2015年12月09日

「まいてつ列車 ハチロク号 (試走版) アフターレポート」 〜 0:走り始める、そのために〜 

「まいてつ列車」を走らせたい! と考えました動機なら、
単純にわたくしの私利私欲。

 メインビジュアルの背景の8620を見た瞬間に燃え立ちました、

maitetu_kousiki_ss.jpg

「このヘッドマークかわいい! 実物欲しい!」
という大変素直な物欲のみにございました。

そして。
端くれとはいえ、一応は乗り鉄なわたくしには。
「貸切列車を走らせると、ヘッドマーク作ってくれる
オプションを持ってる鉄道会社さんがいくつかある」
という知識の持ちあわせもございました。

ので、別件でのなんやかながございまして、
Lose様代表のtOさんと原画のCuraさんとお会いしたおり。

わやくしは、タイミングをみてそそくさと、
A4二枚の企画書を、お二方にご提出させていただきました。

「これやりたいんですけど、どうでしょう?」

すると、tOさんはすぐさまに

「是非やってください! 進行豹さんの自腹でなら」

というお返事を即座に笑顔で下さいました。

Curaさんも明るい顔をされ、
「面白そう。ヘッドマークの原画ありますから送りますよ」
と、快くおっしゃってくださいました。

・・・事前にざっと調べた範囲だけで考えてみても、
“自腹切ってもなんとかなりそう”なお値段で、
車輌貸し切り+ヘッドマークオプションつけられそうな鉄道会社様は
複数ございました。。

仮に、そこらがことごとくだめで、
“なんとかならないお値段”の鉄道会社様にお願いするというケースになった場合には――、
お仕事がんばり支出絞って、貯金を増やせば良いだけです。

ならば、わたくしの答えはひとつしかございません。

「やります! 自腹で!!!」



***

その翌日。

わたくしは、「エロゲ界隈100人インタビュー」という
同人誌に掲載させていただくべく、
声優の早瀬ゃょぃさんにインタビューをさせていただいておりました。

早瀬さんのお話は実にテンポよく面白く、
インタビューの時間はあっという間に過ぎていき、
内容的にも興味深いお話満載なものとなりました。

そのようにして大充実のままインタビューは締めくくられて。
早瀬さんがお帰りに――なりそうだというタイミングにて、
わたくしは、勇気を出し早瀬さんのことを引き止めました。

「あのですね。ちょっと列車を走らせたいんですが」
「? 『まいてつ』の追加シナリオとかの話しですか?」
「ああいえ。現実で。貸切列車を?」
「んんん?」

首をかしげておられますけど、
興味をもってはいただけたような感触です。

ここぞとばかり、わたくしは先日tOさん、Curaさんにご提出した企画書を読んでいただ――

「かわいい! 乗りたい! 面白そう!!」

――いただいたその瞬間には、早瀬さんはもう、
すっごい笑顔で話しに乗ってきてくださいました。

さきほどまでのインタビューで、
(早瀬さんに司会をお任せできれば、まいてつ列車は
ファンミーティングイベントとして成立できそう!)
と感じておりましたわたくしは、
さらなる勇気を振り絞り早瀬さんに、
「乗って、司会進行して頂けるとしたら、ギャラとかどんな感じでしょう?」
「店舗様イベントを列車の前日とかにできません?
それができれば、お仕事ってことで、もろもろ経費扱い
できるようになりますし」
「なるほど」

――であれば、お金の話しはひとまずおいて、
イベントをご開催くださる店舗様を探さねばなりません。
が、その辺の情報、わたくしに持ち合わせはございません。

情報収集をどうすればいいか――
と考えあぐねたわたくしに、早瀬さんが笑顔で教えてくださいました。

「Twitterとか、そういうのにすごく向いてますよ?」
「そうなのですか」

……実はわたくし、何年か前。
とっくに原作を渡して、ネームも仕上がっていて、
あとは書くだけ! という状態の原稿が、
いつまでたってもあがってこな――という状況に陥ったことがございました。

そのとき、思いあぐねて、作画担当してくださるマンガ家さん
(ご本人の名誉のために、お名前は伏せさていただきます)のTwitterをのぞいて。
「ジョジョ全巻読破なう」だか
「ドカベン読み始めると止まらなくなう」だか、
そんな感じのつぶやきを見て、
心がほとんど折れかけた……という経験を、味わったのです。

ので、正直Twitterには良い印象がなかったのですが、
早瀬さんのおすすめで、かつそれが有用というのであれば、
もちろん、やるしかございません。

アカウントを取り、進行豹、という名前にし――
少し考え 進行豹@まいてつ列車を走らせよう!
という名前でデビューすることといたしました。

そうして、最初のツイートで


とつぶやいて。

それからすぐさま


と、
こわごわつぶやいてみましたのです。

……そのささやかな呟きが。
そのささやかに掻き立てられた、
目にはさやかに見えないほど、小さな小さな小さな波紋が。

「まいてつ列車」を走らせるための、
大きな大きな大きな流れへ――やがて、繋がり始めるのです。


(続)

 

posted by 進行豹 at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌
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