と、いうわけで表題どおり、
久々に! (すみません)
魔術講座の方、更新させていただきましたこと、まずはご報告申し上げます!
更新したのは、
魔術講座: http://hexaquarker.com/hexaquarker/magi.html
内
「7:未来の可視、過去の不可視」
の項目です。
もし、お時間あってお気がむくことございましたら、
ご一読いただけますと、とても嬉しく存じます!
で。
魔術講座の「講義案内」(メニューページ)についてなのですが――
1:不機嫌亭ゲーム班ホームページ開設当初に作成した
2:それから時間が経過して、
当然、「錬電術師」という物語の展開も進んだ
3:すると 「展開された物語内のエピソード」 と、
「講義案内」の内容に、整合のとれてない部分が出てきてしまった
――という現象が発生したため、
「魔術講座の講義内容を、物語にあわせて一部修正」いたしました。
具体的に申しますと
「錬電術関連の講義は、そちらでは(少なくとも三章完結までは)行われない」
ということに、変更させていただきましたのです。
蛇足を承知で申し添えますと、
『魔術講座が開催されている時間軸は、
“錬電術師第一章の物語が展開されるより、以前”』
という風に、定め直したということです。
ですので、(少なくとも三章完結までにおける)魔術講座の内容は
「錬電術が、未だ魔術界に認知されていない時点」
でのものであると、ご理解いただけますと幸いです。
でもって。
先日以来、「1日1時間目安」と時間を決めて、
毎日魔術講座を書いていこう、と決意した私ではございますのですが。
なんせ、長いこと、魔術講座を書けておりませんでしたため、
『実際に、錬電術師の物語内で明記された、各魔術師の魔術観と魔術解釈』
を、(設定レベルではなく、公開されたテキストレベルで)
再確認をする必要が――これはどうしても、出て参りました。
で、そのためには
A:ゲームを通しでプレイする
B:シナリオファイルを呼んで確認する
という、二つの選択肢があるように感じられました。
AよりBの方が、普通に考えれば早いので――
「B」方式で確認をとろうと、当然 私は決意しました。
が、しかし。
実装されたシナリオファイルは、
吉里吉里に読み込んで、演出をしてもらうためのスクリプト・・・
例えば、貴一くんの立ち絵を表示するのであれば、
[image storage=kii_f_rei.png layer=2 mode=psaddalpha left=385 top=0 opacity=255 page=back visible=true]
みたいなのが、びっしりと埋め込まれてしまっております。
ベタテキストのみで書けば、
------------------
「お待たせ。もう大丈夫…………だと思う」
「なら、ついてきな、貴一っつぁん」
言って 僕の返事は待たず、マナカさんは病室のドアを出てしまう。
----------------------
というたったそれだけの文章が、
しかし、背景を切り替えたり立ち絵を動かしたり
効果音を鳴らしたりを、吉里吉里にやってもらうため
--------------------------
「お待たせ。[l]もう大丈夫…………だと思う」[r]
[move_e n=0 layer=3 loop=1 x=0,-350,linear,600,void]
「なら、ついてきな、[l]
[playse buf=2 storage="snd_door_open.ogg"]
[backlay]
[image layer=1 page=back visible=true storage="bg_byousitu.jpg"]
[trans method=universal rule="rule_kosuri_r_l.png" time=500][wt]
貴一っつぁん」[r]
[r]
言って 僕の返事は待たず、マナカさんは病室のドアを出てしまう。[p][er]
-------------------------
と、もう、ごちゃごちゃに、長くなってしまいます。
つまり、
「シナリオ形式のファイルは、実は物凄く読みづらい」
ことになります。
しかし、
「私は、ライト/リライトしながら同時に演出をつけていく』
ため――
“一番読みやすい、『プレーンなベタテキスト』を、最初から作成していない”
―― のです。
……普段の「読み返し」は、デバッグも兼ねるわけですので、
そうだとしても、なんらの問題を生じないのですが――
しかし、今回
“魔術講座のために、とりあえずザラっと読み返したい”
という目的をもちましたので、
そこで 私は ようやっと、
「これは問題だなぁ」と、認識するにいたりましたのです。
「プレーンなベタテキストがほしいなぁ」と、強く希求をするにいたりましたのです。
そこであれこれ調べると、
“正規表現”なるものが、この世には存在するのだということを、知るにいたりました。
この“正規表現”なるものを使うと、
文字列の検索・置換をものすごく便利にできるようになるそうで――
“一文字” (例:<国>)
や
“文字列”(例:<アメリカ合衆国>)だけでなく。
“複雑な条件づけをされた文字列
(例:<ア>で始まって、何文字かを挟んで、<国>で終わる)”
をも、柔軟に検索できるようになるとのことなのです!
(上記の例だと、
<アメリカ合衆国><アイルランド共和国> <アルゼンチン共和国>
などなどを、文章中から一気に検索、置換できるようになるのだ、と)
「これを上手に使えば、[]内で囲まれた文字=吉里吉里向けの命令文を一気に削除し、ベタテキストを拾い上げられる」
と理解いたしました私は、
まず [indent] や [l] 、[ruby] といった
“文中や文頭で用いられる可能性のあるタグ”を予め消し。
そののち、おもむろに
\[..*\]
という正規表現を用いて、全 []および[]内文字を検索し、
そして空白と置換することで、一斉に消去することに成功いたしましたのです!!
で、生成されたプレーンテキストをサクサクと読み進めながら私
「正規表現便利。超便利」
としみじみ思いましたので、
「どなたかの役にたつことあるかも!」
と、正規表現につき、ご案内申し上げたく、本日の日誌に記述させていただきましたのでした。
ちなみに、私が正規表現を勉強させていただきましたサイトさまは
http://www.sixnine.net/regexp/regexp1.html
となっておりまして、
正規表現を用いての検索置換に使わせていただいたフリーソフトさまは
http://www.hi-ho.ne.jp/a_ogawa/otbedit/index.htm
でございましたこと、
あわせ、ご報告申し上げます次第です。
で!
そんなこんなを挟みましての本日の進捗なのですが
[シナリオ&スクリプト]
→割とすすんだ
[制作進行]
→一歩一歩
[魔術講座]
→ご報告どおり
という感じのものとなりましたこと、重ねてご報告申し上げます。
魔術講座、書いていれば非常に楽しく、
またシナリオ面への好影響も産みますことを、
先日本日で実感いたしましたので!
新しいリズムのもとで、引き続き、制作の方、頑張っていきたく存じます!!
2009年06月02日
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>“文中や文頭で用いられる可能性のあるタグ”を予め消し。
という作業をされていますが、
\[..*?\]
と『*』の後に『?』という最短マッチ指定子を付与すれば、
正規表現だけでご希望の処理が可能だと思います。
少しでも製作活動のご参考になれば幸いです。
はじめまして! コメントありがとうございます!!
そしてまた、素晴らしい知識のご教示を本当にありがとうございます!!
まだ、私正規表現ちゃんと勉強出来ておりませんでしたので、“最短マッチ指定子”の意味がわかるようなわからないような気持ちでとにかく、
お書きいただいた正規表現での検索かけてみましたのですが、そうすると正しく!
[hogehoge] 本文 [honyahona]
みたいな行の中でも、本文だけを残してのタグ削除、あざやかに行うことが出来ました!!
で、最短マッチ指定のニュアンスも、
大体「わかったような気」になったのですが、
これをきちんと理解につなげますためにも!
このコメントを書き終えしだい、調べて&身につけていきたく思っております!
頂戴いたしました知識、少しどころか本当に役立ち また、刺激ともなりましたので、とても嬉しく思っております。
ありがとうございます!
&もしもご迷惑でなければ、今後どうぞ よろしくお願いいたします!!