夜ですね、こんばんわ。
本日わたくし。
とあるJRの急行の、開放B寝台のきっぷを、
みどりの窓口で取ってまいりました!(嬉
と、ここまで書いた情報でもう、
「いつ発車の、どこ発着の、どの列車か」は、
わかる方にはほぼほぼまるわかり(どっち発でどっち着かだけがわからない)
となってしまうかとも存じますのですが、
そちら、
「今、わたくしが明示してはいけない情報」
かとも思われますので――
「ははん、なるほどね」
と思った方におかれましては、
どぞ、お口にチャック、お指にロックで、
いつのどこいきかなどに関しましては、
触れぬようにしていただけますと、とても幸いに存じます。
で。
「???なんでそれだけの情報でどの列車とかわかっちゃうの?」
と思ってくださった方の中には、
「そもそもなんで、ネットできっぷ取らないの?」
と思われた方もいらっしゃるかと存じます。
今日の日誌は、主にそうした
「鉄道にあまり興味が無い方」向けに、
その辺のこと、なるたけ丁寧に書いてみたいと思います。
まず。
「なんでネットできっぷ取らないの?」
というご質問への答えは
『寝台列車のきっぷは、ネット購入できないから』
https://www.eki-net.com/top/jrticket/guide/reserve/train_ticket2.html?x=90&y=14&all=1
となります。
・・・なんでそういうルールなのかまではわかりませんが、
そういうルールなので仕方ありません。
ので、寝台列車のきっぷを買いたいときは
「JRみどりの窓口」
もしくは、
きっぷの申し込み・発券用の機会端末であるところの
「MARS(通称、マルス)」
が置いてある、
JTBや阪急交通社、日本旅行や近畿日本ツーリスト、
などの旅行会社等におもむいて、購入を申込まくてはいけないのです。
マルスを使ってのきっぷ発券には、
以下の、絶対的なルールがあります。
『きっぷの発売開始は、
そのきっぷの乗車日の一ヶ月前の、午前十時に行われる』
です。
これは、本当に絶対的なルールで、
どんなに大きな駅のみどりの窓口であろうとも、
「乗車日の一ヶ月前の午前十時」
より一秒でも早い時間に、きっぷの発券を行うことはできません。
つまり、全国あまたのJRみどりの窓口、
そして、全国あまらの各旅行会社支店のマルス端末は、
午前十時になると一斉に、
「このきっぷの発券を申し込むよ!」という信号を送ることとなるわけです。
よって、人気列車のきっぷとなると、
『午前十時一分には余裕で完売』
となってしまっておりますことも、まったく珍しいことではございません。
ですので、例えば、
「2/13に発車する列車のきっぷがどうしても取りたい」
という場合は、
『自分のきっぷの申込書の申し込み内容が既に入力されているマルス端末の発券申請のボタンを、
乗車一ヶ月前である1/13のAM10:00ジャストに、叩いてもらう』
ことが必須となります。
これを、鉄道用語では
「10時打ち(撃ち)」と呼ぶそうです。
で。
新宿などの超大きな駅では、
当日のみどりの窓口が空いた直後に、
「事前申し込み」として、申し込み書を預けて、
10:00以降に結果を聞きに行くということができるそうです(伝聞)。
しかし、新宿から電車で一時間ほど離れた狭山市、
最寄り駅は西武新宿線入曽駅に住むわたくしが、
そのような手段を用いようとしたとて、
新宿についたころにはもう、新宿駅のマルス端末全部分の
「事前申し込み」が行われていることは、ほぼほぼ確実かと思われます。
同様に旅行会社様でも、
前日や前々日から申込書を預けておいて、
マルス端末を叩いてもらうことが可能なのですが――
みどりの窓口の職員さんと違い、
旅行会社の方はそれ専業ではございませんので、
10:00:00の一秒前に携帯が鳴り、
それに気をとられてしまう……という可能性も無くはありません。
ので。
どうしても取りたいきっぷがあるときに、
一番確率が高く思われる申し込み方法は
(わたくしの場合は)
『最寄りのJRみどりの窓口にできるだけ早い時間に行き、先頭でならぶ』
ということであるかと思われます。
わたくしの最寄りの、JRみどりの窓口かある駅は、
「JR川越駅」となります。
川越駅には、みどりの改札窓口がふたつあり、
ひとつは、
[06:30から開いている、
一ヶ月前販売ではないきっぷをお求めの方用]
で、
もうひとつは
[10:00にあく、
一ヶ月前販売のきっぷをお求めの方用]
のものとなっております。
つまり、実質、
『10時打ちをしてもらえる窓口は、ひとつだけ』
なのです。
(もう一つの方に、タイミングを見て並ぶという
手もありますが、10時打ちとはなりませんので、
発券争いにおいてはやはり、かなり不利になります)
本日わたくしは、
「川越で一番に並べなかったら、高麗川いくしか」
という覚悟を持って朝の早くに自宅を出ました。
西武線新宿線で本川越。
本川越から小走りに川越駅へと向かいまして――
おはようございます! みどりの窓口一番前ならべました!(嬉)
これで1000にマルス叩いてもらえますので、あとは窓口さんの腕と運しだいかと!
とにもかくにも、頑張ります!
よい一日を! pic.twitter.com/enb10LCU17
— 進行豹@まいてつ列車を走らせよう! (@sin_kou_hyou) 2016, 1月 12
幸いにして午前六時代には川越駅みどりの窓口前に、
一番乗りのお客として無事到着することができました。
みどりの窓口の方に出していただいたイスに座って、
みどりの窓口の方に椅子を貸していただけました! ありがとうございます! pic.twitter.com/BMXsv31WBp
— 進行豹@まいてつ列車を走らせよう! (@sin_kou_hyou) 2016, 1月 12
ツイッターなどたしなみながら、
じっと、時間を待ち続けました。
間の悪いことに、今日はこの冬一番レベルの冷え込みで。
しかも、川越駅のみどりの窓口は、
西口と東口をつなぐ自由通路からちょっとしか離れてないとこにございますので――
座ってるだけで、ゲロ寒いです。
ペットボトルの紅茶をちびちびとのみ体をあたため、
みなさまのご応援のツイートにこころをあたためていただきながらひたすら待ち続けると、
「たたたっ」
と、小走りの足音が聞こえます。
すぐさま
「あ〜〜っ!」
と、いかにも残念そうな声。
振り返るまでもありません。
今日の10時うちを狙ってきた、乗り鉄さんです。
多少、心はいたみますが、
くそ眠い中くそ寒い思いをして、
三時間以上耐えしのんできたこのポジションを譲るわけにもいきません。
そうして、やがて、09:40。
職員とびらががちゃりと開き、
みどりの窓口の方がわたくしの傍らにお立ちになります。
「申込書をお預かりします」
「お願いします」
「上から下に、第一希望、第二希望の順ですか?」
「です。第一希望はB寝台、第二希望がカーペットカーでお願いします」
「B寝台の上か下かは」
「どちらでもいいです。取れること、乗れること再優先で」
「わかりました」
窓口氏はそれだけ話すと、職員とびらから、また、
窓口の中へと戻られます。
閉ざされたままの窓口のカーテンの向こうでは、
窓口氏が動く気配。
これで、準備は万端です。
あとは、祈る他にございません。
09:58。
10:00開きのほうの窓口のカーテンが持ち上げられます。
音が、します。
『午前九時五十九分。丁度をお知らせいたします』
オンフックになっている電話から、
NTTの時報が流れてきているのです。
ぴ、ぴ、ぴ、ぽーーーん。
泣いても笑ってもあと一分。
それで、全てが決まります。
ぴ、ぴ、ぴ、ぴ――
時報にあわせ、窓口氏の指も軽く、
リズムを計っているかの如くに、上下します。
それを見ているわたくしの指も、同様に。
ぴ、ぴ、ぴ、ぴ――
一秒。一秒。一秒。一秒。
窓口氏と、マルスとわたくし、そして時報。
世界はたったそれだけで、
完全に閉じているようです。
『午前十時。丁度をお知らせいたします』
ぴ、ぴ、ぴ、(たんっ!)
その瞬間が訪れて。
マルスのキーが打鍵され。
……マイク越し。窓口氏のごくごく事務的な声が響きます。
「乗車日、乗車区間のご確認をお願いします」
――取れた! いやさ、取ってもらえたのでございます!!!!
B寝台! しかも下段!!!
一番ゆったりぬくぬくと過ごせる寝台でございます!
「はい。それで間違いないです」
――後ろには、自分の番を待っているお客さんがいらっしゃいます。
長話、無駄話などはできません。
言葉少なく手短に代金支払いを行いきっぷを受け取って――
その一瞬。窓口氏とわたくしの視線が交差いたします。
(ありがとうございます! 本当に助かりました!!)
(いいってことです。こちらも、これが仕事ですから)
かくて今! わたくしの手元には、
一枚の急行寝台券がございますのです!!

えへへへへへへへへ〜〜っ!(嬉
なお、このきっぷをわたくしは、
ひとりの鉄路を進むために使わせてはいただくのでございますが――
その鉄路が描く『旅』は、
ひとりの旅路ではございませんのです!
この言葉の意味。
みなさまに「なるほど!」とご理解いただける、
関連情報リリースさせていただけますときは、
そう遠くはないことか、と、わたくし確信しております。
ので!
そのときのこと――
関連情報リリースを!
どうぞ全力ご期待の上、お待ちいただけましたらとてもうれしく存じます!!!