2012年10月16日

個性とは、クセを削りきったところに /  『短編十二ヶ月 10月期お題“ループ”』全参加作品を公開いたしました!

 おはようございます。

 まずは、

 

『合同短編練習企画 短編十二ヶ月』


10月期お題 :ループ (お題提供・進行豹)


――の、全参加作品の方ばばん! と公開させていただきましたこと、
喜んでご報告申し上げます。


 わたくしは、無論、現時点でのわたくしのベスト尽くした作品をご提出させていただきました。

 みなさまからお預かりさせていただきました(ありがとうございます!)ご参加作品とあわせ、
ご笑覧たまわれましたら、とてもうれしく存じます!!


 で。

 ぼちぼちと機能し続けている



掲示板


の方に、archoさんから、

「9月期作品/リライト稿」へのご感想を頂戴いたしました(ありがとうございます!


 わたくし、そちら拝読させていただき。

「ああああああ! わたくしには、手クセがあるのだ!!!!」

ということに気づき、赤面するにいたりました。


 たとえば。
 わたくしが、わたくしのことを、“わたくし”と呼称するのは、
意図的にやっておりますことで。
 これが、どれほど頻出しようと、“手クセ”であるとは思いません。

 が。
 掲示板内ご感想でご指摘いただきました、

>>>心の声で「――。いや、〜」と、考えかけて否定する表現が数回ある

のうち、特に、

「いや、」

の部分。

 これは、完全に、手クセ、指グセ、でございますのです!!!!!


 が。

 とか

 ですが。

 とか。

 否定文だけを頭において、リズムを作って次を読んでいただこう!

とする書き方を、「わたくしは」好むものであります。


 ですが、作中登場人物。

 つまり「わたくしではない、誰か」が、
全て、このリズムのとり方を好み。


 が。

 だけど。

 でも。

 
――で考えにはいっていったり。

「いや、」

「けど、」

「それはしかし、」

と会話にはいっていったりするのは――
あまりにも「そのキャラクターへの理解」が甘いといわざるを得ません。

 
 否定の意思を伝えようとするとき。

 例えば、じっと考えこんでから――

「僕の考えは違う」

――と、主語から入る人もいるでしょうし。


「君の指摘は、つまりは××ということだね

――と、要約・整頓から入るひともいるでしょう。


あるいは

「そうですね! すっごくそうだと思います! さすがセンパイです!
 それで、わたしもちょっと考えてみたんですけどー」

――と、肯定のふりをしつつ否定する・・・というひとも、必ずいます。



 ですので。


1: わたくしは、逆接しようとするときの、
  「逆接の接続詞」の使い方に、明確な手クセを持っている。
  (というか、今の「ですので」で、接続詞全般そうなのだとも気づきました)


2: そのことを自覚し、
  「"わたくしではないキャラクター”の思考・会話の描写時」
   においては、安易に使わないようにする。


3: 普段から「接続詞にたよらない接続」というものへの意識もたかめ、
   そのバリエーションを増やすようにする。


――ことを、今後、厳にこころがけ、より一層のクオリティアップにつとめたいと存じます。



 文体だの、個性だのは、

『クセを全て消し去り、
 完全に基本に忠実な所作を行えるようになったとき、そこにそれでも浮き上がってくるもの』

であるかと、わたくしは考えます。


 ので、いつかはその高みへとたどり着けることをこころがけつつ、
<無理やひずみの生じて来ない範囲において>
改善すべきを、少しずつ、こつこつと改善していきたく存じます。


 今日のわたくしを超える明日のわたくしを!! 

―を、常に目指していきたいなぁ、と!




 そんなこんなで、本日の日誌は以上までにて締めくくらせていただきます。

("為すべきで、かつ為したいこと”も、引き続き鋭意積み重ねることができております!)


 とにもかくにも焦らず急いで丁寧に手と心と頭とを動かしまして、
各種 作劇、執筆、製作と重ねていきたく存じます。

 今日もいちにちがんばります!

 そして、みなさまの本日がたくさんの笑顔と安心と安全とあたたかさとに満ちたものとなられますこと、願います。


 お互い、よりよい今日をすごしましょーです!
posted by 進行豹 at 08:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌