おはようございます!
昨日今日と嬉しいご連絡を立て続けに頂戴いたしましたので、
私の意気は通常以上に軒昂でございます!
といいつつ、週内はやりたいことと為すべきことととでミッチミチでございますので、
ともかくも今週(というか週明け、23日まで)を精一杯に無駄なく充実させ過ごし、
でもって、24日あたりから、各種告知やご報告など、立て続けにさせていただきたく計画しております。
のでので、
「狩野さんの単行本情報が気になるぜ」
「不機嫌亭ゲーム班のイベント情報が気になるぜ」
「最終章の具体的進捗を、ほんのちょろっとでも見てみたいぜ」
とご期待くださっている方がもしいらっしゃいましたら、
『24日以降』を、どうぞ楽しみにお待ちいただけますと幸いです!
(“魔術講座を月内に更新”もきっちり行います予定ですので、
そちらももしお待ちくださっている方がいらっしゃいましたら、
どうぞご安心いただけますと幸いです!)
で、先日の『錬電術師最終章』の製作進捗は、以下の内容となりました。
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【リライト】
現行ルート、今まで書いた分に関し、完了。
「グっと内容が良くなり、かつ読みやすくなった」ことを実感。
本日中に、リライト(と整合とり)のため中断していた書きかけのエピソードを書き終え、出来れば基礎スクリプトまでを行いたく予定。
【製作進行】
・ とても格好いい成果物をお受け取り(ありがとうございます!)
・ 狩野さんとあれこれお打ち合わせ。
・ 当座必要なご連絡・御報告をご送信。
【その他】
詳細を、今の時点で私が勝手に出すわけにいかないので、概略だけを書きますと「作詞を一件ご提出」。
私としては「曲の感じとすごくあって、また詞としても良いものを書けたのでは?」とご提出したものを、先様から「ナイス」とご評価いただけ、とても嬉しく。
こちらも、公開されるようなことございましたら、速攻でご報告申し上げたく思っております!
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というような感じです。
調子は明確に上向いてまいりましたので、
その勢いをそぐこと無く、また無理無く持続させていけますように!
コツコツ焦らず丁寧に、そして可能な範囲で速やかに!
手と頭と心とを、本日も動かしていきたく存じます!!
と、昨日はスキップしてしまいました
「“シド・フィールドのシナリオ入門”の私的レジュメ作成」
の方、本日は第六講【人物に奥行きを与えるには? -バックストーリーを徹底的に作っておこう-】 の方に、取り組んでいきたく思います!
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【6:人物に奥行きを与えるには? -バックストーリーを徹底的に作っておこう-】
+ 登場人物作りには、以下のような代表的な方法がある
>性格の表を作る
>カードに特徴を書いていく
>行動の図式を作る
>実在の人物をモデルにする
――基本的には、やり易い方法でやればOK。
ただ、登場人物に深みを与え、よりよく動かしてあげるためには、作成し/行っておくととてもよい事項がいくつかある。
+ 【登場人物の経歴】
→その登場人物が生まれてから、物語開始時点に至るまでの経歴を作成しておくと良い。
どこで生まれたか、両親はどんな人か、兄弟姉妹はいるのか、好きな物は何で、嫌いなものは何か。
どんな子供時代をすごしたか、どんな教育を受け、どんな環境で育ったか、初恋はいつか・・・ 等々
+ 【調査】
→登場人物の経歴を作成したら、そのバックボーンを調査しておくと、登場人物をより深く理解できる。
登場人物の思想、感情、経験、バックグラウンドになりそうなものを、本ででも実地ででも、出来るかぎり範囲取材すること。
例えば、主人公が考古学者であるのなら、「何を専門に研究しているのか」を設定し、関連書籍を読んだり、
実際にその分野の研究者にインタビューをしたり、助言を求めたりすることをしておけば、
「登場人物」という枠を超え、シナリオ全体によりいっそうの深みと奥行きとを与えられることは明白である。
シナリオの最初の一語を書き始めるまえ、どれだけの調査をしておけるかは、シナリオの出来を大きく左右する。
+ 【会話】
→ 「迫力が無く、リアルでなく、テンポの悪い」会話しかかけないのは、初稿では当たり前である。
我々が日常交わしている会話は、無駄に満ち溢れているものだから。
→ “writing is rewriting”。会話に関しては、とにかく書いて→リライトすること。
→ リライトの指針として 『会話の役割』を理解しておくとよろしい。
→ 『会話の役割』は大きく以下の五つ。
1:ストーリーを進展させる
2:読者や観客に事実や情報を伝達する
3:性格を表現する
4:登場人物間の関係性を示す
5:場面をつなぐ
→ 『会話が性格を表現する』『会話は、登場人物間の関係性を示す』ということについて。
>主人公が、他の人物とする会話は、
「主人公が、どういう人間か」「どう他者と接するのか」を照らし出すということ。
女の子と話すときだけ親切だったり、おしゃべりで親しげなのに自分をほとんど吐露しなかったり、無口だが時々口にする言葉には深みがあったり――
『その人物の、他者との関係性の持ち方』が、会話には如実にあらわれるので、
そこを意識することはすなわち 「そのキャラクターにとって自然な台詞」を選び出すことを助けてくれる。
→ 『会話で、場面をつなぐ』実例
例えば、デートをする二人に会話させながら
「買い物」「映画」「食事」「公園」と場面を次次切り替えていくと、
会話は、『その複数のシーンを、一連の流れを持つものとして処理』させてくれる。
あるいは、主人公が恋人に電話をする。電話に出た恋人が会話をして電話を切る。カメラを引くと、そのベッドに別の男が・・・
みたいな感じに、会話に場面を繋がせることもできる。
→ 会話の持つ役割を、一言でまとめるのならば 『結びつける』ということになる。
会話は、登場人物同士、場面同士を結び付け、また書き手と作品、受け手と作品とをも結びつけてくれる。
→ そのように大きな力を持つ『会話』は、前述したように“登場人物の性格”によってその内容が決定づけられるものなので、
その意味でも、『登場人物の経歴を設定し』『きちんと調査する』ことは非常に重要な意味を持つ。
【演習問題 -2、3の登場人物の経歴を書きなさい】
(私が、本 公開学習で作成中のお話は、
http://hexaquarker.com/scenario_paradigm_renshuu4shou.pdf
http://hexaquarker.com/scenario_renshuu4_arasuji.txt
ですので本日の演習問題では、
ひとまず同ストーリーの主人公の経歴を設定してみます)
やってみました↓
http://hexaquarker.com/scenario_renshuu_shujinkou.txt
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で、そちら今日は主人公だけをザラっと書いただけで時間切れとなってしまいましたので、明日には、もう少し主人公を掘り下げ、また、「元彼」「妻」「友人」についても、時間の許す限り、それぞれ経歴作成をしてみたく思っております。
(なお、【調査】に関しましては全般、すごく雑なものとなってしまいますこと、あらかじめご容赦ください)
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――といった感じです!
個人的には、
『会話の役割を、改めて明確化出来た』ことが非常に大きな学びに・糧になったように感じておりますので――
そちら、いっそうにしっかり意識し、
『貴一くんにとっての、自然な言葉』
を上手に選んであげられますよう、頑張りたいと思います!