2011年09月10日

本のハシゴ(“「乱調文学大辞典」<巻末付録> あなたも流行作家になれる”のご紹介)

 おはようございます。

 私は今なんか、本のハシゴモードに入っております。


 “本のハシゴ”というのは――

 「A」という本の中で紹介されていたので、「B」という本を読む。
 と、「B」という本では「C」が紹介されているので、それを読む。

――といった読書行動を示す言葉です。

 「マニュアル本」なんかを読んでいると結構発生しやすい現象なのではないでしょうか?


  で、私は今、「作劇法についての見識を深めよう」という動機を起点としての
 本のハシゴの真っただ中にあり、
 そこで、筒井康隆さんの『乱調文学大辞典』という本の存在を知りました。

  その巻末には 
 「<巻末付録> あなたも流行作家になれる」
 というものがついているとのことです。


  そうと知ったとき、
 私は、「私も(全く努力せずになれるものなら)流行作家になりたい」と、
 素直に思いましたので、同書を早速購入いたしました。


  で、読みましたところ。
  巻末付録ですのでページ数はすくないのですが、にもかかわらず――


  『「小説の書き方」という項目で、
  “オナニー時の妄想を発展させるという方式での作劇”が紹介されており、
   これが非常に(少なくとも成人男性にとっては)わかりやすいものと思われる』

  『“流行作家”が、どれほどの“量”を書いているのかが紹介されており、圧倒される』

  『“量を書けば質が落ちる”論が、
 (資質にはよるがという前提つきではあるが)明快に否定されている』
 >いくらのんびりと時間をかけたところで「蓄積」より「忘却」の方が早ければ何にもならない

  『「批評に対する心構え」が素晴らしい』
 >批評とは、作家が読んで創作活動に応用すべきものではなく、
 >作家が、作家としての営業活動に利用すべきものなのだ。

  『「量産の技術」の解説は文字通りウンコである。が、説得力がある気がする』

 『「入稿遅れの言いわけ」が面白い』
 >尾崎一雄 「梅干しも漬けずに頑張ったんだ」


――等々の数多くの美点を、この巻末付録が備えておることを知り。

 私は、「これは、読んで良かったなぁ」と、しみじみ感じましたのです。


  ですので、上記説明で「読んでみたい」と思った方がいらっしゃいましたら、その方には、
 「一読以上の価値は間違いなくあると思います!」と、私 強くオススメ申し上げます!



  でもって。
 そのような勉強をしつつの、“夢路”の先日の制作進捗は以下のものとなりました。


 
――――――――――――――

【シナリオ】

 + “まなロージィ固有共通・一箱目”の
  
 1353→ 1464行

 の、リライトと基礎スクリプトとを完了しました。



【制作進行】  

 + ご報告すべき事項は発生しなかったかと存じます。

  
【その他】  

 + 今できることを、地道にコツコツ重ねております。

――――――――――――――――

―― と、いったような感じです。

 
 上記ご紹介させていただきました、
 「蓄積より忘却が早ければなんにもならない」という教えに、
 私“突き刺さってくるもの”を感じましたので、

 その教えを我が身に役立てていくべく、

 「忘却防止のためのシステム(目次形式で簡易参照可能なプロット)を整える」
 
 「“量産”を意識しての執筆速度向上を心がける」

という方針を、本日より試してみることといたします。

  
 ともあれ、焦らず“急いで”丁寧に、“手”と心と頭とを動かしまして、
 各種 作劇、執筆、制作と重ねていきたく存じます。


 今日も一日がんばります!

 そして、みなさまの本日がたくさんの笑顔と安心と安全と暖かさとに満ちたものとなられますこと、願います。


 お互い、よりよい今日をすごしましょーです!
posted by 進行豹 at 09:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌