2009年11月03日

【彩色スタッフさんの増員募集をいたします】 & 諸々のご報告と、“「日本語の作文技術」を二週間かけて読む(十三日目)”

 おはようございます!

 本日は 各ご報告が「多岐にわたり、多量にある」ため、

 “項目ごとに箇条書きする”形式で、日誌を記したく存じます!



【彩色スタッフさんの増員募集を開始しました】


 不機嫌亭ゲーム班では、
 『錬電術師最終章 Re_tuen』の完成を目指しての、
 彩色スタッフさんの増員募集を開始いたしました!
 
  
 募集詳細につきましては、


http://hexaquarker.com/hexaquarker/boshuu.html


をご確認いただけますと幸いです。

 ご興味ある方がもしいらっしゃいましたら、
 どうぞ、チェックのお手数、たまわれましたらとても幸いに存じます!!


【冬コミについて】

 上記告知バナーにも明記させていただく予定ですが、
 冬コミは 「東 Y06-b」で、幸いにしてスペースを頂戴することが出来ました! 
こと、謹んでご報告申し上げます。
 
 頒布物内容等についても、出来る限り早期に確定、ご報告いたしたく存じておりまますので、
どうぞ、もうしばらくのご猶予をたまわれますよう、よろしくお願いいたします!


【先日の製作進捗について】

 上記、募集記事の執筆、ならびに関係各位へのご確認等、
製作進行がメインとなりました。

 結果、新ルートシナリオ、演出スクリプトについては、
 「乏しい」進捗となっております。
 
 本日は、その分も気合をいれて、執筆・演出に注力する所存です!


【デザインズの製作実績について】

 サークル、

【Find Place】様


 から ご発注をいただきましたロゴ二点



(どちらも、画像クリックで大きくなります)

のご納品完了にともない、


不機嫌亭デザインズ


「サンプル」両コンテンツを更新しました。

 製作に関して、
 “私なりに頑張った!”点
 “丁寧でわかりやすいご発注をいただけて助かりました!”点
などについては、ブログの方に記させていただきました。

 おかげさまで、良いご納品をさせていただきましたこと、
 【Find Place】様には この場を借りて、改めて 心より御礼申し上げます!


 また、ふらりと現れたpomriceさんから、
 
「いまどきの名刺は、QRコード入りっしょ、常考wwww」

というアドバイスを頂戴したことから、

 「QR Code Editor」
 http://www.psytec.co.jp/freesoft/01/

というQRコード作成可能なフリーソフトを入手。

 結果、これこのように



デザインズでデザインさせていただく名刺に、QRコードを実装することが可能になった」

こと、ご報告申し上げます!

 
 で、↑のデザイン、私としては大変に気に入っておりますので、
 早速に、アドプリントさんに実際に発注させてもいただきました。

 こちら、刷り上がり次第にあらためて、
追ってのご報告をさせていただきたくおも存じております!
 
 
【pixivに参加してみました】  

 ・デザインの勉強

 ・彩色さんのご応募数増加にも繋がるかも

 ・不機嫌亭ゲーム班、デザインズの広報

・・・というあたりのことを考え、

イラストコミュニケーションサービス pixiv

に、遅ればせながらの参加をしてみましたこと、ご報告申し上げます。

私のpixivのプロフィールページURLは

http://www.pixiv.net/member.php?id=1355368

となります。
 
 mixiにおけるマイミクと同じように、
 pixivにもマイピクという、

「ご縁を示すサービス」みたいなものがあるみたいですので、

もし、これをご覧くださっている方で、
pixivに参加してらっしゃってなおかつ

「進行豹とマイピクになってやってもいいぜ」

という方がらいらっしゃいましたら、
どうぞお気軽にお声かけいただけますと、本当に心強く存じます!

 あ、あと! 当然ながら、私のpixivでの活動の全ては、

「私がデザインさせていただきましたものの、ご紹介」

となるかと存じますので、

「pixivでしか見られない先行イベント画像の公開!」

などは、一切行いませんこと、予め念のため、明記させていただきます。

 イベント画像等、公開可能なものにつきましては全て、

まずは不機嫌亭ゲーム班ホームージで公開の上
 ↓
本製作日誌でもご報告して しかる後に、
 ↓
それがデザイン物であれば、pixivにも投下

 という流れでのご紹介、させていただきますので、
どうぞ、
「pixivには興味無いぜ」という方におかれましても、
ご安心いただけますよう、お願い申し上げます。




――と、ひとまずのご報告事項は以上となるかと存じます。



 で、「日本語の作文技術」につきましては


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[十三日目:09/11/02]


<第十三章:取材の方法>

+ 取材力は、説得力を産む唯一の根源。
 取材という裏付けなしに書かれた文章は、
どれほどの文章力を基にしていても結局“筆先だけで書かれた”ものになってしまう。
「読み物としての面白さ」を基準とした場合、往々にして【取材力は、文章力に勝る】。
 

+取材において、極めて重要な点は二点。
そのうちの一つは、「誠意をもって、取材相手に対すること」。
 【誠意は、まずは態度であり、次いで事実をもって証明することである】。


+態度は、即ち “謙虚さ”。
「相手を見せてもらう」「相手に話を聞かせてもらう」
ことが取材であるのだから、相手に対し 謙虚である(=相手の言動を虚心に受け取る)ことが大切。


+相手の“正”・“非”によって、謙虚さを失うようなことがあってはならない。
少なくとも、判断の資料としての取材段階までにおいては、その取材は、
“正”・“非”を見極める材料を入手するという行為としての「取材」であるのだから、
あらかじめに 「取材相手の“正”・“非”を決めておく」という態度は不誠実に当たる。


+態度が立派でも、「その態度が結果を伴わないのであれば、結果は裏切りであり、最悪の不誠実となる」。

→取材をしたあと、礼状の一つも出さない。書いた記事の一本も送らない。 
 ・・・などなどの非礼を犯すのであれば、取材時に見せた誠意は“偽物”になってしまう。
 「誠意とは、事実を持って証明すること」とは、このこと。

→例え、(取材結果としての記事が)取材相手を非難し、糾弾をするものとなったとしても、
 「事実に誤りがあれば、ご指摘ください」という一文を記事にそえて送ることが、誠意。


+ 取材において、極めて重要な第二の点は、【結果の確認】。(取材内容の事実確認)

+ 結果の確認には、第一次確認から第三次確認までがある。

→「マンガ家が、書いたマンガの中に、極端な差別表現にあたる台詞があり 雑誌回収騒ぎが起きた。
  マンガ家は
  『その差別表現は編集者のアイディアであり、打ち合わせ段階で提案されたが拒否した。
    にもかかわらず、原稿送付後に編集者が勝手に挿入した』と主張し、
  編集者は、
  『いや 打ち合わせ段階で、作家側から出て来たアイディアである、故に尊重した』と主張するという、
  <事件>が発生したものとして考えてみる。

 取材者は、まずその第一歩として、「当事者のどちらかに、詳細に話を聞く」ことから取材を始める。
 仮に、マンガ家から話を聞くとすると、
 「初期のネームには、これこのようにそんな台詞は書かれていない」
 とか
 「打ち合わせは新宿駅そばのルノアールで行った」
 とか、
 「『あの編集者には、勝手に台詞を挿入する癖がある』と、たくさんのマンガ家仲間がいっている」
 などの証言を、そこから得られるものである。

  それらの証言は、「そのまま書くと、編集者に不利に働く」ものであるので、
 そこに“誤まった事実”が含まれていた場合には、大問題になる。
  
  故に、それらの点について、編集者側からも取材してみる。 これが【第一次確認】。

 この取材を拒否された場合は、「この点について、編集者側は取材を拒否した」との事実を書けばよい。


  第一次確認をとると、ほとんどの場合、「食い違い」が出てくる。
  例えば、編集者が 
 「あなたが見せられた“初期のネーム”は、事件発生後に台詞を書き直されたものだ」
 「私に改ざん癖などない。むしろ、『あのマンガ家はウソばかりつく』と、他の先生方からも悪評が立っている」
  と、主張したりする。

  この食い違いについて今度は 「編集者さんは、こういってますが――」 と、マンガ家に再確認をする。
  これが、【第二次確認】である。


  第二次確認後も、マンガ家側の主張が変化しない部分については、周辺のダメ押し取材を行う。
  「初期のネームのコピーや、メール、FAXの送信履歴が残っていないか」
  「打ち合わせ場所であったルノアールで、誰か打ち合わせの様子を目撃していたものはいないか」
  「周囲のマンガ家たちに、(事件発覚前に)本当にそのような発言があったのか」
  などについての調査がこれにあたる。

   それらによっても、マンガ家側の主張が揺るがぬ場合には、(揺るいだ場合には、マンガ家側を再取材)
  編集者側に、「これこれこういうことになっていますが」と、再度の確認をする。
  これが【第三次確認】。
   この結果次第で――

   「編集者がマンガ家側の主張を認めざるを得なくなった」→その事実を記事化。
   「編集者が、ノーコメントに転じた」 →マンガ家の主張、ノーコメントに転じた事実、周辺取材によって得た資料とを含めて、記事化。
   「編集者とマンガ家の意見がなお食い違っている」→相手方の主張(食い違い点)を含め、記事化。

  ――とやれば、「説得力をもった記事」が書かれる確率は、(確認の浅い場合と比して)飛躍的に高まる。



→ 「100の事柄のうち、99が正しく、1だけが誤まっている記事を書いてしまった場合、
   反動側は、“1の誤り”だけを取り上げ 拡大指摘し、『この記事には信ぴょう性が無い』と主張する」。
  故に、【結果の確認】は、取材にとって極めて重要。





   


>> 第十三章を読んでの私見

+ 物語作成においての“取材”とは、
  ここで論じられているとおりの取材と、
 “いわゆる、資料読み”の二種類が含まれるように思う。

+ そのどちらにあたっても、【誠実に、虚心に取材対象に向かう】ことは、やはり大切だと感じた。
  資料読み一つにしても、先入観をもってしまうと、「自分に不都合な部分をスルーしがち」になってしまう。
 そしてそれでは、「資料を読みこむ意味が無い」。

+ また、【結果の確認】の重要性に関しての論述は、非常に勉強になった。
 「1の誤りは拡大指摘され、正しい99を揺るがす」という現象は、
 “物語の魅力”に対しても、往々にして発生するものであると思う。
 
 “第三者チェック”や“リライト”が、つまり、「物語作成における【結果の確認】作業」であるのだと思う。

+ 故に、【結果の確認】を行えないようなスケジュールで物語作成を行うことは、厳に戒むべきである。


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という学習成果を得、私的レジュメを作成させていただきましたことも、
あわせ ご報告させていただきます!


同学習、本日までに本編の精読・私的レジュメ化を完了し!
あとは「付記」「コメント」を残すのみ!!
というところまでやってまいりましたので!

ラスト一日! ゆるむことなく、学習・レジュメ作成の方も頑張りたいと存じます!!




―― 今月は、本当に頑張りどころかと思いますので!

多少のオーバーワークは覚悟で、
しかし体を壊さぬように、そこは重々気をつけながら!

充実の一ヶ月と出来ますように、もろもろ、バランス取って動いていきたく存じます!!
posted by 進行豹 at 06:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌