2016年11月13日

「ぬいハチ物語」の書き方 〜その2:何を書くかを決めてしまおう〜

さて。

前回
http://hexaquarker.sblo.jp/article/177635283.html

で、あなたのぬいハチちゃんのキャラククターはある程度定まりました。


次は何をするか?

『何を書くか』を決めましょう。


「なにって、物語だよ」

といわれれば、「まことに左様でございます」と
お返事するしかないのですが、しかし、少々お待ちください。

「では、物語とは、なんですか?」
と問い返されてしまったときに、
今のあなたは、果たして答えをお持ちでしょうか?

お持ちであれば無問題。
そのまま、それをお書きください。

でも、もしも答えにつまってしまったのならば――
「書きたい物語はどんなものか」を、
まず落ち着いて整頓しましょう。


例をあげます。

わたくしが、ぬいハチロクを主役にした
「ぬいハチ物語」を書くのであれば、
候補は以下の3つです。

;(*)が振ってある用語は後日詳細に説明します。


*************

1:『日常もの』

→ぬいハチロクとの日常や、旅の様子を、
ぬいハチロク視点(*)で、
日記形式(*)で書いていく。



2:『成長もの』

→「日本全国の保存車両を一両でも多く助けたい」
というぬいハチロクの夢を実現するために、
ぬいハチロクとますたぁとが奮闘する話。
第三者視点(*)・小説形式(*)が好適っぽい。


3:『How toもの』

→ぬいハチロクを先生役にして、
「0から覚えるぬいぐるみのお洋服作り」
的な内容をなるたけ平易に展開していく。
写真多用の小説形式か写真絵本(*)。
生徒=ますたぁ視点(*)の方が良さそう。


*************


例示をしたことで、いくらかわかりやすくなっているでしょうか?

「何を書くか」を決めるということは、

「何をどう書いていいのかわからない」の
『何を』の部分を、決めてしまうということです。


といっても、一番最初のチャレンジですし、
ここで悩んで止まってしまっても仕方ありません。

もしも決まらないようであれば、
以下のガイダンスにしたがって、
さくっと仮決めしてしまいましょう。

<ガイダンス:
『以下のうち、
 今のあなたが望む、ぬいハチちゃんとの関係は?』>


1: ぬいハチちゃんかわいい。かわいがりたい

2: ぬいハチちゃんと何かを得たい/達成したい

3: ぬいハチちゃんに物を教わりたい/教えたい


……上記の答えが
「1」であれば、日常もの。
「2」であれば成長もの。
「3」であれば、Howtoもの

――を念頭に、
「自分のぬいハチ物語」を書き進めていくことを
推奨します。


ここで
「何を書くか」を(仮にでも)決めておくことには、
非常に重要な意味があります。

調子よく書けてるときは、何を書いてもいいのです。
「自分のぬいハチ物語」の枠をはずれて、
ガンガンに書きたいことを書いていけばいいのです。

けど、それがツマってしまったとき。
「何を書こうとしてたんだっけ」と悩んだとき。

その答えをきちんともっていないと、
お話がそこから迷走し、続きが書けなくなってしまう可能性がふくれあがります。


ので、今は、
「悩んだときのための保険」というくらいの気持ちで、
『自分のぬいハチ物語』が、「何を書こうとするものか」
を、ざらっと決めてしまいましょう。


決めたら、それを形にしましょう。

「『A』を書きたいので、『B』にする」

という形式で書いてみてください。


例えば

「『ぬいハチちゃんとののんびりした日々を書きたいので、
『日常もの』にする」

「『ぬいハチちゃんの性能向上への試行錯誤』を書きたいので、『成長もの』にする」

「『ぬいハチちゃんにNゲージのことを教えてあげたいので、『How toもの』にする」

などです。


より具体的なイメージがあるのなら

「『ぬいハチちゃんと旅する様子』を書きたいので
『紀行もの』にする」

「『行方不明になったプラモをぬいハチちゃんと探したい』ので『ミステリ』にする」

「『うちのぬいハチちゃんが言う面白いこと』を伝えたいので、『ショートコント』にする」

などなどです。


ともかく、仮にでも、決めてみましょう!!!
posted by 進行豹 at 11:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌