2015年12月17日

「まいてつ列車 ハチロク号 (試走版) アフターレポート」 〜5:出発! 進行!!! ハチロク号!〜 

http://hexaquarker.sblo.jp/article/170030765.html
のつづきです!

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夜中にわたくしの部屋を訪ねてくださった田上俊介さんは、
「まいてつ」「ものべの」の背景、車輌を描いてくださるその繊細な指で、
ナニモノかをごそごそとお取り出しになります!

「!!?」

目をみはるわたくしの前でゆっくり、ソレ、は姿をあらわします!!

「これ、気持ちばかりですけど」
「!!!」




なんと! なんと凪ちゃんです!
お祝いですばい! 嬉しかとばーい!!!(大興奮

嬉しいのですが、のですけれど!
田上さんにご乗車いただけるだけでも大変嬉しく恐縮なのに、
お祝いまでをも頂戴してしまって、よろしいのでしょうか!?

「結構な自腹とお聞きしたので。どうぞどうぞ」

――ありがとうございます!(大感謝

なお。
「ヘタレofヘタレズ」として一部有名なわたくしが、
このかわいいかわいい凪ちゃんをキズモノになどできようもなく。

tauesan_nagi.jpg

結果、お祝いは開封されず、進行家のお守りとして、大事に大事に
飾られておりますこと、追記してご報告いたします。

で!
そんなこんなでテンションマックスになりましたわたくしは、
田上さんと温泉入って、「ビールいっぱいだけ!」というお約束で
カンパイなどして、眠りに落ちて。

目が覚めたのは、やっぱり朝の04:30くらいでございました。

天然温泉きらら様は、いわゆるスーパー銭湯タイプの温泉施設に、
宿泊施設としてアパート一棟がまるまる隣接してる……みたいな感じの、
一風変わった温泉・宿泊施設様でございました。
で、温泉施設オープンのAM6:00まで、ぼちぼち書き物などをしまして、
時間になったらわたくしは三階の自分の部屋を出、朝風呂を浴びに参ります。
4階の端――と聞いていた田上さんのお部屋には、明かりがついておりません。
1: 寝てらっしゃる
2: もう温泉に向かってらっしゃる
3: 朝ランしてらっしゃる
――のどれかなぁ、などと考えつつ温泉につかりますが、田上さんの姿は見えません。
「3」だな、と確信しつつ、田上さんに「朝食ご一緒できますか?」と湯上がりメールをさせていただきますと、30分ほどたった後、
「お返事おくれましあ。朝ランして朝風呂浴びてたもので」と、
予想ズバリのお返事をいただき――そのままご一緒に朝食を。

で、チェックアウトをそそくさと済ませましたその足で!
いよいよことでん! 高松琴平電気鉄道様の誇る車両基地のある仏生山駅!

すなわち! 『まいてつ列車ハチロク号 〜試走版〜』の、始発駅へと向かいます!


busshouzan_asa.jpg

・・・始発駅である仏生山には、到着時にはもうすでに、
いくにんかの、「あ、ご乗車くださる方かな?」と思われる人影などもございました。
 なかには、飛車角引っさげている方もいらっしゃり、
「確定的だ」と内心思いはするのですけど、なかなかなかなか、
お声かけのタイミングというのは難しいのものです。

 と、ベンチ組の方々が、スマホを弄ってるのが目に入ります!

 「これだ」と考えましたわたくしは、
おもむろにハチロクヘッドマークビック缶バッチを取り出しまして
国鉄払い下げコートに取り付け



とツイートし、硬券と改札鋏とを取り出しまして、


自分の分と、田上さんお渡しいたしました記念乗車D型硬券への入鋏をパチン!
完了いたしました。

すると、ぼちぼちと「乗車受付はここですか」「今日は痛車に同乗させてもらって追走なんですよ」「120号と300号、そこの留置線にいますよ」 というお声かけを
――!!!?
「田上さん! ここ少しだけお任せしていいですか!?」
「オッケーです!」

――というわけで



120号さんと300号さんを撮影などし、すぐにもどってご乗車受付を開始いたします!

パチン、パチンと入鋏し、乗車記念のヘッドマークキーホルダーなどお渡ししておりますと、
「あの、カンパはどうすれば」
というお声を頂戴することができました!

「田上さん、カンパ袋もってていただけますか?」
「了解です!」

と、田上さんにカンパ袋をもってかたわらにたっていただきますと――
「あ、これカンパです」
「次のまいてつ列車、是非九州で」
等々、あたたかなメッセージとともに、続々カンパ、頂戴することが
できましたのです! ありがとうございます!!

なお、いただきましたカンパは、ありがたく、
まいてつ列車貸切・運営資金の補填のために使わせていただきましたこと、
この場を借りて、こころより御礼申し上げます!


 そんなこんなをするうちに、早瀬さんと恭平さんも仏生山駅前にご到着くださり、痛車、痛バイクの姿も見かけるようになり。
 そしえ、そうして!!
「あ、ヘッドマーク、準備できてますよ」
と、ことでんのH様が、ハチロクヘッドマーク、実物! を、持ってきてくださいましたのです!!!
「どうぞどうぞ、持ってみてください」と、持たせていただきましたその瞬間を、
早瀬さんが撮ってくださってました!




嬉しい――のですが、実に重い!!
ヘッドマークを手にしていると、ローマ時代の剣闘士になった気がします。

「早瀬さん早瀬さん、重いですよ! 持ってみてください!」




と――早瀬さんがヘッドマークを持ってくださってから、
ヘッドマーク取り付け! 車輌入線までの流れは、
こちらの動画! をご確認ください!!!

で! いざや列車に! と思ったのですが、
乗車希望者さんでまだご乗車下さってない方がいらっしゃいました
(のちにメールを確認したら、急病でご欠席、という
 ご連絡頂戴しておりましたのですが、そのときはバタバタしてしまって
 見落としてしまっておりましたのです! すみません!!)

で、田上さんと恭平さんに、
「わたくし、みなさまにご乗車いただいておりますので、
 五分前まで待ってあげていてもらえますか?」
とお願いをし、ご快諾頂戴して、
みなさまと一緒に、まずは進行方向と思われる、1000形120号ちゃんに乗車。
で、3000形300号ちゃんは、荷物置きに、という配置にさせていただきました。

すると、発車時刻の7〜8分前でしょうか?
運転士さんが、「入替します」とおっしゃって、車輌を動かされました。

「入替」というのは、簡単にいうと
――列車を、発車、運用出来る状態にもっていくために、移動させる――
ということになります。

----------(本線)----------------------------
    【仏生山駅】          / 
(行止)--(退避線)「ハチロク号」---/--(行止)

 ↑の図は正確じゃないんですけど
図、上の「本線」というのが、隣の駅とつながている、
列車が全力で走っていくための線路であるとお考えください。
で、図、下の「留置線」というのが、今回のハチロク号のように、
出発時刻を待っていたり、優先列車(特急とか)の通過待ちをする列車が、
本線を塞いでしまわないよう、一時的に退避しておくための線路、と
お考えください。
   
  今、待避線にいるハチロク号は、本線に出て次の駅へとむかうため、
いったんホームを離れ、/の線を通過して、
またホームへと戻って発車に備える必要があるわけです。

 その、入替があることを――わたくしは聞いてませんでしたし、
聞いていない以上は当然、駅前で遅刻者さんを待っている、
田上さんも恭平さんにも、お伝えできておりません。
 「入信、良し」みたいなことを運転士さんが指差喚呼され、
ハチロク号は、のろのろホームを離れていきます。
 とたん、顔色を変えて田上さんと恭平さんが走ってこられます!
「入替! 入替!!!」
 と、わたくしも、ご乗車くださっている方のうちの鉄分高い方々も、
口々に大声で叫ぶのですが、非鉄の田上さん、恭平さんにはその意味が
通じておりません。
 が、すぐさまに列車は当然ながらホームへ戻り、おふたりにお詫びと
事情説明をさせていただき、「そういうことか」と大笑いして!
いざ! まいてつ列車、ハチロク号! 今後こそ出発進行です!!




 
 仏生山駅を出発してから、折り返し駅/停車駅である琴電琴平駅に到着するまで、
おおよそ時間は、60分。
 早瀬さん、田上さんにトークをご支援いただきましても、60分は、
あまりに長く、長いです。
 用意した台本はあっという間につきてしまい、
おまけに釣掛駆動である120号ちゃんはめちゃくちゃ走行音が大きくて、
後ろの方の方にまで、声が届いていないという状態にも、しばしば
陥ってしまいます。
 わたくし、喉が乾いて乾いて、いっそほんとに、血を吐くんじゃないか――
というくらい、内心追い詰められてしまいつつございました。

 が! が! が!!!!

 そんなとき、どなたが車窓の外を指さされます!
「あ!」

itasha.jpg

itabike.jpg

 痛車です! 並走組の方々です!!!
 すごい! 綺麗! かっこいい!!!!

「おーーーーい!」

車内そろって全力で手を振り、盛り上がります!!
わたくしも一息つけて、助かります!!!

 そしてそして、各所撮影ポイントでは、撮影組のみなさまを、










車内から拝見させていただくことが出来、
これも手を振り大盛り上がりで!

さらにはまいてつ列車を後続列車でおいかけてくださる追走組のみなさまとも、
停車時間の長い駅駅でお会いすることできて!



また、ことでん様の大サービスも折々にあり!!




早瀬さん、田上さん、恭平さん、ご乗車のみなさまのお力ももちろんフルに頂戴し!

なんとかかんとか、わたくしめ、琴電琴平駅までお話しつづけることができました!

その間のあれこれについては、
みなさまのツイートでご確認ください!

























でもって。
列車は琴電琴平駅に着。

kineishasin.jpg

わたくしも、大役の半分ほどを終えた気になり、全身のびのびリラックスです!

が。
ここからが――まいてつ列車ハチロク号(試走版)を一時下車したそのあとこそが!

ある意味、まいてつ列車ハチロク号(試走版)の旅の、
最大最高のクライマックスになることを!!!

この時点では、ご乗車、追走、並走、撮影、応援組のおそらくどなたも!
まったく、気づいていなかったのです!!!!

(続)
posted by 進行豹 at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌
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