2010年04月10日

狩野さんの新単行本、本日発売です! & シド・フィールドの「シナリオ入門」の私的レジュメ :【11:act2で支離滅裂にならないために -ミッドポイントの発見- 】

 おはようございます!

 今日は、狩野さんの新単行本の発売日です!
 
 狩野さん、新刊発売、心よりおめでとうございます!!


 で! 
 私も関連情報のうちのいくつかお伺いしておりますので、
そちらご紹介許可を得まして!

 錬電プレイヤーのみなさまに特別に!
 一足早くにお知らせいたしたく存じます!!

 そのうちの ひとつは――



―― こちらのバナーで、「この人!」とご紹介さしあげております、

「ゲスト原稿の執筆者様」

についてのご紹介です!


 と、いっても、この日誌を読んでくださっているような、
コアな錬電プレイヤーの皆さまにおかれましては、

“バナーを見た瞬間、「ああ、あの人」と答えが解る”

のではないかとも思われますのですが・・・


しかし、狩野さんの新刊情報をお求めの方には、

「どの人!?」とお感じなられる可能性もゼロではないかとも存じますので、念ため、改めましてのご紹介、申し上げます次第です。


 話題の、「その人!」こそは、なんと!!

>
『焼肉万歳』さん
におかれましては

の原画・ムービー・音楽・などなど を務められ、

また、月刊メガストア(コアマガジン)では、
『魔法少女 やるせなす』を、ご連載されていらっしゃいます!



寺田せう
 さんでいらっしゃいますのです!


 私、こそっとゲスト原稿拝見させていただきましたのですが、
大変に可愛らしく、また寺田さんらしく。

「これは良いゲスト原稿を頂戴しましたね!」

と、心より狩野さんにご祝辞申し上げさせてただきましたものであります。

 また、
 狩野さんとこで大きな画像をご確認いただけます


kanousan_hyousi.jpg
 

魅惑の表紙! についても、ご情報少しだけお伺いし、
ご情報掲載の許可頂戴しておりますので、そちらご紹介申し上げます。


 今回の表紙彩色をご担当くださったのは、

『賽色屋』様、という方でいらっしゃいます。

 この方、


+ WEBサイトなどはお持ちでらっしゃらない

+ グーグルで検索しても引っ掛からない

+ 仕事の募集も、表だってしてらっしゃらない

――という方で。


 で、その方と、ひょんなことからご縁を得た狩野さんは、
「今回の表紙は、是非この方にお願いしたい」とのことを決意され、
コンタクトをされ―― 見事、ご彩色をお引き受けいただきますことに成功されましたのです!!

 
 その成果が、どのように鮮やかに結実されたか――
は、皆様に、書店にて実際にご確認いただけましたら、と私 心より願っております。


 
 また、個人的な話とはなりますが。
 私的には、

『 「その業界の第一線」に立っておられる方のお仕事ぶり、わずかながらにでも拝見させていただけましたこと』

非常に大きな刺激と、糧と感じましたので!

 そちら、錬電術師の、そしてその他の全ての創作・製作に今後活かしてまいれますよう、気合をあらたに、頑張っていきたく存じます!!


 また、狩野さんの新刊は


(amazonのアソシエイトリンクです)



amazon.co.jp
(こちらは既刊全巻へのアソシエイトリンクです)


や、他 各種ネット書店様からも ご購入いただけますので、

「近所に、成人向け単行本を扱っている書店が無いぜ!」

という方におかれましては、

そちらでのご購入たまわれますと、とても幸いに存じます!


 
 で!

 こちらも出来るだけ早期に、出来うる限りのクオリティにてリリースさせていただくべく、引き続き鋭意製作中の

『錬電術師最終章』につきましては、先日は、


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『リライト・シナリオ』

 昨日までにスクリプト終わった部分の、
 吉里吉里上での再読とリライトとを継続中。

 また、新規部分についても着実に書き進んでおります。


『製作進行』

 必要と思われるご報告など行わせていただきました。


『その他』

 
不機嫌亭デザインズ

 関連で頂戴いたしましたご依頼・お問い合わせにつきましては、本日中にご返信申し上げますので、どうぞもうしばらくお待ちください。


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――という進捗を得ることが出来ましたこと、謹んでご報告申し上げます。
 
 堅調といえば堅調ですが、
 「遅れを取り戻せていない」といえば、それもまた確かでございますので――

 とにもかくにも、質の向上と速度の向上とを両立させるための手段とし、
技術向上にも鋭意、いそしんでいきたく存じます!


 で、その技術向上のための具体的アプローチであるところの、

シド・フィールド「シナリオ入門」の私的レジュメ作成の方。

本日は


【11:act2で支離滅裂にならないために -ミッドポイントの発見- 】

を学習いたします。



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【11:act2で支離滅裂にならないために -ミッドポイントの発見- 】



+  act2(第二幕)は、「ほとんどのシナリオライターが、最も書くのに苦労する部分である」ことを知っておく

  →書き始め・クライマックスの高揚感は無く、しかし書かなくてはいけない(盛り込まなくてはいけない)要素は
   最も多いのがAct2であるから。
   特に初心者は、そのプレッシャーに負け
   「Act2を大急ぎで駆け抜けるため、説明を羅列するだけのシロモノを書いてしまいやすい」。


+  それを防ぐためには 「Act2」の目的を明確化し、常に見失わないことが必要である。

  →【act2は――
 
    第一ターニングポイントで展開を迎えた主人公を“葛藤”させ、
    葛藤を経た主人公を、問題との“対決”に向かわせ>第二ターニングポイント以降の解決へと向かわせる

    ――ための一幕である】
   

+  act2の本質である、<“葛藤”させ“対決”へ> という変化をより明確化させるためには、
   物語のまん真ん中 = “第二幕の中心点” = <ミッドポイント>において、
   何らかの象徴的なイベントを引き起こすことが非常に有効。

   例えば「E.T.」(120分映画)において、映画の真ん中 『61分地点』というミッドポイントで発生するのは、
   「ET phone home」 という、あの有名な “ETが故郷に電話をかけたがる”というイベントである。


   念のため、ETのストーリーラインは――


************

<ACT1>

   ・宇宙人であるE.T.は、宇宙船が地球を離れるときに取り残されてしまう

   ・人間に見つかってしまったE.T.は、大人たちに追い回される

   ・郊外の住宅街に逃げ込んだE.T.は、少年:エリオットに出会う

<<第一ターニングポイント>>
   ・エリオットは、弱っているE.T.を助け、自宅の戸棚にかくまって助けてくれる。


<ACT2>

   ・エリオットとE.T.とは友達になる

   ・E.T.はエリオットと心で結ばれ、E.T.は自分の意志をエリオットに伝えられるようになる

--------------

<<<ミッドポイント>>>

   ・「E.T. phone home」というメッセージを受け取って、エリオットはE.T.が故郷に帰りたがっていることを知る
     (E.T.から見れば、「友達と離れたくない。しかし、故郷に帰りたい」という葛藤
      エリオットから見れば 「友達と離れたくない。でも、ETの願いは叶えてあげたい」という葛藤が発生する)

--------------

   ・エリオットの兄が「E.T.は病気なのかもしれない」という。
    (この一言で、物語は葛藤から解決へと動き始める)

   ・E.T.のために、エリオットとその仲間の少年たちは、ガレージにガラクタを積み上げ始める。
    E.T.は、それを使って原始的な通信システムを組み始める。

   ・通信は、屋外からしか送れない

   ・ハロウィンの夜、仮想をした少年たちにまぎれたE.T.は、ともに森へと逃げ込み、
    母星へとメッセージを送信する。
    大人たちの目をごまかすため、森の中、E.T.とエリオットは一晩雨に打たれる。

   ・E.T.が実際病気であることが明らかになる。E.T.は衰弱し、だんだんひどくなる。

  
<<第二ターニングポイント>>

   ・エリオットはE.T.を助けたい一心で、「信頼できる大人」である母に、E.T.を見せる。
    母も大人たちも、E.T.を一生懸命に助けようとしてくれる。
    しかし、E.T.は死んでしまう。




(そして、物語はあざやかに“解決”を果します。詳しくはお近くのDVDショップで!)


************


――というもの。


+ つまり、<ミッドポイント>は、
  
  1:ACT2・そして物語全体を 「前半と後半」とに分け

  2:「何が、物語で本当に解決されるべき問題なのか」
     (E.T.の場合は “E.T.は母星に帰れるか?”)を明らかにする

  という二つの重要な機能を持つポイントである。

  この「ミッドポイントをしっかり意識し、機能させる」ことが、
  
 “Act2を迷走させないための、最大のポイント”である。


(レジュメ制作者注: 
 シド・フィールドは今のとこ説明をしてくれてないので、一応。
 ミッドポイントで明確化される 「物語で本当に解決されるべき問題」を、
 “セントラル・クエスチョン”と、「ハリウッド・リライティング・バイブル」等では呼んでいます。
 また、シド・フィールド自体もその言葉を使っているので、以降、同
  「物語全体を貫き、ミッドポイントで明示される、“物語で本当に解決さべるべき問題”」
  を“セントラル・クエスチョン”と呼称します。
  受け手の興味は、究極的には“主人公は、セントラルクエスチョンを解決できるかどうなのか!?”
 という問いかけによって維持されるもの<書き手は、そうあるように執筆・構成すべきもの>と、
 私は理解しております)




 

---------------------------------------------

【演習問題】

  好きな映画を三回繰り返してみなさい。
  
  一度目は、楽しんで。
  二度目は、メモを取りながら。
  三度目に、構成を分析し、「その映画のミッドポイント」を見つけなさい。

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――とのことです。

 今回出て来た

 「ミッドポイント」(と、セントラル・クエスチョン)

という概念は、

日本式作劇術であるところの

『起承転結』

『序破急』

においては存在しない、故に、あるいは馴染みの薄い概念であるかと存じます。

 しかしながら(特に、長いお話を成立させるうえでは)

『この、ミッド・ポイント(と、セントラル・クエスチョン)という概念は、むちゃくちゃに有効』

であるかと存じますので!!

 もし、ご存知でない方がいらっしゃいましたら、今後、そちら意識して、お話作りされ、あるいはお話し見られますこと、

心より、私オススメ申し上げます次第です!!


(また、私自身も今回のレジュメ化で、その重要性を改めて認識いたしましたので。今後、いっそうクッキリと、そちらを意識していきたく存じます!)



 で、演習問題は、まぁ1度で、明日かあさってにすませようかと思っております。




 と、本日のご報告は以上までとさせていただきます。


 今日は、なんといっても狩野さんの新単行本が発売されたおめでたい日でございますので!

 その喜びを糧に、けれども浮かれることなく!

 手と心と頭とを、目いっぱいに、またいきいきと動かしまして、
各種執筆・製作の方、頑張っていきたく存じます!!
posted by 進行豹 at 08:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

2010年04月09日

『でき(かけ)』を探せ!!! & シド・フィールドの「シナリオ入門」の私的レジュメ : 【10:プロットポイントT -Act1の終わりで、次の展開への期待を抱かせる- 】の続き

 おはようございます!

 というわけで、本日はまず、嬉しいお知らせから参ります。


 普段から非常にお世話になっておりまして、この日誌でも何度もご紹介させていただいておりますサークルさんのひとつに、



『J-am』さん
があることを、本日誌をお読みくださっている方に置かれましては、(理の当然として)すでにご承知いただいておりますことかと存じます。


 で、過日。
 J-amさんのコグレさんから、一通のメールを頂戴いたしました。

 そのメールは、要約いたしますと


「ちょっとやってみたいことがあるんで、

 

『でき(かけ)』


の表紙画像を使わせてもらってもいいですか?」


というものでございました。


 バナー一つを見ていただいてもおわかりいただけますとおり――

コグレさんは、「非常に綺麗な世界をお描きになり、お塗りになられる方」でございます。


 そのコグレさんが

「何かを計画してらして、
 その1素材として、『でき(かけ)』表紙を使ってくださるっぽい」

というのであれば――

これは、私、非常〜〜に楽しみに感じるところでございます。


 で、同件、狩野さん にもお伺いしたところ

「超OK!」

とのお返事を速攻で頂戴できましたので――

その旨、コグレさんに大喜びで

(そして、「もしよかったらこれらもドカン! と使ってください! とご請求いただいていない、各種素材もあわよくばと同梱し)

ご返信させていただきました。


 そして――
 そのことをすっかりと忘れかけておりました先日、
コグレさんから、もう一通のメールを頂戴いたしましたのです!


 その内容は、J-amさまのご新作であるWebRadio作品、
 

『ノッチとイツキのWebRadio!』
http://j-am.sakura.ne.jp/01_nottuki/index.html


のプロモーションFLASH内に、『でき(かけ)』表紙画像を実装いただけた!

ということを、お知らせいただけるものだったのです!!


 上記リンクをクリックいただければおわかりいただけるかとも存じますのですが――


『ゴスデリ』


の画像ともども、「でき(かけ)」の表紙画像も、
非常に綺麗〜〜〜な部屋の片隅で、ひっそりと存在感を発揮しております!


 これはもう、非常〜〜に嬉しいことでございますので!
私、速攻で狩野さんにお知らせし、コグレさんに御礼申し上げますとともに、皆様にも、是非とも同FLASHをご確認いただきたく、ここにご紹介させていただくものであります!


 ちなみに。
 スーパーコアな錬電術師ファンの方におかれましては、
同FLASH内に、

『「でき(かけ)」以外の、錬電術師関連パッケージ画像(の部分)』

をご発見いただくことも、あるいは不可能ではないか――と存じます。

 もし、お時間あってお気がむかれることございましたら、それらを探していただけますと、楽しみを増すことが出来るのではないか――とも存じます。

 が、しかし、

『錬電関係画像のことはさておき、同FLASHの、画面はもちろんのこと、光とか風とか空気感の綺麗さ!!』

も、ストレートにご堪能いただきたくも、私、あわせ強くおすすめするものでもございます!



 と。

 そういえば狩野さん、



明日が新単行本の発売予定日


の筈でございますので!


 明日には、バナーの方も「発売中!」に切り替えまして、あわせ

『単行本に、お祝い原稿をお寄せくださいました、豪華スペシャルゲスト様』

のお名前なども、本日誌にて、どどん! とご紹介させていただきたく存じます!

 同ゲスト様、“超人強度でいえば1000万パワー”を誇るであろう、非常に素敵でパワフルな方でございますので!

「その方が、果してどなたであるのか!?」

についても、ご期待たまわれますと、とても嬉しく存じます!!


 と。

 嬉しいお知らせは以上までとさせていただきまして、
以下、平常の――つまりは

『錬電術師最終章』

の、製作進捗のご報告をさせていただきたく存じます!


  
---------------------------------------------

【リライト・基礎スクリプト・シナリオ】

→ リライト・基礎スクリプトについては
  「今書けている部分までのひととおりをザラっと」
  なんとか完了いたしました。
  
  また、新規シナリオも、わずかながら執筆することが出来ました。

  本日は、先日までにリライト、基礎スクリプト終わった部分を、
吉里吉里上で確認し、もう一度のリライト・調整を経て、同エピソードまでをひとまず落ち着け。
  また、新規シナリオについても、鋭意書き進んでいきたく存じております!



【製作進行】

→ ばたついてしまって、「出来ればとりかった各種ご確認・ご連絡」を、
  とりおえることができませんでした(すみません

  本日中には、いずれにいたしましてメールにて、各種ご報告・ご連絡等させていただきたく存じておりますので、どうぞもうしばらくのご猶予たまわれますと幸いです。



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――先日の製作進捗につきましては、以上のようになりました。

 悪くない感じで進んでいるかと存じますので、引き続きましてペースをあげて頑張りたいと存じます!


 で、

シド・フィールドの「シナリオ入門」の私的レジュメ : 【10:プロットポイントT -Act1の終わりで、次の展開への期待を抱かせる- 】の続き

に関しましては

 先日に積み残しました「課題」の方を行ってみまして
→ACT1の内容を、更新いたしました。

http://hexaquarker.com/act1_1st_6.txt


先日の「やってみて気付いた点」

に添い、

【「最初のロケ現場」→「ジョンの家」→「次のロケ現場」

のディテールをアップする】

ことを行い、また


【「TV局・夕方」のシーンを追加し、ジョンの立ち位置と、“非常に消極的な能動性をしかしめせないこと”とを明示】


するよう、心がけてみました。


 結果としては

「お話、グっと良くなった(ドラマ的な深みを増した)」

のではないかと、私としては感じます。


 “調査不足で、おかしな点が無数にあるであろう練習作”なことには、いっかな変化がございませんのですが――

しかし、それはそれとし割り切って!

ひきつづきまして、このお話を、

『練習作としての完成』

にまでもっていけますよう! 学習・努力を重ねていきたく存じます!


 と、いうことで明日は、何事もなければ

『11:ACT2で支離滅裂にならないために -ミッドポイントの発見-』

の、学習&私的レジュメ化、進めていきたく存じます!



 と、本日の日誌は(予想外に時間をかけてしまいました。更新遅延、すみません)以上までにて結ばせていただきたく存じます!


 嬉しい出来事もあり、また、学習成果の積み重なりも日々実感できておりますので!

この手応えの全てを、『錬電術師』に活かしていくことができますよう、
本日も精一杯に手と心と頭とを動かして、制作の方、重ねていきたく存じます!!

 
posted by 進行豹 at 08:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

2010年04月08日

シド・フィールドの「シナリオ入門」の私的レジュメ : 【10:プロットポイントT -Act1の終わりで、次の展開への期待を抱かせる- 】

 おはようございます!

 今日はちょっと寝坊したので、テキパキまいります!


 まず、先日の

 『錬電術師最終章』関連の進捗報告をさせていただきます!


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【リライト・基礎スクリプト】

 まだ終わり切ってません(すみません)。
 が、本日には間違いなく終了し→新規シナリオの執筆に取り掛かれます!

 

【製作進行】

 特には。


【その他】

 製作には直接かかわらないものの、間接的には非常にかかわる何事かにおいて、嬉しいご連絡を頂戴しました(ありがとうございます!)

 各方面の確認等すみしだい、できるだけ速やか(多分、本日中)にはご返信さしあげたく存じておりますので、どうぞもう少々お待ちいただけますと幸いです。


---------------------------------------------


 ――という感じです。


 リライトに時間をかけている = 質と 「面白さ」とを、その分向上させている、

とご理解いただいて、私的には全く問題無いかと、現時点では考えておりますのですが――

 しかし、『時間をかけること、そのものが問題』であるようにも、同時にやはり思えますので。

 “技術研鑽”により、必要な質と運動量とを得るために要求される時間を短縮できますように、

執筆努力と並行しまして、学習努力の方も、着々と積み重ねてまいりたくも存じます!



 で、その「学習努力」の具体的一例でございます、

シド・フィールド「シナリオ入門」の私的レジュメ作成の方、本日からは

【10:プロットポイントT -Act1の終わりで、次の展開への期待を抱かせる- 】

へと突入いたします。



 以下、私なりにまとめました、同講義の内容をコピペします。




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【10:プロットポイントT -Act1の終わりで、次の展開への期待を抱かせる- 】



+ 最初の10ページで、

   ■ 誰が主人公で   (ストーリーを進展させるのは誰か)
   ■ 前提は何で    (何について物語られるストーリーなのか)
   ■ 状況はどうなのか (いつの時代の、どんな背景世界において、そのストーリーが展開させるのか)

  を提示することに成功したなら、次の10ページでは

   ■ 主人公に行動させることにより、主人公を掘り下げていく

  べく執筆を行う。

   例えば  
   <主人公が探偵で> 
   <ミステリアスな浮気調査に係わる物語で>
   <現在のシカゴの上流階級に、タフガイの探偵が切りこんでいく>
   ――ということが、最初の10ページで提示されたのであれば、 

  [より具体的には、シカゴの下町の探偵が、上流階級の婦人に、旦那の浮気調査(一風変わったもの)を依頼されたのであれば]


   次の10ページでは 「探偵が調査に着手し、行動し、会話し (そのことによって、探偵の人物像をしらしめ)なければならない」



+ ストーリーは、常に “主人公に焦点が当てられ、解決に向かって前進する” ものである。
 (そう出来ないなら、“誰が主人公で”が間違っている)

  次の10ページで 「主人公が行動に移り、自らを(受け手に)知らしめる」ことが出来ないのであれば、
  その物語は最早迷走してしまっている。
  多分、最初の10ページで、しっかりとした土台を作りそこなっている。


+ その場合は、前に戻ってやり直せばよい


+ 第3の10ページにおいては 「主人公に、行動の方向性が劇的に転換させられる出来ごと」を体験させる。
 これを“第一幕終末部のプロットポイント”と呼ぶ。

(レジュメ作成者注: 私の常用語では「第一ターニングポイント」なので、以下はそのように記します。)
           

+ 上記、「シカゴの探偵の話」であれば、 “依頼者なり、依頼者の夫なりが殺される” というのが、
 第一ターニングポイントの典型例。
  主人公=探偵が 「殺人事件の容疑者にされる」 にせよ 「事件解決に最も近い男」 になるにせよ、
 浮気調査の解決→殺人事件の解決、と主人公の行動の方向性は劇的に転換させられる。


+ 言い換えれば、こうなる

 『第一ターニングポイントを経ることにより、
  受け手は“物語の主人公が真に抱えている問題”が何であるのかを理解する』
  

  
+ まとめ。第一幕で書くべきは以下

 <最初の10ページ> 主人公が誰で、何の話で、状況はどうなのか
 <次の10ページ>  主人公はどう会話し、どのような行動をし、どう選択するのか
 <次の10ページ内> 主人公の行動の方向性を劇的に変える何か  (第一ターニングポイント)

---------------------------------------------

【演習問題】

 『主人公に行動させ、その人物像を見せるための <次の10ページ>』

 と

 『主人公の行動の方向性を劇的にかえるための (第一プロットポイントである) <第三の10ページ>』


 とを書きなさい。


 書く為の準備とし、各10ページそれぞれで
 「カードを並べての、イベント内容構成」を行いなさい。



---------------------------------------------


 で。

 まとめてみて思ったのですが、
 私、前回の課題で、

「今回書くべきことに、踏み込んでいる」
(そして、本来かくべきことが足りてない)

ことが判明いたしました。


 前回までに私の書いたもの

http://hexaquarker.com/act1_1st_5.txt


だと、

■ 主人公が誰で (ジョン)

■ 何の話で (仕事でも家庭でも上手くいかないジョンの話)

■ どういう状況で (現代の、アメリカのTV局まわり)


――というのは、

「最初のロケ現場」→「ジョンの家」→「次のロケ現場」

くらいで提示できるので、この三シーンを<最初の10ページ>にあて。


■ ジョンが、(消極的に、というか逃避ではあるが)行動をする

「深夜のバー」

まわりは、もっとボリュームを増やす、もしくはもう1、2エピソードを加え、

<第二の10ページとして機能させる>

こととし、


その後に、

■ 第一ターニングポイントを描く (デイブに事故を起こさせる)。



・・・と、(120分映画のシナリオを書くのであれば)改変を加えるべきかと存じます。


 しかし、今回私

「取材も資料調査も一切していないので、
 120分映画に耐えられるエピソードボリュームを詰め込めるわけがございません」



「そこまで(そうするにたるだけの調査・取材)をやる必要も意欲も無い」

(錬電術師本編の方で、実践は行えばよいと考える)

ので。


『手持ちの材料で、補正できる点は補正するけれど、
 120分という枠は無視して、ひとまずは
 【時間不定の、短編〜中編用のシナリオ】 という前提で』

練習・課題の方、今後重ねていきたく存じます。


 のでので、明日は、その前提の上、

「今までに書いたアクト1を修正し、第一ターニングポイントまでを整理する」

という方向で、課題にチャレンジしていきたく存じます!



 ということで、制作・学習 ともに怠ることの無いよう、
本日も引き続きまして、手と心と頭とを、精一杯に動かして、
積み重ねたきを積み重ねていくべく、頑張ります!!
posted by 進行豹 at 08:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

2010年04月07日

TOP絵変更 & シド・フィールドの「シナリオ入門」の私的レジュメ 【9:最初の10ページで全てが決まる -誰が主人公で、何の話なのか-】の続きの続きの続きの続き

 おはようございます!

 まずは、

 http://hexaquarker.com/に関しましてのご報告なのですが、

TOP絵を

top_kaya.jpg

に変更いたしましたこと、ご報告申し上げます。


 意図といたしましては、「白背景で見ていただくこと前提」の画像となっておりますので――

お差支えなければ

http://hexaquarker.com/

の方でご確認いただけますと幸いです!

(もし、TOP画像が前のままのりんねちゃん版の場合は、「更新」で変更されるかと存じます)


 で、そんなをしつつの先日の製作進捗なのですが――


---------------------------------------------

【リライト・基礎スクリプト】

 リライト分量が結構あって、一日では終わり切りませんでした。
 頑張って、今日でなんとか区切りつけたく存じます!



【製作進行・その他】

 直接的な出来事は、特になにごともございませんでした。


---------------------------------------------

――というものとなりましたこと、ご報告申し上げます。


 順調に良いペースで進捗重ねておりますので、引き続きましてこの調子で、ともかくシナリオ頑張りたいです!


 と、

シド・フィールド「シナリオ入門」の私的レジュメ作成、

【9:最初の10ページで全てが決まる -誰が主人公で、何の話なのか-】

の課題。

「最初の10ページを書いてみよう」につきましては、本日でひとまず一区切り分は書けたかと存じます。


http://hexaquarker.com/act1_1st_5.txt


 今回書いたシーンで意識したことは


+ 「言葉でしゃべらないで、映像で見せる」 

ということです。


 実際、説明不足かな? と思う部分もあるのですが、
まぁ、それは伝わらなくてもよい部分かとも思うので、
たたき台としてはこの辺でOKなのではないかなぁ、と自分としては思っております。


 で、今回の課題は

『何も気にせず、act1の最初の10Pをザラっと書いてみよう』

ということなので、私も、何も気にせず、明日以降は次のレッスン

【10:プロットポイントT -1幕の終わりで、次の展開への期待感を抱かせる-】 

のレジュメ化&課題に取り掛かっていきたく存じます!


 基本、この「シド・フィールドのシナリオ入門」は、
私にとっての作劇の教科書である、

『ハリウッド・リライティングバイブル』と、

「同一の内容を、別視点と別ツールとで解説している」

という感じの一冊ですので、

私的には、非常に学習楽しく&身になっているように感じております!


その楽しさと成果とを、『錬電術師』の物語中にも目いっぱいに組み込んでいけますように!

本日も、精一杯に手と頭と心とを動かして、リライト&基礎スクリプト中心に、良い進捗を重ねていくべく、頑張ります!!
posted by 進行豹 at 08:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

2010年04月06日

「パラダイム図」は使えますね! & シド・フィールドの「シナリオ入門」の私的レジュメ 【9:最初の10ページで全てが決まる -誰が主人公で、何の話なのか-】の続きの続きの続き

 おはようございます!

 昨日、私、「風邪が治った!」と判断し、薬を飲まずに寝たら、夜半に咳がひどく出て、その時点で薬を飲み―― 結果、寝過ごしました(すみません)

 ですが、夜半になるまでは体調も良く、シナリオの方もかなり書き進めましたので、まずはそちら、
『先日の、錬電術師最終章の製作進捗』
につきましてより、本日の御報告を始めさせていただきたく存じます!



---------------------------------------------

【シナリオ】

 書いていた1ブロック分のシナリオを描き終える。
 本日同部分の、リライト&基礎スクリプトを一気に完了し、
 翌日より新規『クラマックスシーン・前半部』の執筆に突入いたしたく。


【製作進行】

 ご連絡を頂戴いたしましたので(ありがとうございます!) ご返信と、ともなって必要な関係事項とを、怠りなく。


【その他】

 (物理的な)資料整理を行い、ともない、「現行ルート、以降部分のプロット見直し」を。


---------------------------------------------

・・・という感じです。

 で、ご報告最終項目における、「プロット見直し」の際。

 私、気が向いて

 『シド・フィールドのパラダイム表』

http://hexaquarker.com/scenario_paradigm.pdf

(使い方例はこちら)
http://hexaquarker.com/scenario_paradigm_renshuu4shou.pdf


を適用しまして、現行ルートを整理してみたのですが――


「これは、非常に使える!!!!!」

ということ、結果、強く 確信いたしました。


 こちら、テキストベースとか、エクセル表でのプロット(もちろん、それらにも長所はあります。書き込めるデータ量とか)と違い

『図として、一目で大まかな要素とその配置の確認が出来る』

ので、

「抜け、落ち、不足や、ボリュームのバランスの良しあし の確認」

が、本当に直観的に出来てしまうのです!!


 現行ルートのプロットは、さすがに(私なりに、ではありますが)時間をかけて準備し、練り込み、執筆しながらの微調整も繰り返してきたものでございますので――
同パラダイム表の適用も、「大きな瑕疵は無さそう」ということが確認でき、ホっとした、という程度の成果をしかあげられなかったのですが――

しかし、

『この表は、どのような手法でプロットを組んでらっしゃる方にとっても、補助ツールとして非常に有用』 であるかと、私強く思いました!

 ので、上記に謹んでの再紹介をさしあげ、また、強くご推奨申し上げたく思いました次第です。



 で、その

シド・フィールド「シナリオ入門」の私的レジュメ作成、

【9:最初の10ページで全てが決まる -誰が主人公で、何の話なのか-】

の課題。

「最初の10ページを書いてみよう」につきましては、本日も追加で1エピソード分だけ、続きを書きました。

http://hexaquarker.com/act1_1st_3.txt

本日追記したのは、

「ジョンの、もう一度の失敗」のエピソードで、

こちら、カード式でエピソード整理したときには

http://hexaquarker.com/rennshuu_card_narabekae.png


「絵的に派手になるミスを」

と考えておりました。

 が


+ そのような大ミスだと、(生活感のある話しなので)
 賠償とかその辺のリアルな部分が気になって来てしまう。

 (その辺を書けば、エピソードの方向性が変わって来るし、
  書かなければ、この話においては重要な
  “生活とか、日常とかのレベルのリアリティ”が損なわれる)


+ 「ここで派手なシーン!」というのは、
  いかにも “目線変えますよ!”というのが見え見えで、
  逆に冷めてしまうように感じた


という二つの理由から、


+ 「よりリアルで、ありそうな、かつ器物や金銭的や人的な損害の出無さそうな」

  かつ

  「昨夜の息子とのいざこざに絡め、エピソードの繋がりを強化する」

――失敗に、と変更してみました感じです。


 
 上記、私としては(ディテールは調査してないので、いろいろ間違ってるのだろうとは思いますが)

 「ちゃんと考え、機能するようにエピソードを組めた」

かと考えております。


 しかし、

 「ここでこういうエピソードを組んだことで、
 “話しが地味側に大きく振れた”」

 こともたいそう実感いたしておりますので・・・

その辺の (派手なエピソードを、必要な場面で、上手に組み込んで活かす) 技術というのも、それはそれで別途の課題・練習として、おいおい、会得していきたくも存じます!




 で、結構時間かかってしまった、「アクト1の執筆」も、明日には終われること確実かと存じますので――
明日にはそちらピシっと終えて、次なる部分の学習に、あさって以降突入してまいりたく考えております!


 と、先日の 「各種整備」におきまして、

“現行ルートをひとまず書きあげる、スケジュール的な目標”

の方も、かなりリアルな「やればできるライン」ものとし立てなおすことが出来ましたので――


もちろん そちらは最優先で、達成すべく 頑張っていきたくも存じております。


 まだまだまだまだ、『錬電術師最終章』の完成に向け、
やらなくてはならないことや、お力頂戴たまわりたきこと、
山のように積まれてはございますが――

 しかし、ともかく、“目の前にある一つ”を良い形で取り除いてまいれますよう! 
手と心と頭とを、精一杯に動かして、本日も、制作努力、重ねて参ります!!
posted by 進行豹 at 08:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

2010年04月05日

シド・フィールドの「シナリオ入門」の私的レジュメ 【9:最初の10ページで全てが決まる -誰が主人公で、何の話なのか-】の続きの続き

 おはようございます!

「そうしょくけい男子」

という言葉を最近チラホラ耳にいたしますので、私 

http://www.turnbacktogod.com/wp-content/uploads/2008/10/priest-comes-to-rescue.jpg

↑こういう方のことかと 解釈しておりましたのですが、アレ、

「草食系男子」なのですね。


ひとつ勉強させていただきました。


 で。
 その話は特にどこにも繋がりませんので、それはそれとし、先日の錬電術師最終章関連の製作進捗について御報告させていただきます。


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【シナリオ】

 引き続きまして、リライト無し、基礎スクリプト無しでシナリオを描き進んでおります。
 今日で、多分1ブロックシナリオ書き終わるので。
 この区切りでリライト&基礎スクリプトをまとめて振り返り、
そうしながら次ブロックのプロットを整備いたしたく計画しております。


【製作進行】
 
 製作を進行する、という意味合いにおいては、特にはご報告すべきようなことは何事も。


【その他】
 
 本日は、書籍の整理をしようと思います(いいかげんごちゃついてきたので)。
 あわせ、最終章を完成させるために不足している取材・調査について、洗い出してしまいたいと考えております。


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 ――先日の進捗 (と、本日の計画) は、以上のような感じです。

 
 着々と新着重なっておりますので、内容とペースとをより良化すべく、引き続きまして頑張りたいと存じます!


 で、並行して行っております、

シド・フィールド「シナリオ入門」の私的レジュメ作成、

【9:最初の10ページで全てが決まる -誰が主人公で、何の話なのか-】

の課題。

「最初の10ページを書いてみよう」につきましては、本日も1カット分だけですが、続きを書きました


http://hexaquarker.com/act1_1st_2.txt


書いてて思ったのは

「やはり、調査とか資料調べはとても重要」

(今回の追記分の、マイケルがジョンに反撥する台詞とかは、
 『映画の中で実際に使われた有名なセリフ』になると、
 すごく“っぽさ”をアップできるように思いました)

・・・ということでした。


 もちろん、この程度のことでしたら、いつでも、
“あとからつけたし”出来るのですが、
経験上

『後からつけたした要素は、失念しやすい要素でもあるので、
 齟齬や不整合の原因となりやすい』

ようにも思っておりますので――

例えば今回のような話なら、

+ 1〜2本の映画を「ジョンの特に好き(だった)映画とし」
  徹底的に見込んで、印象的な台詞を抜書きしておく

という準備をし、

+ その映画を、マイケルも(父が好きな映画とは知らず)大好き


というような設定を加えておくと、
親子要素の“見えない絆”的要素をを強化し、かつディテールアップできてよろしいのではないか、と考えたような次第です。


 ですので、レジュメ化を終了したとき、

「このメソッドはとても良さそう! これで一本やってみよう!!」

と感じましたときには、下準備をしっかりとしたうえで、このやり方をもう一度、より丁寧に行ってみたくも思っております!



 しかし、その 『次の一本のしっかりとした準備』にも、錬電術師をきっちりと完成させないことにはなかなかに取りかかれませんこと明白でございますので!

 そうするためにも、引き続きまして本日も、手と心と頭とを丁寧に素早く動かして、制作の方、重ねていきたく存じます!

 今日も一日、頑張ります!
 

posted by 進行豹 at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

2010年04月04日

シド・フィールドの「シナリオ入門」の私的レジュメ 【9:最初の10ページで全てが決まる -誰が主人公で、何の話なのか-】の続き

 おはようございます!

 まずは、先日の『錬電術師・最終章』他の製作進捗について御報告申し上げます!!


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【シナリオ】

 基礎スクリプト、リライトを放置して書き進む作戦に出ております。

 その甲斐あって、物語は無事『転』に突入することが出来ました。

 伏線の回収も(私基準では)「素晴らしく鮮やか」に出来そうな目途が立ち、非常に良い感じです。
 
 ただ、先はまだ結構長いです。



【製作進行】
 
 昨日はシナリオにかなり突っ込みましたので、ほとんど何も出来ておりません。本日中か、明日一杯にも、書きたいお返事と書くべきお返事、全てお出しいたしたく存じます。



【その他】

 
『ゴスデリ』
の印刷物 (マニュアル、箱、CDレーベル類、ポスター、チラシ)デザインに、先様よりのオールOKを頂戴し、お仕事満了させていただきましたので(ありがとうございます!)


不機嫌亭デザインズ


のお仕事募集の告知を各所で行わせていただきました。

何かご入用ございましたら、お気軽にお問い合わせ・お申し付けいただけますと幸いです!

(また、ゴスデリの印刷物のデザイン内容につきましては、その実物が市場に出回った段階で、あらためてのご紹介させていただきたく存じております!)

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と、いったような感じです。


 とにもかくにも、シナリオの方が「苦しいとこを一つ越えた」感じでございますので、私は だいぶん幸せです。

 この勢いで、続くシーン群もどんどんと書いていきたく存じます!!



 で、シド・フィールドの方は(少し間があいてしまったのですが)

【9:最初の10ページで全てが決まる -誰が主人公で、何の話なのか-】

の課題である、

「最初の10ページを書いてみよう」に着手いたしました。


 それに先立ち作り直した(妻の設定を少しかえ、上司を足した)キャラクターシートが

http://hexaquarker.com/scenario_renshuu_7th.txt

となりまして、

また、他の今までの準備物が

http://hexaquarker.com/scenario_paradigm_renshuu4shou.pdf

http://hexaquarker.com/scenario_renshuu4_arasuji.txt

http://hexaquarker.com/back_story.txt

となります。


 で、書き始めました

「最初の10ページのうちの、最初のシーン」



http://hexaquarker.com/act1_1st.txt


となります。


 アクト1くらいなら一気に書けるかと思ったのですが

「そこに時間をつぎ込み過ぎても本末転倒」

かと思いましたので、無理無くかけた最初のシーンのみで、とりあえず区切りとしました。

 
 書いてるときに意識したのは

「その場面が絵として成立するか」

ということと

「『誰が主人公か』を、このシーン最後の1カットで明確にする」

ということな感じです。

 特に、最後の1カット(デイビットが立ち去り、ジョンだけが残り、印象的な動作をする)が無いと、デイビットが主人公のようにも見えてしまうかと思いましたので、こういう細かいの、大事ではないかなぁ、と自分としては思っております。



 で、明日はこの続きをさらに書いて、早ければ明日。
 遅くともしあさってまでには、「最初の10ページ」を掻き終わりたく思っております。


 また、そちらで指鳴らしし、学習しました成果はもちろん

『錬電術師本編』中で、思いっきりに活かしていきたく存じますので!

 最終章のシナリオ執筆の方も引き続き、手と心と頭とを目いっぱいに動かして! 頑張っていきたく存じております!!

 

 
 
posted by 進行豹 at 07:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

2010年04月03日

ちょっとお出かけのご用事が入りましたので

おはようございます!

今からちょっとお出かけしてまいりますので、
本日の日誌は手短に、先日の製作進捗までとさせていただきます。

シド・フィールドの続きは明日間違いなくやりますので、
もうしばらくお待ちください(すみません


で、先日の『錬電術師 最終章』 の進捗は



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【シナリオ・リライト】

 →結構進んだが「一気に、今のエピソードを」とまではいかなかった。
 というか、どうしても「書きながらの細かい部分の成型」をしてしまうのだが、これをやめ、
『一気に書いて、あとでまとめて・精緻ににリライト』とするよう執筆のクセを変えたい。



【製作進行】

 →ご連絡いたしたきご連絡を。


【その他】

 →製作とは直に関係ないのだけれど、嬉しいご連絡を頂戴。
  「文章として、直接に表現していること」の、『外側』についてのご意見を伺え、とても勉強に。  
  

---------------------------------------------


――という感じです!


 基本的には(体調もかなり戻りましたし)良い流れで製作重ねられているように感じておりますので! この流れを加速・増量し、とにもかくにもシナリオの方、ガンガンと書き進めていきたく存じます!


 と、ひとまずは上記ご報告までの日誌となりますが失礼いたします。

 本日も、運転含め、丁寧にミス無く手と心と頭とを動かして、良い製作を重ねていくべく、頑張ります!!
posted by 進行豹 at 07:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

2010年04月02日

魔術講座を更新しました! & シド・フィールドの「シナリオ入門」の私的レジュメ 【9:最初の10ページで全てが決まる -誰が主人公で、何の話なのか-】←役に立ちます!

 おはようございます!

 というわけで、まずは昨日の囲炉裏処開店 (たくさんの方にお立ち寄りいただけましたこと、本当に嬉しく思っております、ありがとうございます!)のあおりで遅らせてしまいました、

『魔術講座』の更新として、

<式術>についての講義を追加いたしましたこと、ご報告申し上げます。


 ご興味あってお時間ある方がいらっしゃいましたら、是非のご一読たまわれますと、非常に嬉しく存じます!



 で。

 狩野さん から先日、

「エイプリールフールページはかなり良い。
 ボタンが大きくて押しやすいし、何がどこにあるかすぐわかる」

という思いもかけぬお褒めの言葉を頂戴できましたことと、

今日自分で、

「ああ、魔術講座のページには行きづらいなぁ」


と思いましたこととをあわせ考えまして。


『最終章リリース前か、最終章リリース直後か、いずれかの時点で、
http://hexaquarker.com/
を作り直した方が良いかもしれない』

と、私 考えるようになりました。

 今は、自分でもよくわかってないJAVAとかをソフトの機能を使って、実装しておりますなのですが。


「もっと単純なhtmlで」

「とりあえず『どこを押したら何が見えるか』を一目瞭然に」

「階層が深くなっても、解りやすく、戻り易く、飛びやすい構成で」 

―― というような方向性の方が、私としても趣味にあい、またプレイヤーさんの利便性をも高めることとなるのではないか・・・

と、思い始めておりますのです。



 ただ、そのようなサイトを作成するとなると

『設計段階で、構造をしっかり考える』

『拡張できるよう最初から計画しておく』

などなどのことが必要となり、

これは、しっかり準備しなくては――ということも明白ですので。


「長期的な(半年単位の)目標として」


『より解り易く、簡単で、整備性にすぐれ、(私基準で)格好いい』

サイトとして、

http://hexaquarker.com/

を再構築すること、計画・着手していきたく存じます!


 で、そのようなことをぼんやり思いつつの先日の製作進捗は――


---------------------------------------------

【シナリオ】

 新規執筆部分を執筆。
 「ひさしぶりにしっかり書いた!」というような感触。

 引き続き、調子をあげていきたく。


【製作進行】

 嬉しい/安心できるご連絡を頂戴し、また即時にご返信できる部分については即時にご返信を。

 ご返信お待ちいただいておりますメールについても、本日中にご返信申し上げたく存じております。


【その他】

 喉の調子が全快し、声は完全にふつうにでるようになりました。
 が、まだちょっと「横になると咳がでる」ような軽度の風邪症状を残してしまっておりますので、そちらの方からも、24時間内に回復いたしたく思っております。



---------------------------------------------


 というような感じです!

 年度も変りましたことですし、また直近のもろもろにも一区切り付いた感じでございますので!

本日よりはあらためましての本腰入れまして!

まずは“執筆!”加速させていくべく、頑張りたいと思っております!!


 で、その<執筆>に直接関連するアレコレに突入してまいりました、




「“シド・フィールドのシナリオ入門”の私的レジュメ作成」。
本日の講義内容、

【9:最初の10ページで全てが決まる -誰が主人公で、何の話なのか- 】

は、私

「うわ! 物凄い役に立つ!!」

と声に出して驚かんばかりに――
私的レジュメ作成しながら、心揺り動かされてしまいました。


 ので、ともかくそちら、以下にご紹介いたしたく存じます!


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【9:最初の10ページで全てが決まる -誰が主人公で、何の話なのか- 】



+ 『最初の10ページで、そこから先を読んでもらえるか否かが決まる』
  →故に、最初の10ページで 以下の三要素全てを提示しなければならない

   ■ 誰が主人公で   (ストーリーを進展させるのは誰か)
   ■ 前提は何で    (何について物語られるストーリーなのか)
   ■ 状況はどうなのか (いつの時代の、どんな背景世界において、そのストーリーが展開させるのか)

 
+ 読み手が最初に注目するのは 「執筆のスタイル」(≒文体) であるが、
  それは“読み手の好みに合わせることが非常に困難”な部分でもある。
  しかし、上記3要素が全てきちんと提示されているシナリオであるのならば、
 文体の合う/合わないを超えても、その先を読み進んでもらえる可能性は高くなる。


+ 故に、「書き方」よりも「書かれる内容」の方がはるかに重要。
 「書き方」に捉われ時間を費やす暇があるのなら、『書く内容』をとにかく書いてしまい、推敲すべき。
 (「書き方」面は、リライト時にいくらでも整形しなおせる)」


+ 『批判は、シナリオの一部である』。
  だからこそ、『批判に、執筆を邪魔させてはいけない』
 
  →シナリオに限らず、創作活動の全ては“批判”を、内在させている。
   (作り手自身が、自らの作品を批判せずにはいられない)
   
   しかし、“批判”が真に有意なものとなるためには、
   “作品が、或る程度にでも(例えば、10ページ分なり)まとまっている”ことが必要となってくる。
 
   (作りかけ品は、作りかけ品に過ぎず、あらゆる評価の対象にそもそも成りえない)

   よって、『批判に耳を傾けるのは、すくなくとも安定したひと固まりを形作って以降にする』ことと割り切り、
   “作りかけ段階での批判には、耳を貸さない”よう心がけることが重要である。

   特に初心者は、それが出来ないと最初の一歩を永遠に踏み出せなくなる。

   『初稿は、不細工で当然』。

   『出来た初稿が、リライトする価値も無いものならば捨てれば良い。
    リライトに耐えるのであれば、リライトして出来を良くしていけば良い』
   
 
---------------------------------------------

【演習問題】

 『主人公』『前提』『状況』に絞って、シナリオの最初の10ページを書きなさい。
  ただ座って、書きなさい。
  結果がいいか悪いかは問題では無い。
  
---------------------------------------------


・・・いかがでございましょうか?

 私は、再読してなお 「すごく役に立つ!」と、ひしひしと思っております。


■ 誰が主人公で

■ 何についての話で

■ どういう状況なのか


を、「最初の10ページで伝える」という教え。


これは「作品紹介」的なコンテンツ内にある、

『ゲーム内容の説明文』などについても、完全に適用できる教えであるとも思っております。


 例えば、うちの

『錬電術師第一章』 の場合は

・・・見直してみましたら、


「何の話か」の要素を欠く 『説明文』となっておりましたので、
速攻修正をいたしました!


---------------------------------------------


<修正前>

イングランドにはサウスゲート
新大陸にはデーモン
そして、極東には紺来


【錠系】と呼ばれる強力な魔術師の家系の一員でありながら
しかしその体内に魔力を導き出す通路、
 “門” を持たずに生まれてきてしまった少年 紺来貴一


魔術師になりたくてなりたくて、あがきつづけて来た日々に疲れ……
いつしか魔術師への道を諦めてしまった少年の前に、
突如 静かに ―― 一本の手が差し伸べられる


その手の主は、 “始めの魔女” アラディア

アラディアは少年に問う

ひとつだけの問い
一度きりの問い
少年のさだめを動かす、短い言葉を――


錬電術師に ―― 君は、なりたい?


---------------------------------------------

<修正後>

イングランドにはサウスゲート
新大陸にはデーモン
そして、極東には紺来


【錠系】と呼ばれる強力な魔術師の家系の一員でありながら
しかしその体内に魔力を導き出す通路、
 “門” を持たずに生まれてきてしまった少年――

魔術師になりたくて ただなりたくて、
望み、憧れ、あがきつづけることに
いつしか魔術師への道を諦めてしまった少年――

――紺来貴一。


平凡だったが平穏な 彼の日常に、
妹、まな への 『死の予見』 が降りかかる。

予見回避の道を求める貴一の前に、
差し伸べられるのは褐色の腕。

その手の主、“始めの魔女” アラディアは、少年 紺来貴一に問う。

ひとつだけの問い
一度きりの問い
少年のさだめを動かす、短い言葉を――



錬電術師に ―― 君は、なりたい?

---------------------------------------------


・・・
「主人公=紺来貴一が」

「魔術が実在する世界観=状況の中で」

という要素は、修正前版でも説明されておりました。


 のですが、

「何をする話しか」が、説明されておりませんでしたので、

修正後版には


>平凡だったが平穏な 彼の日常に、
>妹、まな への 『死の予見』 が降りかかる。

>予見回避の道を求める貴一の前に、 


・・・という

「何をする = 貴一が、『まなの死の予見』の回避手段を求める」

最初の10ページでなんとしても説明すべき要素の一つ、

を、書き加えました感じです。



 私としては

「錬電術師第一章が、どんなメインストーリーを追うゲームであるのか」

が、同修正により、グっとわかりやすくなったかと存じます。


 もう、すでに書き、リリースしてしまってありますものの内容は、変更のしようも無いのですけれど。


 これから書く全ての物語と、その「内容説明」において、私は、

■ 主人公が誰で
■ 何についてのお話で
■ どういう状況なのか


の三点につき、出来るだけ速やかにスムーズに書きしるすこと!
厳守・徹底! していきたく!! 心の底から思っております次第です!


 で、本日の分の「課題」については、明日かあさってにガっと書いちゃおうと思いますので、そのようによろしくお取り扱いいただけましたら幸いです。



 と、本日の日誌は以上までとなります。


 「最初の10ページで書くこと」以外の、

 “ある程度まとまるまでは(自分の内側のものであっても)
 「批判に執筆の邪魔をさせてはいけない」”

という教えについても、私には非常に有用なものであるかと存じますので!

 本日はその教えに忠実に、

『ひとまずはリライトせずに、今手がけているエピソードを区切りまで一気に』

書いてしまうこと、目標といたしたく存じます!!


 

 
posted by 進行豹 at 08:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

2010年04月01日

エイプリールフールネタ以外でウソをついてしまいました(謝罪

 進行豹です、こんばんわ。

 0時更新のため起きておりましたので、ついでに日誌もつけてしまってから眠ろうと思います。


 で、まずはお詫びとなりますが――

『三月中に、魔術講座を更新します』

――と申しておりましたこと、結果としてウソになってしまいました。

 非常に申し訳ございません。


 完全に言い訳になるのですが、

1:本日、日誌を書き終ったら魔術講座をやっちゃおう!
  と思っていた

2:プライベートの方面で、急ぎでやらねばなお仕事が発生した

3:それに区切りついたら、狩野さんとの緊急のお打ち合わせ事項が発生した

4:帰宅したら15:00で、日誌のアンケートを見たら
 『エイプリールフールGO!』と結果が出ていた
 (ご投票、ありがとうございます!)

5:エイプリールフールネタ作りに着手した

6:19:00にご飯を食べ、19:30-45に
  『ゲゲゲの女房』の再放送を見て、エイプリールフールネタ作成を再開した

7:23:15、一通りの素材作成と実装が完了。
 「あ!」 と魔術講座のことを思い出す。

8:一応、書くだけは書き始めるが、すぐに30分経過してしまう。

9:魔術講座の同日中の更新は断念し、エイプリールフールネタのアップロードとWEB上でのチェックを開始

10:04/01 00:00に index.htmlをアップし、エイプリールフールネタ稼働


11:今ココ


――という流れで、私先日一日を過ごしまして。

『魔術講座のことは、忘れてはいなかったが、思い出すのが遅かった』

感じでございましたのです。


 ただ、もうあとは書いてアップするだけの状態なのも間違いないことでございますので、

『エイプリールフール開け、4/2』には、間違いなく同講座、アップさせていただきますこと(エイプリールフールとは関係なく)お約束させていただきます!



 で。

 上記ご報告いたしましたとおり、
 
 エイプリールフールネタの方は

http://hexaquarker.com/

の通りに、ひととおり、取りそろえることが出来ました。

(↑が平常通りにしか表示されない場合は、ページを『更新(再読込)』してみてください)


 私としては、時間の範囲のベストは尽くしたので、後悔はございません。


 見て下さった方々に、「かわええ」と思っていただけ部分や、ほんの少しでも笑っていただける部分がございますこと、もはや祈るばかりの心境でございます。



 で。

 そんな感じで、今日(日付的には昨日)は遊んでしまいましたので、寝て起きましたら、今日の分も撮り返すべく、制作、及び執筆の方、いつも以上に気合を入れて、頑張りたいと思います!


 ということで、今はひとまず眠ります。
 

 みなさま、おやすみなさまし―― です!
posted by 進行豹 at 00:19| Comment(2) | TrackBack(0) | 製作日誌