2012年10月27日

答えだと思っていたものが答えではなかったと気づいたら、(多分)本当の答えが見えました! 

 おはようございます!

 今、わたくしが書き進んでいる部分は、
 今、わたくしが書き進んでいるシナリオの
 “「結→エピローグ」”の部分です。

 そしてわたくしは、このシナリオのハッピーエンドを書ききりたいと思っております。

 
 先日、わたくしは、

  『ハッピーエンドとは、
  少なくとも主人公とヒロインにとっての、
  そして、可能であるならその周辺の人々にとっての、
   <物語が出題してきた問題への、理想解である>』
 
という仮説を立てました。


 ので、本シナリオも、そのようなハッピーエンドを迎えるように、
一生懸命書いておりましたのですが、先日、あるところでピタリと筆が進まなくなりました。


 なぜか、を一生懸命に考え。
 考えても答えが出ないので気分転換し。
 また考え。 
 眠り。
 さらに考え。



 そして、わたくしは、つい先程――

「あ、回答が間違っているんだ」

「主人公にとっての本当の回答はコレで。
 この回答を示せるようになったことが、つまりは彼の旅の結果で、すなわち成長なんだ」

――ということに気が付きました。



 それは、ザっ――と、鳥肌が立つような感覚でした。

 「誰かのことを本当に理解できた」と感じたのは、これが産まれて初めてです。


 そして、同時にその感覚は

  『自分で産みだしたキャラクターでも、
  本当に理解しきってあげることができないし、
  物語中で彼ら、彼女らも成長して変化していく』

ということを、本当に理解できたと思えたことへの喜びであるとも、理解しました。



 主人公の成長を本当に理解しえた瞬間に。
 わたくしもまた、おそらくは成長したのです。



 それは、俗にいう
「レベルアップのファンファーレ」が鳴り響いたような瞬間にも思えましたし――
あるいは、ひょっとしたなら。


 わたくしが、正真正銘の

 「ストーリーテラー」

へと転職を果たせた瞬間であるかもしれないとさえ、感じました。



 無論。
 わたくしが なにものであるかは、わたくしが決めることではございません。

 
 わたくしがいくら 「物語の紡ぎ手」たりたいと願っても、
わたくしの書いた物語を読んでくださった方の多数が、

「こいつの物語は借り物でまがい物だ」

と仮に断ずるものであれば、わたくしはストーリテラー足り得ないでしょう。



 わたくしが、真に物語の紡ぎ手となれたのか否か。

 そこに、成長があるのかどうか。


 それをわたくしは、本日誌を読んでくださっている、
あるいは本日誌は読んでなくとも、

「わたくしに多少なりとも、作品を、表現を期待してくださっている 方」

に、ご評価たまわりたく、心の底から願っております。



 ので。
 以降、迷いなく、まずは本シナリオを書き切ります。


 そのあともまだまだ長丁場が続くのですが、
それも、きっちり、わたくしのベストを尽くして果たします。


 そして、作品がみなさまにお楽しみいただける形とまとまりました暁には、
どうぞ、そちらお読みいただき、忌憚なきご評価たまわれれば――と、願います。


 


 本日の日誌は、以上、ご報告までとさせていただきます。

 とにもかくにも焦らず急いで丁寧に手と心と頭とを動かしまして、
各種 作劇、執筆、製作と重ねていきたく存じます。

 今日もいちにちがんばります!

 そして、みなさまの本日がたくさんの笑顔と安心と安全とあたたかさとに満ちたものとなられますこと、願います。


 おたがい、よりよい今日をすごしましょーです!
 
posted by 進行豹 at 06:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌