さて。
前回
http://hexaquarker.sblo.jp/article/177678456.html
までで、あなたの「ぬいハチ物語」の骨組みは固まりました。
起点と終点が定まり、テーマ(書きたいこと)がより明確化した。
キャラクターもいる。
舞台設定(現在日本)もある。
あとは、お話を動かしていくだけです。
「骨」であるテーマを動かすためになにが必要か。
覚えてらっしゃいますか?
そう。
『筋肉こそはエピソード』の、筋肉、
即ち、エピソードです!!
「エピソード」をさくっとぐぐってみましょう。
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物語・事件の大筋の間にはさむ話。挿話。また、その人にまつわる(その人の隠れた一面をあらわすような)、ちょっとした話題。
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わかりづらいですね。
ので、もっとわかりやすく、ゲーム用語で説明します。
エピソードとは『イベント』です。
物語をすごろくに例えると、
「起点」が振り出し。
「終点」があがり。
で、その間にサイコロを振り付ける行為が、
「本筋」です。
6が出た。
1が出た。
1が出た。
3が出た。
5が出た。
という物語(目的達成のために必要な道行きだけを、時系列で、淡々と書き連ねて行く物語)は、
恐らく、大して面白くならないでしょう。
なんか色のついたマスにとまって
『ふりだしに戻る』
『隣のプレイヤーと現在位置を変わる』
『こどもが産まれる。ご祝儀に1000ドルずつもらう』
などのイベントが発生するからこそ、すごろくにも、物語にも、メリハリ・起伏が産まれるのです。
いまどきの物語では、
なんならメインストーリーラインが無い
(時間経過が、メインストーリーラインを代替する)
ものも、珍しくありません。
「起点が入学」
「終点が卒業」
――そう、いわゆる『学園日常もの』です。
このジャンルにおいては、
ひたすらにキャラクラーのかけあい(エピソード)
のみが積み重ねられ、その結末として、
まぁ卒業なりなんなりが訪れ、
物語が閉じられる――という構成が多い気がします。
つまり。
『起点』『終点』があり、
『その間を埋めるエピソード群』があれば、
物語は整ってしまうのです。
ので。
この段階でやるべきことはただひとつ――
『エピソードを作る』こと、となります。
――どうやって?
手段としては
1: 想像力で
2: 取材で
3: その両者のハイブリッドで
というあたりになるかと思います。
わたくしたち、ぬいハチマスタ−が、
『ぬいハチ物語』を書くにあたっては、
【ぬいハチちゃんとの日常】こをが、取材です。
ので、ただ、思い出しましょう。
あるいは、ツイートを発掘しましょう。
わたくしも、やってみます。
わたくしのぬいハチ物語(仮)は
「ぬいハチロクが、
静態保存機をとりまく環境の厳しさを知り、
その改善を目指す」
というお話です。
のでエピソードも、
それにまつわるものの方がわかりやすく感じます。
エピソードをえがいていくことが、
そのまま本筋(テーマ)を終点へと運んでいく――
それができたら、かなり上等な気がします。
と、いうことで時系列順にエピソードをひろって……
6/22
「ぬいハチロクのますたぁが、
39685の解体阻止署名を集め始める」
解体危機にあるさいたま市のキューロク、39685号機を助けるために、
— 進行豹 (@sin_kou_hyou) 2016年6月22日
「解体計画の一時凍結」
「意見交換会の開催」
をゴールとしたキャンペーンを立ち上げました。https://t.co/GIiKDhkK4g
(続 pic.twitter.com/WGGUvcmPBV
7/2
「ぬいハチロク D51の整備体験にいく」
「おはようございます。今日はわたくち、ますたあといっしょに某所のD51の整備のお手伝いに行ってまいります。レポオトができるかはわかりませんが、たくさんのことをきっと勉強してまいります!」#ハチロクとお出かけ#まいてつ#ぬいハチ pic.twitter.com/r81HIYOOQM
— 進行豹 (@sin_kou_hyou) 2016年7月2日
7/7
「ぬいハチロク、39685が解体されないようにと、
七夕さまに願いを託す」
「小金井公園に七夕飾りがございましたので、ますたあとわたくちと。それぞれに短冊をかきました。願い、かないますように」#ハチロクとおでかけ#ぬいハチ #まいてつ pic.twitter.com/bDoejlWcm3
— 進行豹 (@sin_kou_hyou) 2016年7月7日
10/2
「ぬいハチロク(と、ひとは)、三次SL保存会様見学にいく」
「ますたあのおしごとのつごうで、0807三次駅発の三次ライナアでおうちめざして出発です!」
— 進行豹 (@sin_kou_hyou) 2016年10月1日
「三次楽しかったですよ!
三次SL保存会@minamoto1969
の人たち優しかったです!
また来たいですよ!」
「ますたあにお願いしてみましょう!」#まいてつ#ぬいハチ pic.twitter.com/jya641rPNA
10/22
「願い虚しく、39685、解体」
老いゆくSL、悲しき終点 活用策なく各地で展示解体:朝日新聞デジタル https://t.co/rUabnq0P1a
— 進行豹 (@sin_kou_hyou) 2016年10月25日
・・・ぬいハチロクと静態保存機とのかかわりについて
ぱっと思いついたエピソードは、この辺です。
削るかもですし、補強するかもですが、
この辺を、『物語の筋肉の候補』としていければと思います。
と、いったところで本日のワークです。
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あなたの『ぬいハチ物語』の、
筋肉――お話を動かす力――になりそうなエピソードを、
最低で3つ。
それ以上用意できるなら用意できるだけ、
思い出すなり、考えるなりしてください。
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エピソードは
↑みたいな感じに
「誰々が何何する(した)」みたいな感じに、
簡潔な文書でまとめる形がよいかと思います。
それができたら、次は構成に入ります。
のですが――
エピソードはそんなぱっとは用意できないと思いますので
&わたくし明日おでかけしますので、
次の更新予定の
『2016/11/18 夜』
までにご用意いただけたらうれしいです!
実際に書き始めるまでもうちょっと!
くじけずがんばりましょーです!!!