです。
例えば、私は、ライティングの場合などには、
「1日1時間やって1の成果が得られる」
のを標準値だといたしますと、
「1日に4時間やれば5の成果が得られる」
くらいの集中効果は、発揮できていおりますように存じます。
(クオリティの低下無しに)
『修羅場時に、ものすごい勢いですすむ』
のは、単純に――
「品質を(許容範囲ギリギリにまで)落として、
スピードをあげることを選択せざるを得なくなっている」
――ことにすぎないかと、私個人の場合おいては存じますので、
これは『集中効果』とは、別のものであると この場合におきましては
させていただきたく存じます。
あと、念のため。この場合の――
「“ライティング”は “物語作成(プロッティング)”とは
100%分離された、『完全にプロットが固まった状態での執筆』」
――とも、定義させていただきたく存じます。
で。
『演出スクリプトにおいても、ライティングと同じくらいには集中効果が得られる』
ことを、先日の私は予想しておりましたのですが――
「やってみたら、そうでも無かった」のです。
ので、
「それは何故か」をつらつら考えますに――
1:私の(特に、
move_eを使わせていただいての)演出スクリプトの経験値が、ライティングと比し、圧倒的に低い。
2:ので“頭の中で想定している仕上がり”と、
“実際に「そのように動かしてみた」”ときの仕上がりとに、
大きな差異が発生してしまうケースが多い。
(より具体的にご説明申し上げますと、
ライティング時には、
『進行豹は崩れ落ちながらも、震える手でマッチに火をつけた』と書こうと思った場合、
(誤字脱字や、<純粋に技術の問題であるライト>の要の発生、を考慮しても)
「書こうと思ったことを その通りに書ける」こと、ほぼ確実なのですが。
演出の場合は、
;進行豹立ち絵揺らしながら画面↓に動かして消す。(200msで)
;開始100msの地点で“マッチの火”カットイン+SE“マッチストライク”。
;画面、明るく。SE“ドサっ”。
くらいに明確なコメントや脳内イメージがあったとしても。
「実際、そのカットインを作成し、そのようにやってみて、
『あれ? すごく格好悪い』
となってしまって、<構想からやりなおす>」ことを
強いられるケースが多い…… ということです)
――という二つの原因が大きく影響しているのではないかな?
と、思いつくに至りました。
つまり、
ライティング時に「集中効果」の要因として機能する、
「関連事項を思い出す/調べる時間が省けるようになる」という効果が、
演出スクリプト時にも いくらかは発揮されているにせよ――
「それを有意なものとは出来ないほどに、
(場合によっては1シーン何回も繰り返されてしまう)
<演出構想からの再考>の時間のロスが大きすぎる」
―― ということとなってしまっているのではないかなぁ、と。
これは、物語作成→ライティングに置き換えて考えますと、
<正確なプロッティングが『本当は出来ていなかった』ため。
実際ライティングをして読み返してみたら、あきらかに
「これ、おかしい!」ということになってしまっている>
ということに相当する事故かと存じます。
で、上記の場合。
この事故を解決する、(私が理解している)解決方法といたしましては、
『(事故が頻発しない程度には)正確なプロッティングを出来るようになるまで、
プロッティングの勉強をして、技術を身につけ、実際にプロットを組み、経験を積む』
他には無い――――かとも存じます。
と、なりますと
「演出(動的)スクリプトにおいても同様であろう」という仮説が容易に なりたちますので――
私、泥縄式を百も承知で、
「動的演出(映像が動く演出≒映画的、アニメ的演出の基礎」について。
『「1日1時間関連入門書→技術書を読む」ということを、
実際の演出を行いながら、並行でやろう!』
と決意いたしました。
かかる泥縄の発生は――
『動的演出の難しさを 「動く! 凄い!!」という個人的感動に紛らわせ、
私が「正しく認識することが出来ていなかった」こと』
――ほぼ一点のみを原因とするものかと存じますので、
私の理解・勉強不足につき、プレイヤーのみなさまに
(それが、一時的遅延やご不安の原因となりますかとも存じますので)
謹んでお詫び申し上げます。
また、(私同様) 「ネガティブ方面から物事を読み始める傾向」をお持ちのプレイヤーさまにおかれましては、
(同学習により)
A1:<演出の性質>が、章中で変化するのではないか
A2:製作に、余計に時間を費やすようになるのではないか
――というご懸念を抱かれる方がいらっしゃるかとも存じます。
ご懸念を抱かせてしまうこと事態、非常に申し訳なく感じるところでございますのですが――
Q1:<演出の性質>(≒<表現の性質>)というものは、
「どのような技術を持っているか」 ではなく、
「何を表現したいか」という部分によってのみ変わるものであり。
かつ、
「すべからく表現技術というものは、“為したい表現を、
ロスなく効果的に行う”ための<道具>にすぎない」かと私は認識しておりますので、
『技術の取得によって、<演出の性質>がかわることは無い』
かと存じます。
→仏師が弥勒菩薩の仏像を掘り上げようとするとき、
(普段使っている「伝統的な手法」ではなく)
新しく会得した「西洋彫刻の技法」を用いたとしても、
「出来あがるのが、<アルテミス像になる>ことは無い」
というようなニュアンスにご理解いただけますと幸いです。
→また、『錬電術師』全体の<演出方針>を見ていただけましても、
move_e系プラグインの導入により
「(その方針が)視覚的に、非常に わかりやすくなった」
というメリットを大いに甘受させていただいておりますものの、
(改めまして、
tOさん、ありがとうございます!!)
『<演出方針>そのものはいささかも変化していない』こと、
(遅くとも“最終的には”)ご理解いただけるのではないか、
とも存じております。
Q2:(この先、製作はまだまだかかり、動的演出をする部分も非常に多いので)
「基礎技術・知識の取得にかける時間」は、
「それにより、短縮できるようになる時間」より、
『圧倒的に小』 であること、確実であるかと存じます。
また 「その目的のための学習」に今回私しぼりこみますし、
「スクリプト・演出方面の私の学習意欲は、
『必要に迫られなければ、やらない』という程度でしかない」
ものでも正直ございますので――
『「新しい技術的挑戦がしたくなる」ということも、ほぼ確実にない』
か、とも存じております。
ので、同学習により、「製作時間は、確実に大幅に短縮できるようになる」かと、理解いたします。
――という二つのご回答(お約束)を持ちまして、
同ご懸念をいささかなりと ご解消いただけますこと、祈念する次第でございます。
で。
つまるところ何が言いたいのかと申しますと、
『私は ここからの一週間 (本日〜23日月曜日まで)を、
【演出強化週間】とし、演出と、その学習のために時間を集中的に使います』
ということです。
「そのためには、他の部分の時間を削る」ことが必要となるかと存じますので、同期間、恐らくは――
「製作日誌は、(特段のご説明、ご案内事項無き限り)短くなる」
「ご返信対応などは、遅れがちになる」
「他部分の製作進捗が、遅れがちになったり、日によっては止まったりする」
――かとも存じますのですが、その点、どうぞ予めのご理解・ご容赦をたまわれますよう、心より御願い申し上げます。
と 『泥縄、ここに極まれり』という事態で恥ずかしく思うのですが、
(本日誌を書き、自分の頭を整理するまで、
「映像的演出技術学習の必要性」を確信できておりませんでしたので)
「本日は月曜、図書館休館日なので、
『どの入門書が良いか』を下調べするのに、学習のための時間を使いたい」
と、私考えております。
で、もし、本日誌をお読みくださっている方の中に、
『映像的(映画的、アニメ的)演出の <基礎技術・基礎理論>
については、この本がわかりやすいよ!』
というご情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非とも!
メッセージフォームか、
本日誌コメント欄でのご教示いただきたく――
心より、請い願うものであります。
もし、知識お持ちで、お気が向かれることがございましたら、どうぞよろしく御願いいたします!!
と、いうことで上記申し上げましたとおり、
本日は私、
「映像的演出関係の良さそうな入門書を調べる」
「演出スクリプトを頑張る」
の二本をメインに、製作の方、鋭意進めたく思っております!
質と速度と、その両方を向上させていけますように――
ひとつひとつを、とにかくコツコツ頑張ります!!