先日ご報告した“十八日の虹”を撮りにいったとき。
私は、E-PM1というオリンパスのちっさいカメラに、
20mm f1.7というパナソニックのパンケーキ(のように薄い)レンズをつけたもの
――のみを手にしておりました。
で、虹の写真を撮ったのですが、そのレンズだと、
<虹の全景を一画面に収める>ことは、どうしてもできなかったのです。
レンズは、“画角”というものを持っておりまして、
これは一般的には、“焦点距離”と反比例します。
焦点距離が200mmとか300mmとか長いレンズは、いわゆる<望遠>と呼ばれるレンズです。
対象の物を大きく映しだすかわりに、見える範囲=レンズが捉える範囲は狭くなります。
この「見える範囲=レンズが捉える範囲」が、画角です。
焦点距離、20mmとか16mmとかのレンズは、<広角>レンズと呼ばれ、
物を大きくは写さないけど、広い範囲を写すことが出来る――という特徴を持っています。
で。私の、「パンケーキ20mm」というのは、
<まぁ、だいたい人間の目で見たのと似たような感じ>
になるようにという基準からチョイスされたレンズであります。
(俗に、人間の目と一番近い画角を持つレンズは35mmフィルム換算で焦点距離50mmの、
<標準>と呼ばれるレンズなのですが、私が買った当時には、
その画角のマイクロフォーサーズ規格レンズはなかったのです。
今は、パナから出てますが、結構なお値段するし、しかもデカいのです)
なぜ、「人間の目で見たのと似たような写真が取れる」ことを基準に
レンズ選んだかともうしますと、私の撮影は、主として、
『ノベルゲームの立ち絵背景用』
として、行われるからでございました。
ですが。
虹の全景を撮りそこなった私は、
<広角か、魚眼(*1)のレンズが欲しい。あるいは、そっちが撮れるコンデジが>
――との欲求を抱くようになりました。
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(*1)魚の眼で見たようなひろーい範囲が撮れるカメラです
http://www.google.co.jp/search?aq=f&q=%E9%AD%9A%E7%9C%BC%20%E5%86%99%E7%9C%9F
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その欲求に突き動かされ、あれこれと検討をしていたところ、ふ、と。
「あれ? そういえばカプリオって結構 広角側もってなかったっけ???」
と思い出しました。
カプリオ、というのは、この場合、
リコーのCaprio R7というカメラのことを示します。
錬電が製作開始された当初から、ずっと私のサブカメラ(*2)として稼働しつづけている、
縁の下のちからもち的な、働き者です。
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(*2)メインとなるカメラが故障したときや、
レンズ付け替えてる暇がないけど望遠で撮りたいときなどに活用される、
文字通り予備のカメラのことです。
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「実際、どんなもんだったかしらん?」とカメラバックの底からカプリオを引っ張りだすと、
<35mm Equiv. 28-200mm>
という表示があります。
これは、
<35mmフィルムカメラ換算で、28-200mmの画角に対応できますよ>
という意味です。
つまり、デジカメレンズでいったら 『14mm』相当の広角にまで振れることになります。
「広いじゃん!!!!」
思った私は、近所の土手で試し撮りをしてみることにしました。
電車のとこまでてくてく歩いてる途中、飛行機が飛んできたので、撮ってみました。

「全然撮れるじゃん!!!」
満足した私は家に帰って、ほしいものリストからレンズとカメラとを削除いたしました。
(おしまい)
で。
そんなこんなで気分転換を行いつつの、
<喫緊の執筆>
は、ようやくペースとやり方とがつかめてきて、
「順調に行数を重ねられるようになってきた」という具合のとこまでやってこれました。
このペースで良ければ「もう数日」でこちらご提出できる段階に持っていけるかと
思いますので、
そうなりましたら
+ 錬電夢路の執筆再開
+ 枕草子の勉強の再開
の方、順次再開していきたく予定しております。
お待ちいただいておりますみなさまにおかれますては、どうぞ、もう数日、
もう数日のご寛恕をたまわれますよう、重ね、御願い申し上げます。
と、いうことで、とにもかくにも焦らず急いで丁寧に手と心と頭とを動かしまして、
各種 作劇、執筆、製作と重ねていきたく存じます。
今日もいちにちがんばります!
そして、みなさまの本日がたくさんの笑顔と安心と安全とあたたかさとに満ちたものとなられますこと、願います。
おたがい、よりよい今日をすごしましょーです!