おはようございます。
おかげさまで私、本日は無事
「二日続けて二度寝は無いぞ!」
と、叫びながらの目覚めを迎えることが出来ました。
寝ざめ直後コンディションの方も、
切り替え初日の100倍、優れたようなものに思えます。
しかし、タイピング速度は、なんだか“モタモタ”しておりますし、
ミスタッチもかなり多いので、
「朝方への切り替え成功!」
と判断するには、かなり次期総長――ではなく、
時期尚早かと存じます。
三日坊主で終わらぬための、明日が最初の、
“超えるべき坂”と心得て!
為すべきを為し、したいこともし その上で出来る限りの早くに眠り。
しっかりと睡眠をとっての早起き!
できますように、頑張りたいと存じます!!
で。
その為すべき&したいことでございます、製作の方の進捗について、
先日は――
【シナリオ・リライト・基礎スクリプト】
進んだが、目標ほどには進めなかった。
【製作進行】
おかげさまで、良いお受け取りをさせていただけた。
――という感じのものとなりましたこと、ご報告申し上げます。
で、シナリオ方面の
「進んだが、目標程には進めなかった」という進捗しか得られませんでしたのには、
明確な理由がございます。
それは――
『“自然な会話の流れ”を産もうとして、ハマってしまった』
――というものです。
以下、簡単な例文をこしらえてみます。
シチュエーションとしては
1:「主人公が同人ゲームをしている」
2:「友人との会話の流れによって」
3:「スペイン旅行の話題になる」
を、満たすことが要求されているとお考えください。
---------------------------
<当初、私が修正を試みようとした“会話の流れ”>
エリック(以下:E)
「やぁ、お邪魔するよ」
リンダ (以下:L)
「いらっしゃい。勝手に上がって? ちょっと、今 手が離せなくて・・・」
E:「ん? おや、ゲーム中か」
L:「いいところなのよ」
E:「綺麗な絵だね」
L:「『ゴスデリ』っていうの。グリグリ動くわ」
E:「何だって! “グリグリ動く!” この美幼女がかい!?」
L:「……相変わらず、貴方は酷いロリコンね」
E:「!!? い、いや、えー、あー・・・
おっと! 何だい? このパンフレット」
L:「パンフレット?」
E:「そうだよ、そこの―― えーと・・・
『魅惑のスペイン 7日間の旅』」
------------------------
・・・私が、「自然じゃないなぁ」と感じましたのは、
『パンフレットを見つけ』→『スペイン旅行の話に』
という切り替えが、かなりご都合主義的に感じましたからです。
ので、以下のように修正してみました。
-------------------------
<当初、私が修正を試みた結果としての、“会話の流れ”>
エリック(以下:E)
「やぁ、お邪魔するよ」
リンダ (以下:L)
「いらっしゃい。勝手に上がって? ちょっと、今 手が離せなくて・・・」
E:「ん? おや、ゲーム中か」
L:「いいところなのよ」
E:「可愛い絵だね」
L:「『とつげき! 人間戦車』っていうの。ぶっちゃけ、ハマルわ」
E:「! 聞いたことあるぞ!?
確か・・・しゃぶしゃぶだかステーキだか」
L:「“焼肉万歳”。
・・・エリック、あなたお腹すいてるの?」
E:「そういうわけでもないんだが・・・
言われてみれば、最近 牛肉は食べてないね」
L:「牛肉・・・、闘牛の後の牛って、食用にされるのかしら?」
E:「闘牛!?」
L:「ああ、スペイン旅行に誘われてるのよ」
---------------------------
・・・修正を試みたポイントは、
『話題の移り変わりのみで、同人ゲームからスペイン旅行に移行させる』
ようにした、というところとなります。
が、しかし。
実際に修正をしてみると――
<修正前>の方が<修正後>より、
『ずっと自然』であるように、先日の私には感じられ始めてまいりましたのです。
「普段の会話」を振り返るなら、
<修正前>の話の切り替わり具合など、別に普通にあることです。
というかむしろ――
「そういえばさ」
という一言により
『“そういえば”でも なんででもない、単に話手が話したがっている話題』
へと持っていかれることなど、ザラではないかと感じます。
------------------------
<そういってない、そういえばの例>
K「オバケのQ太郎は面白いなぁ!」
S「そうですね。そういえば、イベント絵の原画なんですけど」
------------------------
ではありますが。
しかしながら、
「実際の会話を、テープ起こししてそのまま
『物語内に輸入』すると、グダグダすぎて、読む気がしなくなる」
のも、厳然たる事実です。
実際の、普段の会話には“明確な話題の方向性”というのは、
めったに存在せず。
それ故の無駄や、混乱や、脱線や、ダジャレや、行き違いや、スルーなど――
に、満ち満ちるものであることが『自然』だからです。
『自然な日常』の演出として、
「それを全て書いてしまう」というアプローチも、あるいは“あり”なのかもしれません。
実際、冒頭2例のような 「いかにも日常」なシーンにおいては、そうした方が、『自然さ』を産み出せるのかも・・・とも考えられます。
が、しかし。
私が先日、実際に書いては直し、直しては書きでハマったシーンは
『日常からは、外れた』シーンであり。
例えば、それは愛の告白であったり、仇敵への糾弾であったりなシーンであって。
「そのようなシーンでは、当事者同士は、
“明確な問題意識の下に、無駄の少ない会話”を
することが、『自然』ではないかと思われる」
――わけですので。
「で、あるのならば、どこを省いてどこを足すのが、
一番“自然”となるのであろうか」
・・・という悩みに思考は立ち戻ることとなり。
さらに言うのであれば、
「求められる『自然さ』は
“主人公にとっての自然さ”
であることが明白なので――
『類似状況下における言動』と、著しく乖離しててはいけない」
ようにも思え、しかしながら
「『類似状況は同一状況でない』し、
その状況に至るまでの“流れ”も全然違い、
ということは 『状況に対峙したときの心境』は、
まるで異なっているのであるから、
その『“別状況”において、あまりに言動が似通ってしまう』
というのも逆に“不自然”だ」
とも思えてまいりまして。
つまるところ。
「上記全てのような思考と試行錯誤とを繰り返していたら、
時間がものすごく飛んでいた」
という結末を、私は迎えてしまったのです。
で、上記全てのような思考と試行錯誤とに、
先日の私は
「どっちを自然と感じるかは、
“読んで下さる方の感じかた”
一つの問題であるし、
そもそも、“特殊状況下の会話は、特殊であるのが自然だ!”」
的な(かりそめの)結論に自らを持っていくことで、
ハマり状況から、やや強引に抜けだしましたのですが――
しかし、改めて、
「物語中の会話。その自然さと不自然さ」
という(非常に基礎的なんじゃないかと想像される)
テーマについて考えました/考えております ことは――
“惰性で書いてはいない証拠”
であるということだけは言えるのではないかとも感じましたので。
「その試行錯誤は無駄ではないのだ!」
と前向きに切り替え、
本日は、先日分の遅れを取り返せますように!
+ 当該パートのシナリオ、明日には全部「書くだけは書けている」
状況に、最低限でも持って行きますことを最優先に、
実りある一日を、送っていきたく存じます!!
なお、私
「俺は/私は “物語における、自然な会話”について、
明確な意見をもっているぜ!」
という方がもしいらっしゃって、
でもって、お差支えなくお時間あってお気がむかれることが万一ございましたら――
そのご意見、本記事のコメント欄なり、
メッセージフォームなり
ご都合のよろしい形式で、お教えいただけましたら、とても嬉しく存じます!
もし、そのような方がいらっしゃいましたら、
どうぞ前向きの ご検討、よろしくお願いいたします!!
2009年09月29日
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