おはようございます!
というわけで、まずは昨日の囲炉裏処開店 (たくさんの方にお立ち寄りいただけましたこと、本当に嬉しく思っております、ありがとうございます!)のあおりで遅らせてしまいました、
『魔術講座』の更新として、
<式術>についての講義を追加いたしましたこと、ご報告申し上げます。
ご興味あってお時間ある方がいらっしゃいましたら、是非のご一読たまわれますと、非常に嬉しく存じます!
で。
狩野さん から先日、
「エイプリールフールページはかなり良い。
ボタンが大きくて押しやすいし、何がどこにあるかすぐわかる」
という思いもかけぬお褒めの言葉を頂戴できましたことと、
今日自分で、
「ああ、魔術講座のページには行きづらいなぁ」
と思いましたこととをあわせ考えまして。
『最終章リリース前か、最終章リリース直後か、いずれかの時点で、
http://hexaquarker.com/
を作り直した方が良いかもしれない』
と、私 考えるようになりました。
今は、自分でもよくわかってないJAVAとかをソフトの機能を使って、実装しておりますなのですが。
「もっと単純なhtmlで」
「とりあえず『どこを押したら何が見えるか』を一目瞭然に」
「階層が深くなっても、解りやすく、戻り易く、飛びやすい構成で」
―― というような方向性の方が、私としても趣味にあい、またプレイヤーさんの利便性をも高めることとなるのではないか・・・
と、思い始めておりますのです。
ただ、そのようなサイトを作成するとなると
『設計段階で、構造をしっかり考える』
『拡張できるよう最初から計画しておく』
などなどのことが必要となり、
これは、しっかり準備しなくては――ということも明白ですので。
「長期的な(半年単位の)目標として」
『より解り易く、簡単で、整備性にすぐれ、(私基準で)格好いい』
サイトとして、
http://hexaquarker.com/
を再構築すること、計画・着手していきたく存じます!
で、そのようなことをぼんやり思いつつの先日の製作進捗は――
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【シナリオ】
新規執筆部分を執筆。
「ひさしぶりにしっかり書いた!」というような感触。
引き続き、調子をあげていきたく。
【製作進行】
嬉しい/安心できるご連絡を頂戴し、また即時にご返信できる部分については即時にご返信を。
ご返信お待ちいただいておりますメールについても、本日中にご返信申し上げたく存じております。
【その他】
喉の調子が全快し、声は完全にふつうにでるようになりました。
が、まだちょっと「横になると咳がでる」ような軽度の風邪症状を残してしまっておりますので、そちらの方からも、24時間内に回復いたしたく思っております。
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というような感じです!
年度も変りましたことですし、また直近のもろもろにも一区切り付いた感じでございますので!
本日よりはあらためましての本腰入れまして!
まずは“執筆!”加速させていくべく、頑張りたいと思っております!!
で、その<執筆>に直接関連するアレコレに突入してまいりました、
「“シド・フィールドのシナリオ入門”の私的レジュメ作成」。
本日の講義内容、
【9:最初の10ページで全てが決まる -誰が主人公で、何の話なのか- 】
は、私
「うわ! 物凄い役に立つ!!」
と声に出して驚かんばかりに――
私的レジュメ作成しながら、心揺り動かされてしまいました。
ので、ともかくそちら、以下にご紹介いたしたく存じます!
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【9:最初の10ページで全てが決まる -誰が主人公で、何の話なのか- 】
+ 『最初の10ページで、そこから先を読んでもらえるか否かが決まる』
→故に、最初の10ページで 以下の三要素全てを提示しなければならない
■ 誰が主人公で (ストーリーを進展させるのは誰か)
■ 前提は何で (何について物語られるストーリーなのか)
■ 状況はどうなのか (いつの時代の、どんな背景世界において、そのストーリーが展開させるのか)
+ 読み手が最初に注目するのは 「執筆のスタイル」(≒文体) であるが、
それは“読み手の好みに合わせることが非常に困難”な部分でもある。
しかし、上記3要素が全てきちんと提示されているシナリオであるのならば、
文体の合う/合わないを超えても、その先を読み進んでもらえる可能性は高くなる。
+ 故に、「書き方」よりも「書かれる内容」の方がはるかに重要。
「書き方」に捉われ時間を費やす暇があるのなら、『書く内容』をとにかく書いてしまい、推敲すべき。
(「書き方」面は、リライト時にいくらでも整形しなおせる)」
+ 『批判は、シナリオの一部である』。
だからこそ、『批判に、執筆を邪魔させてはいけない』
→シナリオに限らず、創作活動の全ては“批判”を、内在させている。
(作り手自身が、自らの作品を批判せずにはいられない)
しかし、“批判”が真に有意なものとなるためには、
“作品が、或る程度にでも(例えば、10ページ分なり)まとまっている”ことが必要となってくる。
(作りかけ品は、作りかけ品に過ぎず、あらゆる評価の対象にそもそも成りえない)
よって、『批判に耳を傾けるのは、すくなくとも安定したひと固まりを形作って以降にする』ことと割り切り、
“作りかけ段階での批判には、耳を貸さない”よう心がけることが重要である。
特に初心者は、それが出来ないと最初の一歩を永遠に踏み出せなくなる。
『初稿は、不細工で当然』。
『出来た初稿が、リライトする価値も無いものならば捨てれば良い。
リライトに耐えるのであれば、リライトして出来を良くしていけば良い』
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【演習問題】
『主人公』『前提』『状況』に絞って、シナリオの最初の10ページを書きなさい。
ただ座って、書きなさい。
結果がいいか悪いかは問題では無い。
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・・・いかがでございましょうか?
私は、再読してなお 「すごく役に立つ!」と、ひしひしと思っております。
■ 誰が主人公で
■ 何についての話で
■ どういう状況なのか
を、「最初の10ページで伝える」という教え。
これは「作品紹介」的なコンテンツ内にある、
『ゲーム内容の説明文』などについても、完全に適用できる教えであるとも思っております。
例えば、うちの
『錬電術師第一章』 の場合は
・・・見直してみましたら、
「何の話か」の要素を欠く 『説明文』となっておりましたので、
速攻修正をいたしました!
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<修正前>
イングランドにはサウスゲート
新大陸にはデーモン
そして、極東には紺来
【錠系】と呼ばれる強力な魔術師の家系の一員でありながら
しかしその体内に魔力を導き出す通路、
“門” を持たずに生まれてきてしまった少年 紺来貴一
魔術師になりたくてなりたくて、あがきつづけて来た日々に疲れ……
いつしか魔術師への道を諦めてしまった少年の前に、
突如 静かに ―― 一本の手が差し伸べられる
その手の主は、 “始めの魔女” アラディア
アラディアは少年に問う
ひとつだけの問い
一度きりの問い
少年のさだめを動かす、短い言葉を――
錬電術師に ―― 君は、なりたい?
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<修正後>
イングランドにはサウスゲート
新大陸にはデーモン
そして、極東には紺来
【錠系】と呼ばれる強力な魔術師の家系の一員でありながら
しかしその体内に魔力を導き出す通路、
“門” を持たずに生まれてきてしまった少年――
魔術師になりたくて ただなりたくて、
望み、憧れ、あがきつづけることに
いつしか魔術師への道を諦めてしまった少年――
――紺来貴一。
平凡だったが平穏な 彼の日常に、
妹、まな への 『死の予見』 が降りかかる。
予見回避の道を求める貴一の前に、
差し伸べられるのは褐色の腕。
その手の主、“始めの魔女” アラディアは、少年 紺来貴一に問う。
ひとつだけの問い
一度きりの問い
少年のさだめを動かす、短い言葉を――
錬電術師に ―― 君は、なりたい?
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・・・
「主人公=紺来貴一が」
「魔術が実在する世界観=状況の中で」
という要素は、修正前版でも説明されておりました。
のですが、
「何をする話しか」が、説明されておりませんでしたので、
修正後版には
>平凡だったが平穏な 彼の日常に、
>妹、まな への 『死の予見』 が降りかかる。
>予見回避の道を求める貴一の前に、
・・・という
「何をする = 貴一が、『まなの死の予見』の回避手段を求める」
最初の10ページでなんとしても説明すべき要素の一つ、
を、書き加えました感じです。
私としては
「錬電術師第一章が、どんなメインストーリーを追うゲームであるのか」
が、同修正により、グっとわかりやすくなったかと存じます。
もう、すでに書き、リリースしてしまってありますものの内容は、変更のしようも無いのですけれど。
これから書く全ての物語と、その「内容説明」において、私は、
■ 主人公が誰で
■ 何についてのお話で
■ どういう状況なのか
の三点につき、出来るだけ速やかにスムーズに書きしるすこと!
厳守・徹底! していきたく!! 心の底から思っております次第です!
で、本日の分の「課題」については、明日かあさってにガっと書いちゃおうと思いますので、そのようによろしくお取り扱いいただけましたら幸いです。
と、本日の日誌は以上までとなります。
「最初の10ページで書くこと」以外の、
“ある程度まとまるまでは(自分の内側のものであっても)
「批判に執筆の邪魔をさせてはいけない」”
という教えについても、私には非常に有用なものであるかと存じますので!
本日はその教えに忠実に、
『ひとまずはリライトせずに、今手がけているエピソードを区切りまで一気に』
書いてしまうこと、目標といたしたく存じます!!