2015年12月29日

まいてつ列車へレールを繋げた、インタビュー

「ハチロクヘッドマークの実物がほしい!」
「それをくっつけた貸切列車走らせたい!」
との思いをわたくしがこらえ切れなくなり、
Lose様代表、tO様に、企画書として「まいてつ列車」を
ご提出させていただきましたのは、2015/09/29のことでした。


そのときのtO様のお返事、
「面白そうですね! 是非やってください!
 進行豹さんの自腹でなら!!」
は、企画紹介PVで



おおきくお取り上げいただきましたこともあり、
まいてつ列車を知ってくだっている方には、
ある程度響き渡っている言葉なのではないか――と、想像いたします。

で。
わたくしは「自腹でならオッケーなんだ!! 嬉しい! やろう!!」
という気持ちとともに。

「でも……まいてつの原稿書き終わって、原稿料全部頂戴して。
そのあとには多分しばらく無収入期間が発生してしまうので、
あんまりお金をたくさん使いすぎることは避けたい」
的な、非常に現実的な気持ちをもまた、しかと感じておりました。

ので。

一番最初の時点では、
「ともかくミニマム。
『乗ってるだけで楽しい』という、乗り鉄分高めの方だけが
参加してくれるイベントでやるものありだ」
という、『ヘッドマーク入手だけを目的とし、あとの部分は構わない』
的なまいてつ列車を走らせることも、考慮のうちに含んでおりました。


……その辺の考えがまとめきれぬままに、眠り、翌朝を迎えます。

明けて次の日――9/30日には
「エロゲ界隈100人インタビュー」

http://hexaquarker.com/erg100/erg_100.html

という。
わたくしと詠野万知子さんとの共著による
『とにかくエロゲ界隈の人100人にインタビューをしよう』
的な趣旨の同人誌、へと掲載する記事作成のための、
インタビューの予定が入っておりました。

どなたのインタビューかといえば、
声優――早瀬ゃょぃさんの、です。

早瀬さんは、『まいてつ』のヒロインのひとり、蓑笠凪をお演じくださる方で。
その前には『ものべの Happy End』で、うたれちゃんこと鉄砲撃レ狸をお演じくださった方でもあります。

そうしたご縁から、永井真衣さんの電車CD
http://hexaquarker.com/nagaimai_train/info.html
のジャケット撮影をご一緒いただいたことなどもあり――
わたくしは、「早瀬さんにインタビューしたい、お話お伺いしたい」
と強く思うようになり。
その気持ちに素直に従いまして、インタビューをお申し込みし、
ご快諾いただき――インタビュー当日へといたったわけでございます。

……新宿でお待ち合わせし、インタビュー場所である喫茶店に向かうみちすがら。
あれこれと世間話などしながら、わたくしは頭の片隅で、
「早瀬さんにまいてつ列車の話をしてみるというのはどうだろうか」
ということを、ぼんやり考えておりました。

早瀬さんは、キャララ! や、電気外祭りなどなどで
イベントトークを数多くこなされてらっしゃる方です。

ので、もしお力をお貸しいただけましたら――
いわゆる乗り鉄さんにかぎらず、もっといろんな方々にお楽しみいただける
「まいてつ列車」を走らせることが可能になるような気がします。

しかし……「まいてつ列車」がどこで走るかも、
その時点では全く決まっておりませんでした。
遠隔地で走ることやむなしとなった場合には、
宿泊・移動などの費用もかさみましょうし、
こうしたケースでの御礼額がいくらになるか検討もつきません。

それ以前に、そうしたレベルのぼんやりとした話をされても、
「はぁ」的に、困らせてしまうのではないか――ということも、
ひどく容易に想像できます。

ので。
「どうすっかなぁ」という気持ちをわたくしはじくじく抱え続けて。
抱えたままに、インタビュー場所へと到着し。

「いまはインタビューに集中だ」と、
気合いを入れなおしてボイスレコーダーを回し始めて――

……それからのおよそ120分間。
わたくしは、完全に「まいてつ列車」のことを忘れて、
早瀬さんのお話に――
早瀬さんのお話をもっと聞きたい、もっともっと引き出したい! という欲求だけに――
どっぷりとひたりきりましたのです。

その結果たるインタビュー記事が、

naiyoumihon.png

となります。(クリックで.pdfファイルが表示されます)


『求められなくなったら、喘がなくなるけど――
 そことは違うフィールドでも、ずっと、声と関わっていきたい』


……この言葉を、インタビューでお聞きできたこと。

そのひとつことだけで、わたくしは、
「エロゲ界隈100人インタビューという企画を立ち上げてよかった」
という晴れがましい誇らしさを。
きっと一生、思い続けられるように感じます。


そうして、その言葉をお聞きした時。
わたくしは、悩んでいたことなどさっぱり忘れて、
こう切り出していたのです。

「あの、まいてつ列車っていうのを走らせたいんです。
 お話の中じゃなく、実際の――現実の鉄道車両を貸しきって」


・・・そこから先の出来事は、
「まいてつ列車 ハチロク号 〜試走版〜 アフターレポート」
http://hexaquarker.sblo.jp/article/169584599.html

にほぼほぼ記述いたしましたので、
もう一度繰り返しては書きません。

かくして、まいてつ列車は走り。



たくさんの笑顔と喜びとをその鉄路に刻み。
次へと――レールを延伸させる。
そのご期待を、いただけるようになったのです。

ご許可をくださったtOさんの。
ヘッドマーク図柄使用をご快諾くださり、元ファイルご提供くださったCuraさんの。
道中のわたくしを、物理的にも精神的にも力強くささえてくださった田上さんの。
企画を現実化していく段階で、いくつもの問題点を未然に洗い出し、
店舗様イベントにまでつなげてくださった恭平さん、大平さんの。
店舗イベントをご開催くださった南海ブックスさんの。
貸切電車を実際に走らせてくださったことでんさんの。
そして、一緒に走り、並んで走り、追いかけて走り、
応援の気持ちを走らせてくださったみなさんの。

どのひとつのお力が欠けても、こんなに素敵なまいてつ列車は、
決して走りませんでした。

それは、間違いないことです。

けど。
それでもわたくし、『まいてつ列車』を、
『まいてつ列車』にしてくれた、
たくさんのたくさんの輝きの中で、
一番にまぶしかったものを、無理矢理にでも選ぶなら。

それはやっぱり、早瀬さんの。
あの一言だと思うのです。

『求められなくなったら、喘がなくなるけど――
 そことは違うフィールドでも、ずっと、声と関わっていきたい』

――表現したいから、表現する。
――誰のためでも、何のためでもなく。

その一言に、気持ちに揺すぶっていただけたから、
「走らせたい」
「みんなの笑顔と走らせたい」
という欲望に、わたくし、素直になれたのだと思うのです。

本当に感謝しています。
ありがとうございます。


早瀬さんのインタビュー記事は、そうしためぐりあわせと
タイミングもあり、わたくしとっては特別なものとなりましたが、

橘まおさん
保科めぐみさん
水城新人さん
佑真さん
8さん

がインタビューにてお聞かせくださいました
表現することへの、ものをつくることへの、
そしてエロゲに対するさまざまな思いも。

その全てがそれぞれに異なった、
まばゆく鮮やかな輝きを放つ、
言葉と記事と、結晶しております。

そうしたインタビュー記事たちが集められた
<エロゲ界隈100人インタビューコピー誌版3巻>は、
明日12/30のコミックマーケット90の詠野さんのブース、
『東ポ18b Little Ripuka』で、
一部100円でご購入いただけます!

明日コミケにお運びになられる方におかれましては是非!!
のご入手、ご検討たまわますと幸いです。

よろしくおねがいいたします!!
posted by 進行豹 at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

2015年12月27日

電気外祭り 2015 WINTER in 新宿、Lose様ブースにおじゃましてきました!!

わたくしのイベント系レポの執筆ルールです

・速報性、ライブ感重視。細かな部分の事実誤認はどうぞご容赦いただきたく

・スタッフさん、キャストさん等直接関係者様のお名前はバンバン書く

・それ以外の方のお名前は書かない

・ただし、ツイート引用はする


です、よろしくお願いいたします!!


*********************

<あらすじ>

 Lose様公式のニュースリリースで、
 http://www.lose.jp/official/denkigai

 電気外祭りにはカサンドラさん、
新井健史さん(あらけんさん)がいらっしゃり、
樹原新さんの司会でのトークショーがあるということを知った
わたくし(進行豹)は、

1:トークショー聞きたい
2:ステッカー欲しい

というふたつの大きな理由から、電気外祭に遊びに行こう!
と考え、西武新宿線に乗り込みました。





<本編>

 西武新宿線は、その名のとおり、西武新宿駅へとわたくしを運んでいってくれる電車で。

 で、電気外の会場であるベルサール新宿グランドまでは

http://www.bellesalle.co.jp/room/bs_shinjukugrand/access.html

なんかもう、超簡単そうなマップです。
 わたくし、新宿駅も西新宿駅も知ってますしね!

 で、てくてく歩きはじめるとほどなく――

「あれ? ひょっとして通り過ぎてる?」 と、不安になってしまいました。

 地図で見る距離感だと――どうにももう、それらしいビルが見えてきそうだけど――
とキョロキョロとしておりますと、
わたくしのキョロキョロっぷりをご心配くださったのか、

「進行豹さんですよね?」とのお声かけをいただいてしまいましたのです!(嬉




おかげさまで無事にベルサールつきまして、
まずはなによりまっさきに! 先日入手しました予約券!!




を活用し! ステッカー頂戴&くじ引きでスマホクリーナーGETを果たし!

「まいてつ列車フォトコンの賞品にしたいのです」とお願いをして、
Curaさんに、サインをいれていただいてしまいました!!




Curaさん、「なら、まいてつ列車って文字もいれておいた方がいいですよね」
とお気遣いくださいましたので!!
この日々姫スマホクリーナーは、いまのとこ多分、世界で一つの仕様のレア品! となっております!!

こちら、「まいてつ列車鉄道写真コンテスト」で入選を逃してしまった方の中から、
ランダムで1名様にステッカー付きでプレゼのさせていただきますので!
どぞどぞそちら、ご期待頂けますと幸いです!


で。
そんなこんなで自分の目標のひとつを早くも達成いたしましたわたくしは、
tOさんに、「なんかお手伝いすることありますか?」とお伺いいたしました。

と、「11:00から販売になるので、そのときは混雑するかも――」というご情報をいただきましたので、
んでは、少しでも物販お手伝いしよう! と思って、

「お品物を袋詰して、ステッカーをいれてわたす係」

に、急遽の着任させていただきました。

11:00になり――
その瞬間から!!
「すげえ売れる!!!!!」 のでございますのですよ!!

「ありがとうございます」→袋詰→「ありがとうございます」→袋詰、
の、スーパー単純作業が、ちょっとおいつかなくなっちゃうんじゃ!?
と、不安になりかけるほどのハイペースで、ハチロクが、日々姫が、
ポーレットが、れいなが、稀咲が、真闇が、凪がふかみが――
どんどんとプレイヤーさんの手に包まれて、新しい場所へと旅立っていくのでございます。

「すげぇ」と感動していると、
「ハチロクばーい!」と、なんだか尊い感じのする声が聞こえます。




早瀬さんです!

 早瀬さんは、今日は他のブランドさんでのご活躍とのことで、
まさしく一瞬のご挨拶ではございましたが、
「まいてつ列車の旅」の感動とパワーを思い出し、
わたくし、袋詰のペースをアップさせることができました!

 と、ほどなく。
 ありがたくも幸いなことに、グッズが完売! となりました。

 完売となりますと、お手伝いのお仕事も終わりですので、
わたくししばしボーっとしておりますと、嬉しいことにたくさんのお声かけをいただきまして、
お名刺交換やら





記念撮影やら




で、のどかなひとときをすごさせていただきました。

 そんなこんなにも区切りついたので、会場の外に出て、お昼など食べつつ




小休止です。

 食後のコーヒーを楽しみながら、さて、少しでもシナリオ書き進めておこう――
とタブレット広げましたら

「・・・例のボードゲーム会社さんが」
とか
「☓☓さん(わたくしでもお名前知ってる声優さん)のスケジュールが」
とかものすごくご同業っぽい会話が隣の席から漏れ聞こえてきます。

 するとですね――
「書けない」のですよ!!

 わたくし、エロシーン書いてるとき
「んっ……」とか「くふっ……」とか、息漏れ系のセリフにあわせ、
そうした息漏れをさせてしまう、という悪癖があるらしく、
過去には不幸な事案を発生させてしまったこともございますので――




――ご同業者の方にはおそらく100%、

「おやおや、こちらの方はとんかつ茶漬け食べてすぐエロシーン書いてるよ」

とか、ご明察されてしまうでしょう。

 それはなんだか――いくらなんでも恥ずかしすぎるように思えましたので、
わたくし速攻会計を済ませお店をでまして、
エレベーター脇のベンチ、みたいなとこで、一人こっそり、シナリオを書き継ぎましたのでした。

 で、そちら多少なりとも進め、Lose様ブースにもどると、
カサンドラさんとあらけんさんがいらっしゃってます!!!!

「大阪ではありがとうございました! ライブめっちゃ楽しかったです!」
「こちらこそ来ていただけて〜」

的に会話をしていると、樹原さんが、プレイヤーのみなさんから寄せられた
ご質問のうちから採用されたものをまとめたペーパーを、
カサンドラさんとあらけんさんとにお渡しになってらっしゃいます。

(おっと、お打ち合わせの邪魔になる)

と、身を小さくしたわたくしに、
「はい」と――何故か、そのご質問が手渡されます。

【進行】 「???」
【樹原】 「せっかくですし、進行さんも飛び入りで」
【進行】 「!!?」

このとき。反射的にわたくしが思ったことは
「国鉄度が足りない」
という、我ながら謎のワンワードでした。

 つまり、本日のわたくしは、まったく油断しきっていて――
改札鋏と国鉄ジャンバーだけの装備で。
 ナッパ服も、機関士帽も、ゴーグルも機関士腕章も身につけておらず。
 なんというか、心理的には「まるはだか」に近いような状態でございましたのです!

 多分、女性の方の「ノーメーク」って、あんな感じの心細さなんじゃないかとさえ思いました。

 ので、わたくし、ちょっともごもごしておりましたら、
樹原さん、「来てくれた方にも、そのほうがより楽しんでもらえるでしょ!」的な感じで
わたくしを乗せてくださいまして――
結果、急遽わたくし、飛び入りでトークに参加させていただくこととなりました。

  
 とはいえ、本日のゲストはカサンドラさんとあらけんさん。

 トークテーマは『未来行き☆列車』



に関わるQ&Aがメインでございます。

ので、わたくしはもう、樹原さんの司会に任せ、
1カサンドラさん&あらけんさんファンとして、
プレイヤーさんと同じ気持ちで、トーク拝聴させていただけばいいわけです。

 バックヤードでのお打ち合わせを終えればトーク本番です。
 
「カサンドラさんと、あらけんさんです!!」

 樹原さんの声と、大きな拍手とに迎えられ、お二方がご入場。

 樹原さんのご質問に、カサンドラさんが答えられ――
「未来行き☆列車」の制作秘話が、つぎつぎと明かされていきます!

 tOさんがカサンドラさんの歌にシビれて、「まいてつ」の楽曲をお願いすることになったこと。

 プロットをお渡しいただいての「どのルートを?」とのお問い合わせに、
 カサンドラさんとあらけんさんが「グランドを!」とお答えくださったとのこと。

 その上で、設定を、シナリオを、読み込んでいただてのご作詞、ご作曲で、
 『未来行き☆列車』が誕生したこと。

 冒頭の汽笛、そこから続く列車の響きなどは、現実のものを、
 曲に合うよう、こだわりの調整でつくりだされたということ――

 ・・・カサンドラさんは、そうした事実をとても情感ゆたかにお話くださって。

 ・・・樹原さんはそうしたお話をとても鮮やかにお引き出しになられて。

 ・・・あらけんさんは、カサンドラさんの傍らで、マイク調整をし続けて、
 とても見事にハウリングをお抑えになり。
   その合間合間に、面白トークをおりまぜてくださり。

 わたくしはただにこにこと――
樹原さんに「おもちゃ買ってもらっら子供みたいな顔」――と、
ご指摘いただいてしまうほど、嬉しく幸せな気持ちでもって、
トークを楽しませていただいておりました。

 と、質問の流れが少し変化して、
『まいてつ』の舞台うんぬんという方向ヘ進みます。

 『まいてつ』は、このレポートを読んでくださるほど熱心に
ご興味いだいてくださる方におかれましては、恐らくすでに
ご承知おきのことかと存じますのですが――

『日ノ本』という、まるっきり架空の国の、
「九洲は隈元県の御一夜市」という、まるっきり架空の都市を
舞台としております、物語です。

 で、あるのになぜか
「カサンドラさんとあらけんさんは、九州にいったことはありますか?」
というご質問が読み上げられて。

 それがなぜだか、あらけんさんのスイッチを「ばちん!」と入れてしまい。

「九州には、昔つきあっていたサトコという子との初旅行で行きましたね。
 ……過去の話ですけど」

的なトークが引き出され、それが樹原さんのスイッチを「ばちこーーーーん!!」と入れてしまい!

それからしばらく、怒涛の「寝取られトーク」へと、流れは進んでしまいましたのです!!!

(これはいけない)

わたくしは、内心深く懸念しました。

『まいてつ』は、鉄道をモチーフのひとつとしたゲームです。
ならば、これほどの脱線は、未然に防がねばなりません!!

「寝取られゲーム好きな人」との樹原さんのお声かけ――
その瞬間が、粘着力回復の、脱線防止のチャンスとみましたわたくしは、
とっさに、声を張り上げました!

「処女を独占して、自分とだけのイチャイチャラブラブできちゃう方が好きな人!!!」

(ばっ!) (ばっ!) (ばっ!) (ばっ!!!)

会場にいたみなさんが、怒涛の挙手をしてくださいます!!!
さすが! さすがはLose様のゲームのプレイヤーさんたちです!!!!!

みなさまの挙手のおかげで、謎スイッチはぷつん、と切れて、
暴走寝取られ超特急には非常ブレーキがキキキとかかり!

そこからはまた、楽しく平和なトークが続き、
カサンドラさんから

「カサンドランドが来年誕生すること」




「また、カサンドラさんのアルバムも来年でること」


 

が告知され。

やがてトークは! 見事鮮やか時間ぴったり! に、
終わりの時を迎えましたのでございます!!


そのあとはじゃんけん大会などもあり、




大盛り上がりのまま散開となり――

(ん?)

祭りが終わった直後というのに、張り詰めた気配が、すぐ側にあります。

怪訝に思い、振り返ってみてみますと――
Curaさんが、随分前にサインをお願いした時とおなじ姿勢で、
色紙イラストをいまなお書き続けていたっしゃるではありませんか!!

「大変ですね」と、思わずお声かけをしてしまいますと、
「これが仕事ですから」と、笑顔でお返事いただいて!

いや、もう、Curaさんかっこいい!!! と、心から思いましたです!!

 tOさん、Curaさんとわたくしが、じっくりお話させていただくときは、
「どんなの作る? ここのところどうする?」的な真剣な場面であることがほとんどなので、
あまり気楽なお話、実は最近、ほとんどできていなかったのですが――

 そのささやかな会話をきっかけに、tOさんともCuraさんとも、
「まいてつおちついたら蒸気機関車乗りにいきましょうよ」
「まいてつおちついたらディーゼル気動車乗りにいきましょうよ」
「まいてつおちついたらレトロ電車のりにいきましょうよ」
「まいてつおちついたら『ものべの』と偶然すごく似ている場所をめぐりましょうよ」
とか、そういう。

 シリアスではない、ごくごく普通の世間話をたくさんさせていただけて、
なんだかそれも、地味にものすごく嬉しかったです!!!

 そんなこんなでほのぼの幸せにひたっていると
「かわいい!!!」
とのカサンドラさんのお声がベルサールに響きます。

 なにごと!? と見てみれば、








ペパクラハチロクちゃんとカサンドラさんが、
レイルロマネスク・オルゴールとあらけんさんが、
それぞれ楽しそうに遊んでらっしゃいます。

 わたくしまでも、なんだかめちゃくちゃ嬉しいです。


 が――楽しい遊びの時間には、やがて終わりが訪れます。

 いよいよ閉会の時刻となって、わたくしは、バックヤードへと引っ込みます。

 そうして、そこで――
 素晴らしく濃厚で濃密な、ひみつかいぎに、わたくしご参加させちていただきましたのです!

 ひみつかいぎの内容は、もちろんひみつなのですが――
 来年前半のうちには、ことがうまく運びましたら、発表させていただけるかと思いますので、
そちらの方、のんびり目にご期待のほどたまわれますと、とてもうれしく存じます!

 かくてわたくしはレッドアローにのりまして、嬉しい気持ちで帰宅して。
 嬉しい気持ちのそのままに、このリポートを書き上げました次第です!

 おしまい!!!
posted by 進行豹 at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

がんばっております! &明日は電気外にカサンドラさんとあらけんさんのトークショー拝見させていただきにお伺いします!

 タイトルどおりで、楽しみです!

 と、いうことで寝ますです!

 お互いに、よりよいあすをむかえましょーです!!
posted by 進行豹 at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

2015年12月25日

ゼスト所沢店さんにお邪魔して、「まいてつ」予約してヘッドマークステッカー頂戴してきました!!

つい先日、ツイッターをてろてろ見てたら、
非常に気になるツイートを、わたくし、発見してしまいました。




「ゼスト所沢店
http://www.zest-shop.com/shop/tokorozawa/
様って、めちゃくちゃご近所だ。車で20分もあればいける!」

――と考えましたわたくしは、(そのくらいだったら、仕事納めまであと2本の
シナリオの執筆の支障ともなるまい)と考え。
また、「ヘッドマークステッカー、早く欲しい」とも考え
(*Lose様からも製品版頂戴できるのですが、
 わたくし、お世話になった方とかにご贈呈させていただきたいので、
 自腹でも、何本か買い足しをする修正をもっておりますのです)

「よし。一本予約して買い足そう」と、ほとんど瞬時に決意いたしました。

 で、コーナーとても立派っぽいので是非是非みたいと考えて。
 見る以上、みなさまにもご紹介できないかと考えて。

【わたくし】 「見に行って写真とってツイートしていいですか?」

【ゼスト所沢店様】「オッケーですよ」

【わたくし】 「ありがとうございます! んだば、まんずまんず」

【ゼスト所沢店様】「ごきげんやっしゃ」

という、所沢・狭山近辺での流儀にのっとったご挨拶をさせていただきまして。

 で、本日、さきほど! ハチロクヘッドマークとともに、




ゼスト所沢店様へとお邪魔させていただきましたのです!

 狭山住まいのわたくしは、126号をがーっと走って、松郷の交差点を右折すればもうそれだけで、ゼスト所沢店様に到着できてしまいます。



入り口で早速写真をとって、
中へ入って「まいてつのシナリオの進行豹と申す者ですが」とご挨拶すると、
「・・・誰???」

と、首をかしげられることもなく!

コーナーへとご案内していただけます。




でかいです! 広いです! 立派です!!!! 綺麗です!!!!!(嬉

早速ハチロクヘッドマークと記念撮影などして、
いざ予約! と思って見ますと――



――予約券! 素晴らしく綺麗なオリジナルのものなのです!!

 わたくしそこでも大感激し、ふわふわとした気持ちのままで予約券記入して――
そしたらうっかり「進行豹」で名前欄埋めてしまったのですが
幸いにして、それでもお受付いただけまして! 無事に、予約し、
ハチロクヘッドマークステッカー! 頂戴することができましたのです!!




で、ご挨拶してお店を出て――
すごく嬉しかったのが、来た時にはゴミ箱とかぶったまいてつポスターが、
ゴミ箱の位置をご移動いただけたっぽく、完全に! ばばん! と
全面、露出させていただいておりましたことでした!
(ありがとうございます!!)




で、感謝の気持ちをいっぱいに、来た道を逆戻りして帰宅をしたら、
ゼスト所沢店様と、



ゼスト本店(本部?)非公式 様から




とてもうれしいメッセージを頂戴していて、
もう、わたくし、「ゼスト様とともに、模型鉄への道を歩んでしまおう」とか、
ちょこっと現在、ガチで思っておりますくらいに、嬉しくありがたく感じております次第です!

なお、ゼスト様は、
http://www.zest-shop.com/
>神奈川・千葉・埼玉で、ゲームやDVD、PCゲームなど販売している
とのことでございます!!

ゼスト様、ゼスト所沢店様、親切にご対応くださった売り場担当様と、レジ奥でお仕事されてらした方――本当に、この度はありがとうございます!!!

なおなお、「まいてつ」関係の鉄道模型工作や、各種造形、製作などをされてる方におかれましては、関連ツイートされますときに
#まいてつ工機部
というハッシュタグつけていただけますと、
https://twitter.com/search?src=typd&q=%23%E3%81%BE%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%A4%E5%B7%A5%E6%A9%9F%E9%83%A8
わたくし、必ず! 必ずや拝見させていただきにいきますので、
もしよろしければお気軽な、まいてつ工機部へのご参加ご検討いただけますと幸いです!

将来的には、『まいてつ工機部 模型鉄道走行会&各種作品展示会!』
開催とかできたらいいな! とも思っておりますので!!




以上、レポートを終わります!

そして引き続き、年内最後の――
もし、追加コンテンツやシリーズ化や全年齢版などのご展開いただけないのであれば、「まいてつ」最後ともなってしまいます――
シナリオの方、頑張って執筆いたしたく思います!!
posted by 進行豹 at 20:46| Comment(3) | TrackBack(0) | 製作日誌

がんばっております! (短信のみです

 予定分量書けましたので、やすみます。

 質はできるかぎりによくで、
その範囲内でできるかぎりに、てきぱき書いていきたいです!

 あ、あと、メリークリスマスです!

 
posted by 進行豹 at 00:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

2015年12月23日

がんばっております! (超短信のみです

 なんか短信を書くのがひさしぶりな気がして、斬新です。
 こんばんわです。

 年内、あと2本かいたらお仕事納とできそうですので、
 質良くきっちりいけますように、がんばります!


 と、いうことで短いですが。
 お互いに、よりよい明日をむかえましょーです!
posted by 進行豹 at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

2015年12月22日

「まいてつ列車 ハチロク号 (試走版) アフターレポート」 〜8:二次元発三次行き!? 48650&キハ28とのご体面!! そして旅は、今ひとときの終着駅へ!!!〜

http://hexaquarker.sblo.jp/article/170308641.html

の続きです!

****


恭平さんに高松駅まで送っていただきましたわたくしと早瀬さんとは、
マリンライナーに乗りまして、一路岡山へと向かいます。




・・・何故マリンライナー? 東京戻るなら、高松からそのままサンライズで良くない?
と思われた方――正解です。

マリンライナーに乗りましたのは、岡山から、新幹線で福山に行き。
福山-府中と乗り継いで、広島県は三次(みよし)駅に――
三次SL保存会様 https://twitter.com/minamoto1969 の、
8620形、48650号機に!会いにいくためだったのでございます!

「何故福塩線? 広島までいって芸備線の方が早くない?」

という疑問も出てくるかとは思いますが

1: 福塩線は、ここで乗っとかないとなかなか乗る機会がなさそう
   (東京からなら広島-三次芸備線ルート一択にあると思うので)

2: 新幹線料金を安くしたい

というふたつの理由で、福山まわりを、わたくし選択したのです。

ところで。
「まいてつ列車」イベントの終了前には、仏生山の車輌工場見学があり。
わたくし、その終了時刻を正確には読めておりませんでした。

ので、恭平さんのお車で高松についてからの時刻表しらべ、きっぷ手配となりました。

わたくしはまず、高松駅みどりのまどぐちにて高松-三次の乗車券と、マリンライナーの指定券を購入し。
あとはマリンライナーの車内で、EX予約を使って、新幹線特急券を予約して、
岡山駅のEX予約券売機で新幹線特急券を購入しょう――と考えておりました。

「あとは、三次まで乗ってくだけだ」
・・・そんな油断が出てしまったのかもしれません。
旅疲れが、ここで出たのかもしれません。

ともかく、ここで――EX予約をした段階で、
わたくし、はしくれとはいえ乗り鉄に、あるまじきミスを犯してしまったのです!!

それは――「乗車券のダブリ購入」。
わたくし、高松-三次全区間の乗車券を購入済みにも関わらず、
EX予約でうっかり、岡山-福山間の新幹線特急券+乗車券を一括購入してしまい。
結果、岡山-福山間は、二重運賃を支払っている、ということになってしまいました。
新幹線の検札で、その事実をご指摘いただきましたわたくしは、
福山駅につくなり、みどりの窓口での精算をお願いし。
しかし――それが案外手間取ってしまい、慌てたわたくしは、
福塩線ではなく、山陽本線の乗車ホームへ、間違って早瀬さんとご一緒に向かってしまい。
それに気が付き慌てふためき福塩線のホームへと戻る途中において!

早瀬さんを、声優さんを! 
それも大変お疲れに決まっておりますところを!!
「走らせてしまう」という、大失態を犯してしまいましたのです(大反省

早瀬さんは、早瀬さんですので、怒りもせずにしっかりと走ってくださいまして、
おかげさまで、福塩線には予定通りの乗車を果たすことができました。

が、早瀬さんは疲労の色を当然濃くされ。
わたくしは自責と反省の念とに苛まれ。

ただでさえ人の少ない福塩線の車内は、ぐったりとした空気に包まれてしまいました。




(これ……大丈夫かな)

わたくし、内心心配いたしました。

三次についたそのあとも、スケジュールはかなりタイトで、みっちなのでございます。

(早瀬さんのご体調優れないようなら、三次から早めに広島に戻っていただいて、
新幹線でご帰京いただく選択肢もご提示しよう)

そんなことを考えつつの三次着。
 
駅にはなんと! 三次SL保存会のW様とK様が、私達を待っていてくださいました!
その暖かなご歓迎に、早瀬さんの、そしてわたくしのテンションは、みるみる
回復してまいります!!




そのまま全員でご夕食へと移動して、明日の予定のお打ち合わせを。 
そうして、ホテルで就寝し。

しかるのち! いよいよ!! 48650ちゃんとのご対面です!!!

「すごいばい! ライトつくばい! 生きてるばい!!!!」

早瀬さん、スーパーハイテンションモードです!!!














 




かたやわたくしはわたくしで、













と、めちゃめちゃに48650との逢瀬を堪能させていただきました!

あ、ちなみに、水タンク――っていうのはですね。

蒸気機関車は、走るとき、水を石炭で焚いて蒸気を作り、
その蒸気を使って駆動をするわけです。

で、このお写真
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/000/001/94/N000/000/002/142002429693566106179_c58_239_l01.jpg
(引用元:http://sideviews.at.webry.info/ 様)

の、石炭が積まれております車輌――機関車と客車の間の四角いのを
「炭水車」ともうしまして、これが『上段は石炭。下段(タンクの中)は水』
という二層構造をもって、走行中の石炭と水との、保管庫になっておりますのです。
(保管してある石炭を実際に機関車の火室へと投げ入れ、あるいは給水の制御をするのは、主に機関助士の手のお仕事となります)

その、給水タンクへの入り口がこれで、

炭水車_給水口.jpg

――この狭い中に! わたくし、入って行きましたわけですよ!!!(自慢気

エロゲライター数多し! といえど、
蒸気機関車の水タンクの中に入った経験があるライターさんは、
あんまいないのじゃないか! と思いますので!!

この経験を、活用すべく! 「まいてつ」願わくばFDとかシリーズ化とか、
あるいは全年齢版とかで! どんな形であれもっと書けるようにと
がんばっていきたく思います!!!

閑話休題。

そんなこんなで48650との逢瀬をたっぷりと堪能し、
また貴重なお写真や音などたくさんとらせていただきましたわたくしたちは、
K様のお車に乗せていただき、
お昼ごはんなども食しつつ、



一路、広島県は広島県安芸太田町、加計にございます、
「加計ステーションサービスキハ28保存会」
http://kakesta-serv.jimdo.com/

様の、キハ28-2394 ちゃんに会いにいくためでございました!!

キハ28-2394ちゃんは、静態保存ではなく、動態保存機!

つまるところは、走る!!! のです!!! (大興奮)


走っているところを拝見させていただくだけでも大感激でございますところ、
キハ28保存会、H様のご厚意とご尽力とをたまわりましたおかげさまで!

なんとなんと、気動車運転体験や!!




早瀬さんの駅長さんロールプレイ、


そうしてなんと! 実際の車内オルゴール&車内放送設備を使っての、
『早瀬ゃょぃさん、車内アナウンスライブ!!!!』



そしてポイント切り替えまでを




体験させていただきましたのです!!!(大感謝



ちなみに、三次SL保存会 W様のご評価は




早瀬さん 「機関士・運転士適正 ◎」

で、




わたくし 「庫内手適正 ◎」

でございました!!

そんなこんなで大充実の
三次・加計 48650、キハ28との嬉し楽しいミーティングを終え!




なごりは尽きねど、お別れの時間となりました。

「いつかは是非、48650にハチロクヘッドマークをつけての記念撮影会を!」

「48650の汽笛を響かせての、『未来行き☆列車』の、カサンドラさんのライブを!!」


「そしてそして、加計では、早瀬運転手の運転によるキハ28への、体験乗車会を!!」

とのご要望を、(実現可能性はともかくとして)猛アピールさせていただきまして、「ありがとうございました!!!」と全力御礼を申し上げ、
(わたくしの頭部には存在しないのですけれど)後ろ髪引かれる思いで、
加計を後にいたします。

 の、つもりだったのですが、加計28保存会、H様のお車でなんと、広島までお送りいただけることとなり、車中でもあれこれお話させていただきまして
(その節は、本当にありがとうございました!)
広島着。

 広島からは高速バスで岡山につき、サンライズまでの時間、どうしようかと
思ったら「岡山来た上、メディオ西市様にご挨拶にいきましょう」との
早瀬さんのご提案を頂戴いたしまして「それは素晴らしいアイディアですね!」
と、宇野線に乗り込みまして備前西市まで移動。






メディオ西市別館様にご挨拶させていただきましての、
「全行程終了!!」となりました。

あとはサンライズ発車まで自由行動で、
わたくし、宇野まで行こうかとも瞬時思いましたのですが、
「ここでサンライズのれなかったら、おいしすぎるけどマズすぎる」
とそれは自粛し、岡山駅でのんびり過ごして早瀬さんと再合流。

サンライズ


に乗り、ぐっすり休んで。





で、東京-新宿と移動して、早瀬さんともお別れし
(本当に! 本当にありがとうございました!!!)

西武新宿から西武線! 嬉しいことに新2000系! にて、




無事の帰宅を! 果たしましたのでございます!!!




感想ですか?
「楽しかった!!!!!!!!」
の一言ですよ!

幸いにして、
































みなさまにもご満足いただけたイベントとできたように思えますので!
(ありがとうございます!!!!)

まいてつ列車、こんごとも――
できれば! できれば!!
北海道、東北、関東、北陸、東海、近畿、中国、四国(走行済み)、九州・沖縄の
各行政区分、全地方において! 時間がどんなにかかっても、
人がどれほど集まらなくても、自腹が激しく傷んでも!!

走らせることができたらいいな! と、夢見ております!

そして、そして幸いなことに!
まいてつ列車 ハチロク2号
(今回の<試走版>が、1号に昇格いたしました!)

Lose様のご応援もたまわりまして、
関東or東北で走らせらせそうな気配が超濃厚になってきておりますので!

そうできますよう、引き続きましてベストを尽くし、
わたくし、もろもろ頑張って行きたく思います!!

「線路は続くよどこまでも!」
と、いつか、心地よく歌えますよう!!
まいてつ列車、レイル・ロマネスクの上を走る、未来行き☆列車を!

今後ともどうぞ、ご応援、そしてご乗車、ご並走、ご追走、ご撮影!

たまわれますと、とてもうれしく存じます!!!!

<「まいてつ列車ハチロク号 〜試走版〜」 
 アフターレポート : 了>
posted by 進行豹 at 10:13| Comment(5) | TrackBack(0) | 製作日誌

2015年12月21日

「まいてつ列車 ハチロク号 (試走版) アフターレポート」 〜7:帰ってきました! 仏生山! 車輌工場見学です!!〜 

http://hexaquarker.sblo.jp/article/170219214.html
のつづきです!

***************************

みながみな、金毘羅参りに時間を費やし、名物のさぬきうどんをいただけず。
空きっ腹を抱えまくっておりますところに、なんと、なんと、早瀬さんは!
自らのお荷物を、がさごそとお開きになられはじめたのです!!

――早瀬さんは、声優さん。それも人気声優の「早瀬ゃょぃ」さんでございます。

ので、当然。
ファンの方もたくさんいらっしゃり、そのファンの方々はこの
「まいてつ列車 ハチロク号(試走版)」走行にも、あるいはご参加くださり。
あるいは(大変申し訳ないことに)抽選漏れとなってしまったにもかかわらず、
現地までお運びくださっての、ご追走、ご応援をくだされておりまして。

で、早瀬さんはそうしたファンの方々からのお差し入れ、おみやげを、
お受け取りになられていたのです。

その貴重なおみやげ、お菓子――
いえ、この状況では“糧食”とさえ思えてしまう品々を。





「はい」
「はい」

と、早瀬さんは、おしげもなしにご配給くださいましたのです!!!

それを見ましたわたくしも
「は! さっき“江ノ電ケーキ電車”を頂戴していた!」と思って旅荷を解こうといたしました!

caketrain.jpg

のですが、くださった方に
「それ、一本のタイプなんでわけられません」といわれ。

「そっか。じゃあ無理だ」と、あっさり諦めてしまいました。


しかし! しかしですね!! 早瀬さんは!!!!
小分けのお菓子が底をついてしまうやいなやで、
一瞬たりとも迷わずひるまずためらわず!!

早瀬さんにもプレゼントされていた、その
「江ノ電ケーキ電車」(チョコ) (チーズ)
を、それぞれ御手ずから、聖母がパンをちぎってくだるようにして
ご配給をお続けくださり。
結果、わたくしを含めた全員に! 貴重な糧食が行き渡りましたのです!!

「早瀬ゃょぃ 尊い」

そのキーワードが、わたくしの頭の中を駆け巡りましたのは、
言うまでもないことでしょう。

 わたくしの手元に配給されました糧食は、
『江ノ電ケーキ電車』(チョコ)の、車輌後端相当と思われる部分でございました。

「いただきます」

車内の全員がこころを再びひとつにし、
ありがたく、それぞれの手元にある糧食を、祈りにも似た姿勢になって、押し戴き――ゆっくり、口へと運びます。

あむ。

……甘いです。素晴らしく甘い。
披露しきった心身に、染み通ってくる甘さです。

それは至福の、素晴らしい味わいだったのです――が!!

わたくしも当然、こんぴらさんに登り、降り、
降りてくるやで乗車誘導に入りまして、
発車すればすぐトーク――といういうな感じの状態でした。

つまりは、喉が、口の中がやや、乾いてしまっておりまして。

やや乾いた口+チョコパウンドケーキ、という取り合わせとなってしまいました
故――わたくしの脳裏には、あの有名なAAコピペが駆け巡ってしまいましたのでございます。

***

    パッサパサ!
        パッサパサ!
            口のなかパッサパサ!

     ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩
     ( ・x・) ・x・) ・x・) ・x・)  口の中
    /    \  \  \  \    パッサパサだよ!
  ((⊂  )   ノ\つノ\つノ\つノ\つ))   パッサパサだよ!
     (_⌒ヽ ⌒ヽ ⌒ヽ ⌒ヽ   
      ヽ ヘ } ヘ }  ヘ } ヘ }
  ε≡Ξ ノノ `Jノ `J ノ `J ノ `J
  \\                                         //
   \\ 口 の 中 パ ッ サ パ サ だ よ パ ッ サ パ サ//
     \\                                  //

       ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩
       (・x・) (・x・) (・x・) (・x・) (・x・) (・x・) (・x・) (・x・) (・x・) (・x・)
       ⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ⊂
       し-つし-つ し-つし-つ し-つし-つ し-つし-つ し-つし-つ

***


でも、本当においしく嬉しかったので!
確実にテンションとパワーとは回復いたしました!!!

そして、復活した脳味噌は、
「あ! そういえば手提げ袋のおみやげも頂戴していた」ということを、
ようやく思い出したのです!!


停車時間長めの駅で、あわてふためき
(実質貨車≒荷物置き場とさせていただいておりました)
3000形300号ちゃんの車内へ入って確認しますと、
あった! ありました!! 乗車前に頂戴をしたおみやげです!
しかも、配布に手間取らなさそうなドーナツです!


そこでわたくし、客車である1000形120号ちゃんの車内に戻り、

「5個入りだそうなので、うらみっこなしのじゃけんで!
 このドーナツも配給糧食とさせてください!」

とご提案して、じゃんけん大会が突発で発生いたしました。

「最初はグー、じゃんけんぽん!」
の結果、五人の勝ち抜き者さんが決定いたします。

「そのまま手、あげていてくださいねー」
と、配給開始し、1、2、3、4、5。
6。

「6!?」

ドーナツはもう底をつき、
けれど目の前には、ドーナツを受け取ってない勝ち抜き者さんがいらっしゃいます。

「あわわ」

わたくし、数え間違いです。

どうしよう、と思っておりますと、六人目の勝ち抜き者さんは、
優しく笑って、こういってくださいましたのです。

「あのドーナツ、僕の差し入れなんですよ。
だから、大丈夫。いつでも地元で食べられますから」

「!!!」

感涙です! 優しすぎます!!!

わたくし、ほとんど反射行動に近い勢いで、
集合目印にもつかっていた、ハチロクドデカ缶バッジ! を、
国鉄ジャンバーからはずし、六人目の勝ち抜き者さんのお手へとお渡ししておりました!
「でしたら、どうぞ、これをおみやげにお持ち帰りください」

・・・その缶バッジ、いまは




第二のバッジ生をしあわせそうに送っているみたいでございますので、
結果オーライ! でございましたかと存じます!!

その勢いで?
「まいてつ安産リリース祈願」
のお守りを頂戴したりもあり、




(Lose代表、tO様に間違いなくお渡しさせていただきましたこと、
 この場にてご報告申し上げます!)

そんなこんなで、帰りの車内も、












なんとかかんとかトークをさせていただき&
早瀬さん、田上さんにもお助けいただき。


並走組の痛車勢のみなさまや、




追走組のみなさまや、




ときおりみかける







定点撮影組のみなさまにも、多大なる勇気をいただきまして!!

まいてつ列車ハチロク号(試走版)は、無事、仏生山駅へと帰着いたしまして!!

走行無事に! 大成功!!!! となりましたのです! (大歓喜

で、みなさまと一緒に仏生山車両基地の見学などさせていただき、











ご乗車くださった方にも、様々な形でご応援くださった方にも、
多分ご満足いただけました形にて!!!
















「まいてつ列車 ハチロク号(試走版)」の試走イベントは、
全て、終了いたしましたのです!!


みなさま、本当にお力添えご応援、ありがとうございました!!!

田上さんとは仏生山駅、
恭平さんとは高松駅でお別れし――




けれど、早瀬さんとわたくしには、
もう少しだけ――



「次のまいてつ列車――というより“ハチロク号”関連イベント」へと、
つなげていく可能性をさぐるための旅が、残されておりましたのでございます!!


(続)
posted by 進行豹 at 10:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

2015年12月19日

「まいてつ列車 ハチロク号 (試走版) アフターレポート」 〜6:金刀比羅! 象頭山! コンコーボー!?〜 

http://hexaquarker.sblo.jp/article/170094777.html
(777!)のつづきです!

******************************

さてさて。
まいてつ列車ハチロク号(試走版)は往路の走行を終えて、
琴電琴平駅につき。

いよいよ、
「参加者さん全員での、金刀比羅宮への『まいてつヒット祈願』」
の、はじまりです!!

と、「まいてつ列車のしおり」には書きましたのですが――
実はわたくし、往路の列車の中で、
「足が悪かったり、体調すぐれなかったりな方は、
 無理せず休んでて大丈夫ですよ?」

とも、お伝えしておりましたのです。

 ・・・ここでもう一度、まいてつ列車乗車組のみなさんと撮った、
記念写真をご確認ください。

kineishasin.jpg

 わたくしが予想していた以上に年齢層は広く。
 まして、早瀬さんは、
「徹夜→ものべのに偶然良く似たとこめぐり→南海ブックスさまイベント→今ココ」
という状態でいらっしゃいます。

 くわえて、金刀比羅宮の石段は、ものべの「ご苦労階段」の596段を
上回る、脅威の785段! 本宮の先の奥社までいくとすると、1368段!!
を誇るという、スーパーサディスティックな石段なのです!

 「早瀬さん、どうされますか?」と尋ねると、
 「いけるとことまでは〜」というお返事でした。


 ので、わたくし内心、「早瀬さんには、無理だけはしないでいただきたい」
とハラハラしつつ、石段の一段目へと、足をかけましたのでした。




 ・・・そして、ものの百段も登らないうち。
 まっさきにバテ始めたのは、他の誰でもない――

――わたくしでした(泣


 
 トレイルランの大きな大会で近畿二位に輝かれたこともある
文武両道のスーパーイラストレイター、田上俊介さんが、
「進行豹さん、大丈夫ですか?」と、わたくしの荷物をもってくれ――
その瞬間、あの田上さんが「重いですね」と、ぎょっとした顔をされました。

「なにがはいってるんですか?」とのご質問には、そのときは失礼ながら、
照れ笑いでごまかしてしまったのですが!

 実はわたくし、「どなたがかお怪我されたり体調悪くされたときのための
救急セット」はじめ、何があってもだいたい対応できますように、装備一式!
リュックにつめておりましたのです!! えらいですね! わたくし!!

 しかし、そんなこと口に出したら恥ずかしすぎます(注:書くのは平気)。

 ので、わたくしは理由も説明できずにもごもごと、田上さんに
「申し訳ないのですが肌身離せぬ装備ですので、上まで、担いでいってやって
いただけないでしょうか?」とお願いさせていただくばかりでございました。

 すると田上さん
「お安いご用ですよ」と、本当に軽々リュックを背負い、スタスタと、
石段を登っていかれるのです。


 

その姿に勇気づけられ&単純に負荷が激減したこともあり、
わたくし、えっちらおっちら石段を登り、休憩所までたどりつくと、




自分ひとりでベンチにすわり、ポカリスゥエットなど頼み、
「ぷはーーー!」とか、休憩を満喫――いやさ! 後続のみなさまを
お待ち申し上げたのです!

(田上さんとご一緒、ということはつまり、
わたくしは先頭組の一員だったのです)


 すると――すると! 早瀬さんです!!!


 早瀬さんが、石段を登ってきてくださいます!!


 のちにお伺いしたところ、早瀬さんは、
「田上さんが間違いなく先頭から見てくれるから、
 自分は最後尾から見ようと思った」と、
団体全部の統括を――いわば殿役を! 自らお務めくださっていたのです!




 ・・・本来ならこの辺、事前にわたくしがちゃんと役割分担決めてないと
極めて危ないことだったので、そこは素直に反省しました。
 そして、次回以降ができれば! 確実な改善点として行きたく思います。

 が。
 そのときはそんなことまったく気づいてもいなかったので、
わたくし、自分の回復を待ち、またえっちらと、石段を登り始めます。

 先頭組には、金刀比羅宮に登ったことがある経験者さんもいらっしゃいまして、




次のかいだんは急ですよ、とか、
ここからはキツクなりますよ、とか、親切に教えてくださいます。

 それに励まされのぼって、のぼって――あ。めっかいです。




(めっかいが代わりに登ってくれればいいのに)

と思いつつ、ひたすらひたすら先へ、先へ――

と!
ついに!!

なんか! それっぽいものが!! 見えて参りました!!!

「ああ、この辺で半分ですね」


は、半分。
なら、まだ、よ・・・四百段近く。ある。

ちなみに。金刀比羅宮は、象頭山――『ものべの HappyEnd』で、
わたくしが「食い逃げ天狗」とすみを通じて罵声を浴びせてしまった気がする、
大天狗コンコーボー。
その正式な名は、象頭山金剛坊であらせられる大天狗様のフィールドです。
参: http://www.lose.jp/official/monobeno/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC/

「コンコーボーさま、人間の心を折るのがうますぎる」

・・・しかし、この期待-双撃の真実-絶望のプロセスを実地で経験できてることは、必ずや、今後の作劇の糧となります!!

 そして、そうして、そうして、わたくし!

 田上さんやみなさまのお力、浅ましいまでにお借りしまくって!

 それでもどうにか! 本社へと! たどり着くことができましたのです!!!




 後続組やいかに、と思ってツイッターなぞ覗いてみると、










本社へと、近づいてきてくださってます!!!

そして! 早瀬さんが見えてました!!! 
ですが、完全に足が止まってます。
最後のキツイ石段に、うんざりとした顔をされてるような気がいたします。

「ちょっといってきます」と、
田上さんが飛ぶように石段を駆け下りまして――

あ! 田上さんの到着をまたず!
早瀬さんが、最後尾組のみなさんが!
石段をのぼりはじめてくださいます!!

あと二十段――あと十段――

五段――四段――三――二――一!

「到着ぽこーーーーーーーっ!!!」




やりました! みんな一斉に拍手です!!!!

並走組(痛車組)や追走組のみなさんも一同に会しまして!!
いざや、集合写真です!!!!

konpira_kinen.jpg

そうして、そろって参拝です!!

「「「「「まいてつが大ヒットしますよーに!!!!」」」」」

みんなのこころが一つになった、その熱さをわたくし、
確かに確かに感じました!!

 それが証拠に! 「その願い、かなえてしんぜよう」と、
ときメモボイス――いやさ! コンコーボー様の声で確かに!
わたくし、聞いたような気がしないことないこともないことも
ないようが感じがしたりしなかったりしたかもしれなかったかもだからです!


「おなかすいたー!」

早瀬さんのその声に、わたくしも田上さんもうなずきます。
ここまできたら、もうあとは降りて戻るだけ。
その途中、せっかくですので、さぬきうどんももちろん堪能したいです!

乗車組兼地元の方に、おすすめのおうどん屋さんをお伺いします、
「いや――これ――すぐ戻らないと、時間結構……まずいですよ?」
「「「!!!!!?」」」

マジです。
かなりマズそうです。

ここはうどんをおいておき、とにもかくにもさくさくと、
安全圏まで帰還しなくてはなりません。
下山を開始致します。





とはいえ、せっかくなので参拝者ノートに記帳したり、


お守りを購入したりもしつつ、なんとかなんとか、ハチロク号のところに
帰還いたしましたのは、発車、十分ほどまえでした。




おうどん。
食べるのは、時間的にあまりに危険です。

みな、なんとなく無口になりつつの再乗車。
今度は一度、仏生山へと向かって走り始めましたハチロク号のその車内で、
わたくし、まっさきにお伺いいたしました、

「今の停車中、さぬきうどん食べられた! という方がいらっしゃいますか〜?」
(しーーーーーーーん)




おおお。まさしく静寂です。
釣り掛け駆動のモーター音が、めちゃくちゃ大きくうなります。

「おなかすいたねー」

言わずもがなのことをわざわざ口にするのはどこの早瀬さんだ!
と思ってわたくしが視線を向けたその先には!

しかし、早瀬さんの姿はなく!
聖女! まさしく一人の聖女! ナイチンゲール✝ゃょぃ――
とかくと、一気に女子プロレスラーっぽくなってしまいますのですが、
とにもかくにも! 一人の聖女が燦然と輝いておりましたのです!! (続)
posted by 進行豹 at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

2015年12月17日

「まいてつ列車 ハチロク号 (試走版) アフターレポート」 〜5:出発! 進行!!! ハチロク号!〜 

http://hexaquarker.sblo.jp/article/170030765.html
のつづきです!

*************************************
夜中にわたくしの部屋を訪ねてくださった田上俊介さんは、
「まいてつ」「ものべの」の背景、車輌を描いてくださるその繊細な指で、
ナニモノかをごそごそとお取り出しになります!

「!!?」

目をみはるわたくしの前でゆっくり、ソレ、は姿をあらわします!!

「これ、気持ちばかりですけど」
「!!!」




なんと! なんと凪ちゃんです!
お祝いですばい! 嬉しかとばーい!!!(大興奮

嬉しいのですが、のですけれど!
田上さんにご乗車いただけるだけでも大変嬉しく恐縮なのに、
お祝いまでをも頂戴してしまって、よろしいのでしょうか!?

「結構な自腹とお聞きしたので。どうぞどうぞ」

――ありがとうございます!(大感謝

なお。
「ヘタレofヘタレズ」として一部有名なわたくしが、
このかわいいかわいい凪ちゃんをキズモノになどできようもなく。

tauesan_nagi.jpg

結果、お祝いは開封されず、進行家のお守りとして、大事に大事に
飾られておりますこと、追記してご報告いたします。

で!
そんなこんなでテンションマックスになりましたわたくしは、
田上さんと温泉入って、「ビールいっぱいだけ!」というお約束で
カンパイなどして、眠りに落ちて。

目が覚めたのは、やっぱり朝の04:30くらいでございました。

天然温泉きらら様は、いわゆるスーパー銭湯タイプの温泉施設に、
宿泊施設としてアパート一棟がまるまる隣接してる……みたいな感じの、
一風変わった温泉・宿泊施設様でございました。
で、温泉施設オープンのAM6:00まで、ぼちぼち書き物などをしまして、
時間になったらわたくしは三階の自分の部屋を出、朝風呂を浴びに参ります。
4階の端――と聞いていた田上さんのお部屋には、明かりがついておりません。
1: 寝てらっしゃる
2: もう温泉に向かってらっしゃる
3: 朝ランしてらっしゃる
――のどれかなぁ、などと考えつつ温泉につかりますが、田上さんの姿は見えません。
「3」だな、と確信しつつ、田上さんに「朝食ご一緒できますか?」と湯上がりメールをさせていただきますと、30分ほどたった後、
「お返事おくれましあ。朝ランして朝風呂浴びてたもので」と、
予想ズバリのお返事をいただき――そのままご一緒に朝食を。

で、チェックアウトをそそくさと済ませましたその足で!
いよいよことでん! 高松琴平電気鉄道様の誇る車両基地のある仏生山駅!

すなわち! 『まいてつ列車ハチロク号 〜試走版〜』の、始発駅へと向かいます!


busshouzan_asa.jpg

・・・始発駅である仏生山には、到着時にはもうすでに、
いくにんかの、「あ、ご乗車くださる方かな?」と思われる人影などもございました。
 なかには、飛車角引っさげている方もいらっしゃり、
「確定的だ」と内心思いはするのですけど、なかなかなかなか、
お声かけのタイミングというのは難しいのものです。

 と、ベンチ組の方々が、スマホを弄ってるのが目に入ります!

 「これだ」と考えましたわたくしは、
おもむろにハチロクヘッドマークビック缶バッチを取り出しまして
国鉄払い下げコートに取り付け



とツイートし、硬券と改札鋏とを取り出しまして、


自分の分と、田上さんお渡しいたしました記念乗車D型硬券への入鋏をパチン!
完了いたしました。

すると、ぼちぼちと「乗車受付はここですか」「今日は痛車に同乗させてもらって追走なんですよ」「120号と300号、そこの留置線にいますよ」 というお声かけを
――!!!?
「田上さん! ここ少しだけお任せしていいですか!?」
「オッケーです!」

――というわけで



120号さんと300号さんを撮影などし、すぐにもどってご乗車受付を開始いたします!

パチン、パチンと入鋏し、乗車記念のヘッドマークキーホルダーなどお渡ししておりますと、
「あの、カンパはどうすれば」
というお声を頂戴することができました!

「田上さん、カンパ袋もってていただけますか?」
「了解です!」

と、田上さんにカンパ袋をもってかたわらにたっていただきますと――
「あ、これカンパです」
「次のまいてつ列車、是非九州で」
等々、あたたかなメッセージとともに、続々カンパ、頂戴することが
できましたのです! ありがとうございます!!

なお、いただきましたカンパは、ありがたく、
まいてつ列車貸切・運営資金の補填のために使わせていただきましたこと、
この場を借りて、こころより御礼申し上げます!


 そんなこんなをするうちに、早瀬さんと恭平さんも仏生山駅前にご到着くださり、痛車、痛バイクの姿も見かけるようになり。
 そしえ、そうして!!
「あ、ヘッドマーク、準備できてますよ」
と、ことでんのH様が、ハチロクヘッドマーク、実物! を、持ってきてくださいましたのです!!!
「どうぞどうぞ、持ってみてください」と、持たせていただきましたその瞬間を、
早瀬さんが撮ってくださってました!




嬉しい――のですが、実に重い!!
ヘッドマークを手にしていると、ローマ時代の剣闘士になった気がします。

「早瀬さん早瀬さん、重いですよ! 持ってみてください!」




と――早瀬さんがヘッドマークを持ってくださってから、
ヘッドマーク取り付け! 車輌入線までの流れは、
こちらの動画! をご確認ください!!!

で! いざや列車に! と思ったのですが、
乗車希望者さんでまだご乗車下さってない方がいらっしゃいました
(のちにメールを確認したら、急病でご欠席、という
 ご連絡頂戴しておりましたのですが、そのときはバタバタしてしまって
 見落としてしまっておりましたのです! すみません!!)

で、田上さんと恭平さんに、
「わたくし、みなさまにご乗車いただいておりますので、
 五分前まで待ってあげていてもらえますか?」
とお願いをし、ご快諾頂戴して、
みなさまと一緒に、まずは進行方向と思われる、1000形120号ちゃんに乗車。
で、3000形300号ちゃんは、荷物置きに、という配置にさせていただきました。

すると、発車時刻の7〜8分前でしょうか?
運転士さんが、「入替します」とおっしゃって、車輌を動かされました。

「入替」というのは、簡単にいうと
――列車を、発車、運用出来る状態にもっていくために、移動させる――
ということになります。

----------(本線)----------------------------
    【仏生山駅】          / 
(行止)--(退避線)「ハチロク号」---/--(行止)

 ↑の図は正確じゃないんですけど
図、上の「本線」というのが、隣の駅とつながている、
列車が全力で走っていくための線路であるとお考えください。
で、図、下の「留置線」というのが、今回のハチロク号のように、
出発時刻を待っていたり、優先列車(特急とか)の通過待ちをする列車が、
本線を塞いでしまわないよう、一時的に退避しておくための線路、と
お考えください。
   
  今、待避線にいるハチロク号は、本線に出て次の駅へとむかうため、
いったんホームを離れ、/の線を通過して、
またホームへと戻って発車に備える必要があるわけです。

 その、入替があることを――わたくしは聞いてませんでしたし、
聞いていない以上は当然、駅前で遅刻者さんを待っている、
田上さんも恭平さんにも、お伝えできておりません。
 「入信、良し」みたいなことを運転士さんが指差喚呼され、
ハチロク号は、のろのろホームを離れていきます。
 とたん、顔色を変えて田上さんと恭平さんが走ってこられます!
「入替! 入替!!!」
 と、わたくしも、ご乗車くださっている方のうちの鉄分高い方々も、
口々に大声で叫ぶのですが、非鉄の田上さん、恭平さんにはその意味が
通じておりません。
 が、すぐさまに列車は当然ながらホームへ戻り、おふたりにお詫びと
事情説明をさせていただき、「そういうことか」と大笑いして!
いざ! まいてつ列車、ハチロク号! 今後こそ出発進行です!!




 
 仏生山駅を出発してから、折り返し駅/停車駅である琴電琴平駅に到着するまで、
おおよそ時間は、60分。
 早瀬さん、田上さんにトークをご支援いただきましても、60分は、
あまりに長く、長いです。
 用意した台本はあっという間につきてしまい、
おまけに釣掛駆動である120号ちゃんはめちゃくちゃ走行音が大きくて、
後ろの方の方にまで、声が届いていないという状態にも、しばしば
陥ってしまいます。
 わたくし、喉が乾いて乾いて、いっそほんとに、血を吐くんじゃないか――
というくらい、内心追い詰められてしまいつつございました。

 が! が! が!!!!

 そんなとき、どなたが車窓の外を指さされます!
「あ!」

itasha.jpg

itabike.jpg

 痛車です! 並走組の方々です!!!
 すごい! 綺麗! かっこいい!!!!

「おーーーーい!」

車内そろって全力で手を振り、盛り上がります!!
わたくしも一息つけて、助かります!!!

 そしてそして、各所撮影ポイントでは、撮影組のみなさまを、










車内から拝見させていただくことが出来、
これも手を振り大盛り上がりで!

さらにはまいてつ列車を後続列車でおいかけてくださる追走組のみなさまとも、
停車時間の長い駅駅でお会いすることできて!



また、ことでん様の大サービスも折々にあり!!




早瀬さん、田上さん、恭平さん、ご乗車のみなさまのお力ももちろんフルに頂戴し!

なんとかかんとか、わたくしめ、琴電琴平駅までお話しつづけることができました!

その間のあれこれについては、
みなさまのツイートでご確認ください!

























でもって。
列車は琴電琴平駅に着。

kineishasin.jpg

わたくしも、大役の半分ほどを終えた気になり、全身のびのびリラックスです!

が。
ここからが――まいてつ列車ハチロク号(試走版)を一時下車したそのあとこそが!

ある意味、まいてつ列車ハチロク号(試走版)の旅の、
最大最高のクライマックスになることを!!!

この時点では、ご乗車、追走、並走、撮影、応援組のおそらくどなたも!
まったく、気づいていなかったのです!!!!

(続)
posted by 進行豹 at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

2015年12月16日

「まいてつ列車 ハチロク号 (試走版) アフターレポート」 〜4:いよいよ開催! 『まいてつ&ものべの なかよしトークショー』in 徳島南海ブックスさま!〜 

http://hexaquarker.sblo.jp/article/169969849.html
の続きです!


*****************************

寝て、起きて。徳島です。

朝、四時ちょいです。

……わたくし、旅先では始発に乗っての移動がデフォルトなため、昨夜あんなに疲れていたように思うのに、やはりこの時間に目が覚めてしまいました。

南海ブックス様のイベントは、15:00〜サイン会含め17:00まで予定。

南海ブックス様には、12:30に入らせていただけましたら、
大安全圏であるかと思われます。


「なら12:00に徳島駅戻ってくればいい乗り継ぎで」

と、普段のわたくしならば考えてしまうところなのですが、
今回は責任ある身です。

「万一電車がとまったら、タクシーなりバスなりで帰ってこれるミニお出かけ」に留めることといたしまして、
徳島から鳴門までいく、鳴門線。
これの07:39発にのって、鳴門駅に08:09着。
バスに乗り換え、鳴門駅08:19発で徳島駅08:55帰着。
という計画を立てました。

お出かけをしないつもりでホテルの朝バイキングを頼んでおりましたので、それが始まる07:00までは、トーク台本の復習です。

そののち、ゆったりホテルの朝食。





徳島駅に移動しまして、




鳴門行き普通列車に乗車して、




あっという間に鳴門駅です。





鳴門からのバスではやることもなく、
ツイッタなどだらり見ていると、
なんと! 8620形に関する情報を頂戴することが出来ました!!





これは! ということで徳島駅に戻るなりであれこれ調べて見ると、徒歩で余裕で行けて、余裕で帰ってこれるお時間・距離でございます。

そこで早瀬さんに
「これこれこういうわけなのでご一緒いかがですか?」
とお伺いすると、
「朝ごはんまだなので、それが済んで、したく終わってからからなら〜」
との旨のお返事を頂戴することができました。


わたくしは、翌日のまいてつ列車に備え&田上さんと合流しておきたく、連泊の早瀬さんより一日早く、その日のうちに徳島を後にする旅程でしたので、チェックアウトを済ませましてから、早瀬さんと合流いたします。


で、徳島中央公園(徳島城公園)へと移動し、
散歩中の方に場所などお伺いして、8620形、68692のもとへと赴きます!!





8620形は、1914年(大正3年!)から
1929年まで、実に15年の長きに渡り製造され続けてきた子で。
68692は、その後期、1923年製の子なのですが、何故か、




48681(1921年製)――二年だけお兄さんな子のボイラが移植使用されておりました。

なぜかな? と思って調べると、
(参考: http://c5557.kiteki.jp/html/szicab.htm


**********(以下引用)**********

「蒸気機関車」No45の記事を抜粋すると、「四国の8620は全てボイラの相互振替を行っており、58623のボイラは8638、68692のボイラは48681(バルブギアーは58626)、58685のボイラは8677、38622のボイラは8672、となっていた。」
「78647は多度津工場で昭和45年に58685に改番(但しテンダは58685のもの)の上、保存。」
「68692の煙突下に58686の銘板がついている」
とあり、その理由が書いていないのが非常に残念ですが、随分荒療治をしたものです。


**********(以上引用)**********

との理由らしいのです。

ちなみに、国鉄の8620形トップナンバー機の8620は、
最晩年には松山機関区に所属し、
予讃線を、48681、68692ともに走っていたことがあるとのことで、

(参: http://kaze1189.web.fc2.com/newpage1.html

なんだか、運命的なものをしみじみと感じてしまいました。


見学が終わると、イベント全体の支えてくださる、
頑宣ch恭平さんと合流し、南海ブックスさま控室に入ります。

早瀬さんが会場のご様子を偵察くださり、




その賑わいを教えてくださり、
緊張、さらに高まったりいたしましたのですが、
ここまで着たら腹をくくるしかございません。

早瀬さん、恭平さん、南海ブックス店長Yさまと、
手と手を熱く重ね合い

「まいてつー! ファイッ、オー!」
「「「オーーーー!」」」

などとやることもなく、イベント開始のそのときは、
あれほどじりじり待っていたのに、本当に唐突にやってきます。

「みなさんこんにちわー」

的な早瀬さんのあとに続いて、わたくしもぎくしゃく入場です。

・・・そこから先の二時間については、
わたくしいっぱいいっぱいで、あまり記憶がございません。

ので、早瀬さんのブログリポート

https://t.co/QOrgcWjWu8

と、

みなさまからのご感想ツイート








































と、自分のツイート








と、いま発見したアンケート結果




などご紹介して、
飛んでしまった記憶の補完――とさせていただければと存じます。



――というか、上記コピペしてて思い出しました。

早瀬さん@うたれちゃんの

「ちんぽこポコーーー!」

は、確かに炸裂しておりました(確信



で。

イベントサイン会無事終了し。

お夕飯は、ありがたくも南海ブックス様にごちそうしていただけることとなったのですが、わたくし、既にチェックアウト済み。

お夕飯の時間まで、荷物を抱えて手持ち無沙汰〜でございます。

(鳴門線はもう乗っちゃったし)

などと考えあぐねていると、
南海ブックス店長Y様が
「徳島駅に転車台跡が残ってるんですが、
 もうご覧になられましたか?」とお声かけくださいました。

転車台、ターンテーブルというのは、
蒸気機関車のように、明確な「前と後ろとを持つ」鉄道車両の、
(いまどきの電車などは、前後ろ両方に運転席をもち、
運転士さんが移動うするだけで前後ろ交換できますよね)
進行方向を入れ替えるため、ぐるり! と車輌を回転させることが出来る、とても素敵な設備です。

「見てないです! みたい!!」

とおねだりした結果、なんとYさま、お食事の時間まで、
わたくしを転車台他、徳島の名所あちこちに連れていって
くださいましたのです!!(大感激









「昼の徳島も最高だし! 夜の徳島も最高!!!」

tokusima_yoru2.jpg

で、ございましたです!

Y様、本当にありがとうございました!!


で、早瀬さん、恭平さんと合流し、
お食事わたくし(申し訳ないことに)手早く済ませ、
みなさまとひとまずお別れをして、一路、仏生山へと向かいます。

「疲れているので、うずしおの指定席に乗ろう」
と思ったら、みどりの窓口のおねえさんに
「???」
というお顔で見られてしまいました。

その理由は、乗車してすぐわかります。

うずしお、指定席2列8席しか無く。
ということは、普通席と同一車両内の同一シートで。
しかも、普通席がらっがらなのです!
(ショックのあまり、写真を撮るのも忘れる有様でございました)


うずしおの乗り心地もなかなかにエキサイティングで、




テンションおかしくなりかけたとき、
なんと、ツイッターのタイムラインに!!!




いずものみこ様! いやさ宝生稀咲さん! 
いやさ、そのおふたかたの担当声優、
上田朱音さん! からのご応援のメッセージが届いておりましたのです!!!

見てください! この時間差!!

わたくしが「ぐいーんがががが」とか揺れに耐えながら書いてるそのとき、
上田さんは優しい応援メッセージ、ふわりとご投稿くださっていて(21:09)

わたくしが書き終え投稿し(21:10)そのタイミングで!
タイムラインにご応援メッセージを確認させていただけましたわけですよ!!!!!!!


これでコロリとテンションコンディションベスト近くに
もちなおしましたわたくしは、
その勢いでいっきにことでん乗車して、





仏生山駅で田上さん!

「まいてつ」「ものべの」の背景&車輌をご担当くださっていらっしゃる文武両道イラストレイター、
田上俊介さん!! と、無事に合流を果たしましたのです!!






・・・高松駅〜仏生山駅間を、「9キロの軽いランニング」と、
旅荷を背負ってなおもらくらくこなしてしまう
田上さんと合流できれば、もはやわたくし、怖いもの無しです!

田上さんと一緒に
今夜のお宿の仏生山天然温泉「きらら」
http://kiraraonsen.com/institution/index.html

さままでてくてく歩き、
さてひとっぷろ――となるその前に、
嬉しいサプライズがございました!!!

田上さんが、わたくしの部屋に訪ねて来てくださって!

(続)
posted by 進行豹 at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

2015年12月15日

「まいてつ列車 ハチロク号 (試走版) アフターレポート」 〜3:到達困難! アイノウ釜も徳島も!〜 

http://hexaquarker.sblo.jp/article/169905418.html

の続きです!


*******************************

早瀬さんの
「ここがものべのー? なぁーんにもないねぇー?」

http://lineblog.me/hayaseyayoi/archives/1046689741.html

が大炸裂の土佐山田の駅から車を走らせ。

走らせ走らせ走らせて、どんどんと山の中へと向かいます。

途中、
『龍河洞』という鍾乳洞がございまして、
そこも偶然、ものべのっぽい感じのところとわたくし知っておりましたので、
早瀬さんに「よりますか?」とお伺いしたところ、「よるポコ!」とのお返事
頂戴できました。

ので、さくさく龍河洞によりまして――





記念撮影(?)のお手伝いなどもしつつ、




洞窟内へと向かいます。

洞窟内は薄暗く、コウモリの保護のためフラッシュ禁止のところなどもございまして、
なかなか撮影難しいのですが、
早瀬さん、デジ一と携帯とを駆使し、ばしばしお写真撮られます。

そのお写真がどんなだったか、残念ながらわたくしは拝見しそこねたのですが、
撮ってる姿が格好よかったので、お伺いしてご許可いただき、一枚、お写真撮らせていただきましたです。

hayasesan.jpg

かっこいい!!!!(自写自賛)



で、龍河洞内をフルに歩ききりまして、
お腹が少し空きましたので、
偶然にも大土地の町と雰囲気が似ている大栃の町をひとまずそのまま通過して、
ガンガンガンと山の奥――べふ峡温泉へと向かいます。

と、いっても目的は温泉ではなく、
べふ峡温泉にあるレストランです。


大栃の町には残念ながら「お食事 たむら」も「カフェ&レストラン 男爵」も
存在しておりませんので、はるか山奥――ほとんど徳島との県境。
いうなれば“果”というべきべふ峡にまで、食事を取ることを目的に、
車は走りましたわけです。


早瀬さんが狸NGとのことなのでちょっと心配いたしましたが、
メニューには幸い狸は無く、鹿、猪がメインのようでございました。

http://lineblog.me/hayaseyayoi/archives/1046700820.html
http://lineblog.me/hayaseyayoi/archives/1046733612.html

そちら大変おいしくいただき、
精算のときに、わたくし、べふ峡温泉の方に
「今日はアイノウ釜入れますか?」とお伺いいたしました。

アイノウ釜――それは、べふ峡からさらに奥の山道へと入り込まねば辿りつけない、
いわば神域っぽい滝で。

しょっちゅう道路が土砂崩れで通行止めになり、物理的に近づけないことも珍しくない、
という、かなりの到達困難スポットでございますのです。

「いけますよ」

というべふ峡温泉の方の言葉を信じ、車を進めたわけですが――
途中、道路回復の工事や、普通に土砂崩れあとなどもあり、

「こんなところに早瀬さんを連れて来てしまって、事故でもあったらどうしよう」と、
かなり濃厚な後悔感じるほどでした。

http://lineblog.me/hayaseyayoi/archives/1046708516.html

が、滝女郎様のご加護に恵まれ――あるいは、八百八狸が道路工作で、
見えぬところで支援してくれたのか、どうにかこうにかアイノウ釜までたどり着き、
写真撮影など成功させることができました。





冬に来るのは初めてとなるアイノウ釜の感想は
「寒い!!!!!!!!」
のひとことでございましたので、
どうやら、ご加護・ご歓迎より、狸工作の方が有力であったものかと感じましたです。


で、その後は、偶然にもご苦労階段と似た階段を有し、
階段を下りきった先には、偶然にもひめみや神社(本社)と似た社を
有しているのではないかという予感がする、
小松神社を訪れました。




が、早瀬さんが
「このさき道中長いので、体力温存しておきませんか?」
的なご提案くださったので、階段アタックは断念いたしましたのです。

――この、早瀬さんの冷静極まるご提案が、
「まいてつ列車」イベントを救うことになるとは!
ご開祖ちゃんでもなな様でもいずものみこ様でもないわたくしには、
まるっきり理解できておりませんのでした(暗愚

小松神社を過ぎこしますと、大栃の町に入ります。
そこにはなんだか、尚武さんが診療してくださりそうな診療所が偶然にもあり、


そしてさらなる偶然として、
何物かに踏まれでもしたかのように、屋根部分の工事中だったりいたしました。

本当は大栃では、親水公園に偶然にも似てる場所へも早瀬さんご案内したかったのですが、
わたくしが何か錯誤をしてしまっているのか、狸にぽこ! と化かされたのか、
そこをどうにも発見できずじまいになってしまいましたので――

あきらめ役場通過して、




そのまま徳島――南海ブックスさんそばのホテル様を目指し、
車を走らせることとなりました。


……記憶力のよい方は、覚えてくださっていることかと存じますのですが――
その日、4日の朝の出発にそなえるために、早瀬さんは徹夜あけ状態でございました。

しかも、偶然にもものべのっぽい雰囲気のところをガンガンめぐり、
おなかいっぱい鹿肉、猪肉をお食べにもなられておられます。

「徹夜あけ+疲労+おなかぽんぽん+車走行の揺れとノイズと」

――その回答は、どならにも用意にお導きいただけるのではないかと存じます。

 
 そう。睡魔です。

 早瀬さんは極めて律儀な方なので、高速走行のわたくしに気をくばってくださり、
徳島へ向かう最初の一時間くらいは起きて、わたくしの話し相手をつとめて
くださいました。

 が。あたりは徐々に暗くなりはじめ。
 早瀬さんは、ついに睡魔に屈服されてしまわれました。


 今更いうまでもないことですが、早瀬ゃょぃさんは声優さんです。
 しかも、人気と実力を兼ね備えた声優さんです。
 お声は、当然かわいいのです。
 寝息も、自然かわいいのです。

「すやぁ すやぁ すやぁ すやぁ」


セリフのようなかわいい寝息が、助手席から聞こえて参ります。

 それが普段であるならば「なんという役得!!!と、
わたくし恐らく、大感激をしていたでしょう。


 が。
 わたくしも早朝から運転-飛行機-偶然にものべのに似たトコめぐり――
のあとの、満腹状態での高速運転中でございます。

「ヤバイ。これはヤバすぎる」

と、ただそれだけしか思えません。

 寝息やあまりに安らかで――
わたくしの深層意識にも「眠るのはいいよ、きもちいいよ」と、
超強烈に囁きかけてくるのですから!!!!

 ・・・対応策は、こまめな休憩。
 それしか、思いつけません。

 30分毎にPA/SAに停車して、ストレッチしてコーヒーを飲んで。

 そうしてようやく徳島につき、レンタカー会社にレンタカーを返し、
その車で(ありがたいことに)ホテルまで送っていただけましたときには――




時間は、もはや夜でした。

 わたくし、バタンキューで眠ってしまいたく思いました。

 が――

 眠って起きたら、待っているのは南海ブックス様での、
『まいてつ・ものべの 仲良しトークショー&サイン会』の当日です!

 南海ブックスさまも、







超ばっちりと準備整えてくださっております!!

 ここで眠って、明日来てくださるみなさまに、そして南海ブックス様に、
イベントご一緒くださる早瀬さんに、恭平さんに、
イベントへの多大なるお力添えをくださった、Lose様に、大平さんに――
御迷惑をおかけするわけには参りません!!!

 そこでわたくし、眠たい目をこすりこすって、
なんとかかんとかトーク台本の復習をして。

 それを、果たして終えきることができたのか――
わからぬうちに、深い眠りに落ちましたのです。

(続)
posted by 進行豹 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

2015年12月14日

「まいてつ列車 ハチロク号 (試走版) アフターレポート」 〜2:起点駅なら、土佐山田!〜 

間が少しあいちゃいましたが、
http://hexaquarker.sblo.jp/article/169650555.html
の続きです!!

**************************
何故に、埼玉県川越市に在住のわたくしの母が、
まいてつ列車走行予定の二日前――
南海ブックスさまイベントの前日である、12/4(金)の早朝に、
車でだいたい三十分の、埼玉県狭山市のわたくし宅前で
クラクションをパパっ、と鳴らしたか。

その理由のご説明には、いささか時間を巻き戻す必要が出てまいります。

・・・先にもお伝えいたしましたとおり。
「まいてつ列車 自腹走行」の基本線OKとヘッドマーク図案使用許諾とを
頂戴いたしました翌日に、たまさか早瀬ゃょぃ様のインタビューがあった、
という御縁にて、早瀬さんには、まいてつ列車へのご同乗をいただけることと
なりました。

 早瀬さんは
「進行豹さん、ガチで自腹なんですよね? なら、ギャラは言い値でいいですよ」
といってくださいました。

(このお言葉をお伺いしたとき、わたくしは
Twitterのタイムライン上でときおり見かける、




「早瀬ゃょぃ尊い」の意味を実感できたように思いました) 

で、わたくし。
早瀬さんから偶然にお伺いしていたことがある、
「寝台列車のB寝台個室ソロに乗ってみたい!」というお話を記憶しておりましたので。

「ならば、行きもしくは帰りの、サンライズ瀬戸、個室B寝台の旅が御礼――
ということでいかがでしょう?」とのご提案をし、
ご快諾をいただけておりましたのでした。(尊い)


 並行し、恭平さんからは、「イベント当日に誰もいない、が最悪なので、
できるかぎり現地には前日入りを」というアドバイスを頂戴しておりました。

 で、早瀬さんに
「わたくしは前入りします。 せっかくなので早く向かって、
“偶然にも『ものべの』ととてもイメージが似ている土地”などを、
めぐってみたく思います」 ともお伝えさせていただきました。
 
 すると早瀬さん
「“偶然にも『ものべの』とイメージが似てる土地”! めぐってみたいポコ!」と
おっしゃってくださいましたので、前日入りからのご同行を願えることともなりました(尊い)

 前日入りをできるだけ早くし、
偶然にもイメージが似ている地域の重要ポイントをめぐり、
その日のうちに、南海ブックスさまのある徳島に移動する最善・最安の手段は、
『早割りの航空機 + 偶然にも乗り捨て無料キャンペーン中のレンタカー使用』
ということであるかと思われましたので、わたくし、その手配をいたしました。

 さて。
 そうなると、早瀬さん御礼のサンライズ瀬戸は、帰路に用いることが確定となります。

 出発地点は、羽田。
 帰着地点は、東京駅です。

 わたくしは始発電車の時間の都合上、可能であれば車で空港に向かった方が安全です。
 しかし、車を空港に止めると、帰路に羽田まで戻るのがウルトラ面倒くさいですし、
新宿あたりに長期間の駐車――となると、駐車場代が恐ろしいことになりそうにも思われます。

 そこでわたくし、実家の母に電話して、
【私】「かーちゃんの車使わせてけろ」
【母】「なじょしてさー」
【私】「行きは寝てってオッケーなので、帰りは自宅まで運転士してけえってけろ」
【母】「面倒だっぺよ」
的な交渉を行い。
年末年始の父とふたりでの温泉旅行をプレゼント――
というところで、交渉妥結を迎えました。

 で、早瀬さんに
「私の母が同乗する実家カーで大丈夫なら、
途中のご指定箇所でピックアップして空港までお送りしますけど」
とご提案したところ、それもOKをいただきましたので――

 ようやく時間軸は冒頭に戻り、わたくしは母と合流し、早瀬さんご指定地点で
早瀬さんと合流させていただき、羽田へと実家カーを走らせた、のでございます。

 ……運転中、実の母とご出演声優さんとか、
『ものべの Pure Smile』について楽しげに談笑する――
という、なかなかに経験しがたい経験なども積ませていただきつつ、
車は無事に羽田着。

 母はそのまま、実家カーを運転し、川越へと戻っていきました。(多謝)


 早瀬さん、その日がデジ一(デジタル一眼レフカメラ)デビューとのことで、
「ファインダーを覗いて撮影するんですよ」という超基礎的レクチャーなどを
させていただくうちに、搭乗時刻がやってきて、いざ、飛行機へと乗り込みます。

「早起きには全く自信がない」とのことで、
早瀬さん、前日徹夜で朝をお迎えくださったそうで――席につくなり、ご爆睡です。

 わたくしは窓際の席をいただき、
電波を発しない電子機器が使用OKとなりましたことを幸いに、カメラを構えてじっと待ち――
やがて! 四国の端っこっぽいのものが見えてまいりました!!!

sikoku.jpg

ほとんど同時に機内アナウンスも入り、
早瀬さんもおめざめになり。
飛行機を降り、レンタカーに乗り、移動です。

向かった先は、『ものべの』の起点ともなる鉄道駅と、
偶然にも同じ名前の土佐山田駅――




ここから、いよいよ!
『まいてつ・ものべのの旅』が、スタートいたしますのです!!! (続
posted by 進行豹 at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

2015年12月10日

「まいてつ列車 ハチロク号 (試走版) アフターレポート」 〜 1:なんだかどんどん大事に


--http://hexaquarker.sblo.jp/article/169584599.htmlの続きです--

**************************


 Twitterをはじめましたら、すぐに幾人もの方が情報をくださいました。

 「幾人もの方」、のほとんどは、ものべの、を通じわたくしを知ってくださった方だったり、
 Lose様をしっていてくだっさった方だったのですが、そうした方のツイートを通じ、
 Lose様のことも、わたくしのこともまったく知らない鉄道ファンの方が、
 ご情報をくださったり――ということもございました。

 この時点でもう、わたくしは「Twitterすごいな」と、びっくり仰天しておりました。

 そうした情報をいただいた上で、いくつかの鉄道会社にお電話させていただき、
 お話をお伺いきました結果。

 わたくしは「ことでん様――高松琴平電気鉄道様がベストだ」と考えるようになりました。

 そうと判断した理由は

1: 繁忙期でなく、閑散期でもない月の一ヶ月の原稿料収入くらいで、
   貸し切り価格にプラスして、旅費宿泊費食費等全部をまかなえる程度のお値ごろ価格

2: 大正15年製という、ハチロクの8620と年代が近い、
   かつ、めちゃくちゃかわいい1000形120号さんという電車がいる

3: ものべのと非常によく似た雰囲気の土地が、
   偶然にも四国にあるので、わたくしは、四国を縁起がいい、縁のある場所と感じている


――の、三点でした。


 で。

 Loseの代表であるtOさんに、

「ことでん様に決めようと思います。
 ので、できればその前日に、四国で店舗様イベントをやらせてくれるお店が無いかと探しています。
 もし可能なら、ご情報をいただきたいのですけれども――」

 と、ご相談してみたところ、
 
「そういうことなら、専門の方たちをご紹介しますよ」というお返事を頂戴しました。


 その「専門の方たち」が、頑宣chの恭平さんと、大平さんでした。

  広報宣伝の超一線級のプロフェッショナルであるお二方は、
 店舗様とのご交渉を、イベント全体の知恵袋役を、
 それぞれに快くお引き受けくださいました。

 「これはものすごいことになりつつあるな」

 と、わたくし内心、震えました。


  その時点までのわたくしは、
「2〜3人しかご乗車希望がこなくても、貸し切り電車に乗れてヘッドマーク持ち帰れれば御の字だ」
とか、心のどこか片隅ででは、のーてんきに考えておりましたのです。

 「貸し切り列車走らせるので、田上さんも乗りませんかー?」 
 「いいんですか? ぜひぜひ」

 という超お気楽で極楽なノリで、
まいてつ、ものべのの背景、車輌イラストを描いてくださっている、
田上俊介さんのご同乗をお願いしておりましたくらいでした。


 のですが。

 恭平さんの、大平さんの、tOさんの、早瀬さんのご意見、お知恵をいただきつつ、
また早瀬さんには常にツイートでのご支援をいただきつつ、
「まいてつ列車 ハチロク号 〜試走版〜 仏生山駅発」の運行告知と、
乗車希望者さんの募集とを行いましたら――
なんと! 乗車定員である30名を大きくうわまわる、60名様近くからのご応募をいただけましたのです!!

 嬉しい半面。非常に気が重くも、正直、感じました。

 そこにいたるまでのTwitterでのやりとりの中で、
非常に有益なご情報をご提供くださった方のお名前や、
以前からお世話になっている方のお名前も、希望者名簿には散見されましたからです。

 しかし――抽選は厳密に行わなければ、それがあとで、どんな災いを呼ぶとも限りません。
 もし、災いを免れたとて、「これはズルして選んだ乗車メンバーだ」とわたくしはきっと
思ってしまい、それはせっかくの「まいてつ列車」の楽しみを減じ。
 楽しみが減じた列車にのることになるみなさまに、むしろ御迷惑をおかけしてしまう――
ということは、確実であるように思えました。

 ので、抽選箱に、まいてつサポーターキャンペーン参加者さんには各二枚。
 そうでないご応募者さんには各一枚の、それぞれのお名前記入して二つ折りした抽選券を
ざざざと入れて――

 わたくし、車で30分ほどの、実家にまで緊急帰省いたしました。

 「父さん。何も聞かずにこの抽選券を30枚ひいてくれ。
  もしもだぶったお名前が出たら、引き直しで」

 「いいよ」

 寡黙な父はもくもくと、淡々と、抽選券を引き続けます。
 それをチェックし、名簿に落とし――

 「ずるい! ふたりだけでくじ引きなんかして。私もっ!」

――と、突然の母の乱入も、ならばと有効抽選として。

 しかるのち、30名のご乗車当選者さんが確定し――
わたくしは深い安堵とともに、ごく浅い、胃の痛みなども感じました。

 「カレー、食べてくか?」

 父の誘いは、あるいはなんらかの弱気が顔に、あらわれてしまったゆえかもしれません。

 カレーを食べて帰宅して。ご当選の、あるいは落選のご報告メールをお出しして。

 30分ほどたったあと、タイムラインを覗いてみると……
そこには、当選の喜びの声に混じって、普段からご交流いただいてる方の、
落選の、嘆きの声も、やはり流れておりました。

 「申し訳ない。でも、抽選は抽選だから」と、割り切る他にございません。

 もはや日程は確定し、まいてつ列車走行前日に、徳島県の南海ブックスさまでの
トークイベント&サイン会を行わせていただきますことも、おかげさまで決定しているのですから。

 しかし。割りきったつもりでも。
 心の奥の弱い部分はじくじくと、泣き言を囁いてくるのです。

 「悪いことをした」
 「残念であるに決まってる」
 「これでわたくしが恨まれても仕方ない」

 けれど、そうした泣き言は、本当に単なる泣き言でした。

 抽選漏れをしてしまいました方々は、わたくしよりもよほど強く、
よほど前向きに――そしてわたくしと同じくらいに、
「まいてつ列車」にご期待くださり、「楽しもう」という意思を、
輝かせてくださっておりましたのです!

 抽選漏れという曇りさえ、その輝きをいささかたりとも減じさせることはなかったのです。


 ・・・その事実をわたくしが、思い知らせていただきますのは、もう少し先の話しとなります。


 そんなこんなで、あれこれが固まり、動き出し。

 いよいよ出発という数日前に、tOさんから一通のメールが届きます。

 「出発前に、ここまでのシナリオを上げておいてもらえると助かります」

 「おおう」

 わたくしは妙な声を出し、その声をすぐ噛み潰し、猛然とキーボードに向かい始めます。


 「可能なら」扱いの全ての原稿をご提出し、OK頂戴できましたのは、出発前々日の夜。
 
 連日の酷使に脳がいさささか疲れてしまっておりましたわたくしは、
倒れるように眠って、荷造りをして――ああ、もはや出発、数時間前です。

 「旅先の細かな情報は、飛行機の中とかで調べよう」

 と、そこも割り切り、眠りに落ちて。

 そして翌朝のクラクション。

 鳴らした主は――なんと実家からやってきてくれた、わたくしの母でございました。


(続)
posted by 進行豹 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

2015年12月09日

「まいてつ列車 ハチロク号 (試走版) アフターレポート」 〜 0:走り始める、そのために〜 

「まいてつ列車」を走らせたい! と考えました動機なら、
単純にわたくしの私利私欲。

 メインビジュアルの背景の8620を見た瞬間に燃え立ちました、

maitetu_kousiki_ss.jpg

「このヘッドマークかわいい! 実物欲しい!」
という大変素直な物欲のみにございました。

そして。
端くれとはいえ、一応は乗り鉄なわたくしには。
「貸切列車を走らせると、ヘッドマーク作ってくれる
オプションを持ってる鉄道会社さんがいくつかある」
という知識の持ちあわせもございました。

ので、別件でのなんやかながございまして、
Lose様代表のtOさんと原画のCuraさんとお会いしたおり。

わやくしは、タイミングをみてそそくさと、
A4二枚の企画書を、お二方にご提出させていただきました。

「これやりたいんですけど、どうでしょう?」

すると、tOさんはすぐさまに

「是非やってください! 進行豹さんの自腹でなら」

というお返事を即座に笑顔で下さいました。

Curaさんも明るい顔をされ、
「面白そう。ヘッドマークの原画ありますから送りますよ」
と、快くおっしゃってくださいました。

・・・事前にざっと調べた範囲だけで考えてみても、
“自腹切ってもなんとかなりそう”なお値段で、
車輌貸し切り+ヘッドマークオプションつけられそうな鉄道会社様は
複数ございました。。

仮に、そこらがことごとくだめで、
“なんとかならないお値段”の鉄道会社様にお願いするというケースになった場合には――、
お仕事がんばり支出絞って、貯金を増やせば良いだけです。

ならば、わたくしの答えはひとつしかございません。

「やります! 自腹で!!!」



***

その翌日。

わたくしは、「エロゲ界隈100人インタビュー」という
同人誌に掲載させていただくべく、
声優の早瀬ゃょぃさんにインタビューをさせていただいておりました。

早瀬さんのお話は実にテンポよく面白く、
インタビューの時間はあっという間に過ぎていき、
内容的にも興味深いお話満載なものとなりました。

そのようにして大充実のままインタビューは締めくくられて。
早瀬さんがお帰りに――なりそうだというタイミングにて、
わたくしは、勇気を出し早瀬さんのことを引き止めました。

「あのですね。ちょっと列車を走らせたいんですが」
「? 『まいてつ』の追加シナリオとかの話しですか?」
「ああいえ。現実で。貸切列車を?」
「んんん?」

首をかしげておられますけど、
興味をもってはいただけたような感触です。

ここぞとばかり、わたくしは先日tOさん、Curaさんにご提出した企画書を読んでいただ――

「かわいい! 乗りたい! 面白そう!!」

――いただいたその瞬間には、早瀬さんはもう、
すっごい笑顔で話しに乗ってきてくださいました。

さきほどまでのインタビューで、
(早瀬さんに司会をお任せできれば、まいてつ列車は
ファンミーティングイベントとして成立できそう!)
と感じておりましたわたくしは、
さらなる勇気を振り絞り早瀬さんに、
「乗って、司会進行して頂けるとしたら、ギャラとかどんな感じでしょう?」
「店舗様イベントを列車の前日とかにできません?
それができれば、お仕事ってことで、もろもろ経費扱い
できるようになりますし」
「なるほど」

――であれば、お金の話しはひとまずおいて、
イベントをご開催くださる店舗様を探さねばなりません。
が、その辺の情報、わたくしに持ち合わせはございません。

情報収集をどうすればいいか――
と考えあぐねたわたくしに、早瀬さんが笑顔で教えてくださいました。

「Twitterとか、そういうのにすごく向いてますよ?」
「そうなのですか」

……実はわたくし、何年か前。
とっくに原作を渡して、ネームも仕上がっていて、
あとは書くだけ! という状態の原稿が、
いつまでたってもあがってこな――という状況に陥ったことがございました。

そのとき、思いあぐねて、作画担当してくださるマンガ家さん
(ご本人の名誉のために、お名前は伏せさていただきます)のTwitterをのぞいて。
「ジョジョ全巻読破なう」だか
「ドカベン読み始めると止まらなくなう」だか、
そんな感じのつぶやきを見て、
心がほとんど折れかけた……という経験を、味わったのです。

ので、正直Twitterには良い印象がなかったのですが、
早瀬さんのおすすめで、かつそれが有用というのであれば、
もちろん、やるしかございません。

アカウントを取り、進行豹、という名前にし――
少し考え 進行豹@まいてつ列車を走らせよう!
という名前でデビューすることといたしました。

そうして、最初のツイートで


とつぶやいて。

それからすぐさま


と、
こわごわつぶやいてみましたのです。

……そのささやかな呟きが。
そのささやかに掻き立てられた、
目にはさやかに見えないほど、小さな小さな小さな波紋が。

「まいてつ列車」を走らせるための、
大きな大きな大きな流れへ――やがて、繋がり始めるのです。


(続)

 

posted by 進行豹 at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

2015年12月08日

帰ってまいりました! 明日からリポート4日がかりで記載します!!

というわけで無事帰宅いたしました。

高知→徳島→香川→三次→加計→岡山リポ、
明日から四日間にわけて記述いたしますので、ご期待たまわれますと幸いです!

よろしくお願い致します!

と、いうことで短いですが。
お互いに、よりよい明日をむかえましょーです!
posted by 進行豹 at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌

2015年12月03日

明日から四国いってきます!

タブレットも持っていくので、日誌書けるようなら書きますが、
ひょっとしたら次は8日、帰還後になるかとも思います。

いずれにいたしましても、楽しんで参りたいと存じます!
そして、5,6日にお会いできる方におかれましては、
どうぞ、よろしくお願いいたします!!

ということで、短いですが。

お互いに、よりよい明日をむかえましょーです!
posted by 進行豹 at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌