『「初鰹」という言葉があるのに 何故、「初鮪」という言葉はないのか?』
という話題が、話の合間に出てまいりました。
私、偶然にもその理由を知っておりましたのですが、
話してしまえば、これは非常に単純で、
『初鰹だの何だのがもてはやされるようになった江戸時代(元禄あたり)では、
釣った鮪を新鮮なまま江戸まで運び得る、船の速度も保存技術も無かった』
からなのです。
ですので、この時代の江戸前の鮪といえば、それは
『ヅケ』と呼ばれる“醤油漬けの鮪”のことで、
そうなってしまっているものには、当然 『初物もヘッタクレもなかった』 わけです。
しかし 、“『ヅケ』で当然” というその流通形態から、
江戸においては常に鮪は安定供給されていたことも ひとつの事実で。
『和歌食物本草』によれば、寛永年間においては
1サク=28文 (現在の貨幣価値で700円程度)
という価格で ほぼ安定していたそうです。
ですので、現代においては、
寛永年間の物価価格の変動を図るモノサシとして、この
『鮪一柵二十八文』は非常に重宝に用いられておりまして、
このモノサシを使って、流通の状態を計る学問をすなわち、
『マグロ経済』と呼ぶわけでございます。 (どっとはらい
・・・と、上記は先ほど思いつきました、私のオリジナル与太話でございますのですが、
みなさまはどの辺で、「この話がヨタ」だとお気づきになられましたでしょうか?
多分、かなりのとこまで行けたのでは!?
と 私としては思っておりますので――
もし、そう出来ておりましたら!
その切れ味を本篇中にも盛り込みたく、
イケてなければ、
さくっと気持ちを切り替えて、
――引き続きまして、まずはWEB体験版のリリースに向け、
制作進捗を積み重ねていきたく存じ案す!
ということで、本日の進捗報告です。
■シナリオ・スクリプト
まぁまぁ順調。
「書けて、リライトまで終わっている部分」の流し込みと演出がもうすぐ終わるので、
そこで躓くことなしに、引き続いて書いて流して演出つけていきたく存じます。
■制作進行等
今日は、特筆すべきことはとくには。
明後日に写真を撮りにいくので、その前にちょこちょこっと、
そしてその後にガツンと! アレヤコレヤを進めたく思っております。
で。
本日のバナー は、
『そういえば、真正面からのキャラクター紹介バナーみたいなのはやってなかった!』
と思いましたので、
「そのキャラクターの名刺」 的なことをイメージしながらつくってみました――

――感じの「名刺バナー」シリーズ第一弾
アラディア先生とさせていただきました!
以上、本日のご報告を完了いたしまして、
もって、制作の方に戻ります!!
私、先生の『マグロ経済』論にすごく感銘を受けました。
先生のおかげで、ようやく『江戸の漬鮪、京の塩鯖』という諺の意味が分かりました!
今日の進行豹さんのオリジナル与太話、最高に大好きです!
特に「どっとはらい」で終わるのが、東北民話っぽくて好いですね。(^^♪
<追伸>
自分で書いて、『江戸の漬鮪、京の塩鯖』って本当に有りそうに思いました。(笑)
ありがとうございます!
与太話は、私の数少ない趣味の一つですので、
ご好評を賜れましたこと、本当に嬉しく存じます!
『アラディア先生とくろえ姉がアツ燗つけつく、
スルメかじりつ、ぐだぐだ与太話の応酬を〜』
みたいなイベント、本篇中ではどーにも盛り込めそう二ないこと残念ですが、
その分も! 日誌では、思いだしたようにときどき与太ってまいりたくぞんじます!!
でもって、『江戸の漬鮪、京の塩鯖』。
「へぇ、京都にはそんな言葉があるんだ」
とか、素で私、思ってしまいましたです!(ヤラレマシタ