2010年03月12日

シド・フィールドの「シナリオ入門」の私的レジュメ 【4:4ページのあらすじを作る (後編)】

 おはようございます!

 昨日は、シナリオ「すごく大きく改善されました」こと、まずは喜んでご報告申し上げます!!

 何故、「すごく大きく改善されたか」と申しますと、

 現行ルートのストーリーラインを、 先日学習しました要領でパラダイムにまとめ。

 で、過日に製作いたしました

『メインプロットメイカー&チェッカー』

もあわせて使い、

「見直し・点検作業」をしてみましたところ――


『現時点で、不足していた要素』
『同ルートの終着点までの道のり』

が、物凄くクッキリ見えてきたからです!!


 ので、足りない部分を補い、余分な部分をそぎ落とす――
という製作に、先日は終始しておりまして、本日もまずはその続きから製作着手、となりますが。


 現行ルート以降のルート群の出来は、

「明確に良くなる」こと、私 自信を持ってお約束申し上げ!
また、その“今まででもっとも出来が良くなりそうなシナリオ”の
稿了に向け、熱意も新たに懸命に! 執筆の方、積み重ねていきたくも存じております!!


 で、その大きな成果を速攻あたえてくださいました、


「“シド・フィールドのシナリオ入門”の私的レジュメ作成」

の方、本日は第四稿「4ページのあらすじを書こう(後編)」

として、“実際にあらすじを書く”ことに突入いたします。


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【4:4ページのあらすじを作る (後編:具体的なあらすじの書きかた)】 


+ あらすじを書き始める前に自分に問いかけ。
 「君のストーリーは、何についてのものなの?」
  →それが明確でないと、あらすじをまとめることは困難。

+ 上記が明らかなら、先日作成したパラダイムとあわせ、同ストーリーを具体的にあらすじ化。


+ 始まりの場面を「1/2ページに書く」
 第一ターニングポイントへの以降を、「1/2ページに」
 第一ターニングポイントの出来事を「1/2ページに」
 “主人公がぶつかる障害”に主軸を置いた第二幕を 「1ページ使って」
  第二ターニングポイントを 「1/2ページで」
 それ以降を(解決)を、「最長1ページ、出来れば1/2ページ以下で」

 ・・・これで、3ページ少し〜最長4ページに、話しの内容全てをまとめた『あらすじ』が出来上がる。 


+ 長くなってしまったら、削る。
  このあらすじ作成の目的は 「骨ぐみだけを洗い出し、ザっと組み立てること」なので、
  この時点で細かな部分が決まっている必要はないし、今後変化をしてもかまわないので。

+ この時点でのストーリーの完成度も問題視しなくてよい。
 大事なのは、「書いてまとめる練習をすること」

+ シナリオ執筆は、最終的には経験値なので、こつこつ積み上げるべし。






【演習問題 -あなたのストーリーをパラダイムに書きこみ、4ページのあらすじにしなさい-】


(* Q:「君のストーリーは、何についてのものなの?」
   A:「“創作”と“仕事”についてのストーリー。
      やりたいことと、やれることと、やるべきこと、との個人内での葛藤についてを描きたい」


  前回、同ストーリーについてまとめたパラダイムは

http://hexaquarker.com/scenario_paradigm_renshuu4shou.pdf

それらをもとに、本日作成したあらすじは、

http://hexaquarker.com/scenario_renshuu4_arasuji.txt

です)

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 ちなみに、元テキストに「1ページは何文字か」は明記されておりませんので、
日本人である私は、「20*20=400字詰め =1枚」と考え、
40字*10行=1ページ、で上記あらすじ作成させていただいております
(で、丁度良い分量なのではないかとも感じました)。



 実際にやってみまして思ったことは――


+ 「“頭にあるもの” と “書きだしたもの”では
   明瞭さ、安定感、ともに“書きだしたもの”が圧勝する」

+ ので、頭にあることは書きださねばならない

+ その、「書きだす作業」の手助けとして、
  “決まった様式”というのはものすごく有効。

+ ので、今後は、そのような作劇においても
 「パラダイムを作成し」
 「4ページのあらすじを書きだす」ことを、習慣づけていきたい。

(ちなみに、この「あらすじ」は、例えば、
 『錬電術師』という大きな枠でも書けますし、
 その中の『××ルート』という小さな枠でも書けます。

 そういうふうに「物語構造が、三幕構成の入れ子」になっていて、
 かつ緩みや余分や揺らぎが無い物語が、
 『完成度の高い物語』なのではないかと、私は個人的には、そして現時点では思っております)

――といったあたりの感じです。


 実際、この 【演習問題】は、ものすごく良くできているトレーニング方法だと、私めちゃくちゃ強く感じております。

 ので

「オレは作劇がうまくなりたいぜ!」

とか
 
「シナリオを書き始めたいんだけど、どこからやっていいのかわからないぜ!」

という方におかれましては、


【最初の課題】

から、順番に、「実際に手をうごかして」――あなたの物語をまとめ、あるいは試作してみますこと、とても強く! 私オススメ申し上げます!!!


 お互い、良く学び&良く書いて、良い物語を紡いでいきましょうです!!



 と、いうことで、本日も私、『錬電術師』を少しでも良い物語へと紡いでいくべく――
手と心と頭を動かし! 頑張って一日、すごしていきたく存じます!! 






posted by 進行豹 at 08:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌