本日は、御報告内容が――
1:「デザインズについて」
2:「製作進捗について」
3:「私の日本語学習について」
4:「頂戴した 『でき(かけ)』レビューのご紹介について」
――の、4項目に分かれます。
で、上記の順に列記していきますのが、
一番わかりよい流れになるかな? と思いますところですので、
以下、そのように! 御報告させていただきたく存じます。
【デザインズについて】
おかげさまで、先日無事に

――をさせていただきました、
不機嫌亭デザインズ
の“試験運用”につき、

『katsura ぶろぐ』の、
kiisanさんからの、多大なご協力、ならびに御教示を賜りましたことは、先日の日誌にて すでに御報告させていただきました。
で、私。
『錬電術師の製作』に関しましては――
「不機嫌亭ゲーム班が主体となり、
不機嫌亭ゲーム班の好きに作り、
その完成物を、もし気に入っていただけましたら
お買い上げいただけますととても嬉しい」
――というスタンスで製作されているものと認識しておりますので。
<如何に“好きに作っているか”の 過程・内容報告をさせていただきますこと>は、
プレイ下さる方に
“お読みいただく、いただかないを自由にご選択いただける”形での
<ご判断材料、ならびに“読み込み”のための資料>
と、していただけるかと、思っております。
故に、
“過程報告は、積極的に、可能な範囲で詳細に”
行わせていただこう、と 思っておりますわけです。
が、しかし、
『「デザインズ」で、ご依頼をお引き受けさせて頂きました場合の製作』 につきましては――
「ご依頼主さまに主体となっていただき、
ご依頼主さまのお好みにあわせ、
その完成物を、気に入っていただけ、
かつその御用途にマッチするように」
――というスタンスで行わせていただくのが当然、と考えておりますので。
本製作日誌で、“錬電術師の製作に関しますご報告”をさせていただくような形での、
“私の主観を交えたご報告”を行いますことは、
「適切ではない」行為になるのではないか、と考えました。
ので、
(試験運用の御依頼主さまである、kiisanさんに紹介ご許諾を頂戴した上で)
以下に、
「kiisanさんが『katsura ぶろぐ』上でお書き下さったリポート記事』内容に、幾点かの
“客観的と思われる”補足情報を加える形での――
1-A:「試験運用開始時点に頂戴したご依頼内容」
と
1-B:「主なご連絡やりとりの日時」
1-C:「試験終了(=御依頼満了)時点での成果物」
――の、三点についてのみのご紹介を、行わせていただきたく存じます。
<<10/12>>
試験運用開始。
頂戴した御依頼内容は
小学校関連団体様が毎年運営される予定の、
『ドッジビー(DODGEBEE)大会』
のロゴ。
使用目的は「印刷」「広報ホームページ上」。
ロゴの条件は
「小学校名」「ドッジビー大会」の文字列(表記方は相談)
が入っていることと、縮小時視認できること。
使用色は2〜3色まで(白含まず)。
ご希望のご納期は 『10月21日(水)』
頂戴した資料は、
「ドッジビー大会の様子」
http://kiisan.cocolog-nifty.com/katsura/2009/06/a-a22b.html
http://kiisan.cocolog-nifty.com/katsura/2009/06/2009-4c8d.html
ならびに
「こちらのご紹介記事中にある、素材イラスト2点」
同日中に、ご返信と初回お打ち合わせ御都合のお伺い。
<<10/13>>
お打ち合わせ御希望日時ご受領。
初回ラフとあわせ、ご返信。
初回お打ち合わせ日時決定。
同深夜、初回お打ち合わせ。
<<10/14>>
修正ラフの提出と、正式なご受注をいただけるかのお伺い。
正式なご受注を頂戴し、頂戴したご入金を確認。
修正ラフへの調整指示を頂戴。
修正ラフをご調整。初稿デザインとしてご提出。
<<10/15>>
初稿デザインへのご調整指示を頂戴。
初稿デザインをご調整、二稿デザインとしてご提出。
二稿デザインを採用デザインとご確定頂く、ご納品の御依頼。
ご納品完了。
ご納品内容は、御希望にあわせ、
・オリジナルの.aiファイル
・CYMK、300dpiの カラーバージョンロゴの .psdファイル
・白黒2値、600dpiの モノクロバージョンロゴ .psdファイル
<<10/16>>
ご納品物のご受領、ご検収をいただく。
ご依頼達成。
提出させていただいた成果物(カラー版)は、
こちらのご紹介記事 にご掲載いただきましたもの。
――となります!
幸いなことに、
以前にご応援メールをくだっさたサークルの方の他にも、
不機嫌亭ゲーム班物理制作部顧問の“Cさん”さん。
みなさまご存知

650さん
そして、コメント欄ではシルフェイドさん
から それぞれ、デザインズへのご注文ご検討やご応援をたまわれておりますので!
“ご希望を丁寧にお伺いして 真剣に作らせていただくことにより、
「頼んで良かった」と思っていただけるデザインを ご提供させていただき、
また当方の経験アップ、スキルアップへも つなげたい―― ”
という、不機嫌亭デザインズのコンセプトを、
実績という形へ結んでいけますように!
そして、ご縁を頂戴している方からはもちろん、
願わくば始めましてのご縁の方からも、お問い合わせやご反応を頂戴できますことも目指して!!
今後とも(当面は様子見でひっそりこっそり)
デザインズの方も、運営、頑張っていきたいと思います!!
【製作進捗について】
で。
肝心かなめの『最終章 (冬)』の製作に関しましては――
<<シナリオ・リライト・基礎スクリプト>>
それまでに書いた部分のリライト、基礎スクリプトを完了。
新規部分を、コツコツと、それなりの量執筆。
<<製作進行>>
恐らくは、大過なく。
――という進捗を得られましたこと、ご報告申し上げます。
【私の日本語学習について】
しかしながら、先日の私は。
「体調に、大きな問題は無く」
「他に、時間をかけるべきお仕事や雑用も無く」
――『非常に執筆時間を取れる環境で、
かつ、実際に長時間を執筆のために確保していた』
にもかかわらず、
“上記程度の進捗しか得られなかった”ともいえます。
以前、私は
「まとまった量が一気に書けないのは、
執筆にかけている時間が少ないからだ」
という 『執筆量問題=時間原因説』を仮定いたしましたが、
この説は、どうやら“偽”であることが、証明されてしまいましたわけです。
ので、仮説を変えます。
前提条件としては
「現状書いているヒロインルートのプロット、イベント内容は、
『完全に固まっていて、あとは書くだけ』
の状態に、ここしばらくずっとある」
というのがございます。
にもかかわらず、
「実際、思ったほど執筆が進んでおらず」
かつ
「時間をかけても、空費してしまう」
のであれば、問題は、
『私の、“日本語執筆技術”上』
にあるのではないか? と、新しく仮定をしなおしてみます。
と、
2-A:私は、この製作日誌や、あるいはメールのような
『自分の日本語』で書いている文章に関しては、
非常にスイスイと書ける
のに、
2-B:シナリオ文に関しては、『非常にスイスイ』とは書けない。
2-C:ならば、私は 『シナリオ文を、自分の日本語で書いていない』
という仮の結論が、導かれるように思えました。
この、『自分の日本語』という言葉に関しましては、
説明がちょっと難しいのですが――
<私のボキャブラリによる、
私ルールの、私のニュアンスでの言葉選びを為された日本語>
――というように、ご理解いただけますと幸いです。
錬電術師は、基本、貴一くん視点でございますので、
<貴一くんのボキャブラリによる、
貴一くんルールの、貴一くんのニュアンスでの言葉選びを為された日本語>
で、執筆されております (つもりでおります)。
で、この『貴一くんの日本語』に関しまして、
私は、「かなり理解と習熟を出来ている」つもりなのですが――
例えば、
(貴一くん視点であろうが、他の誰視点、あるいは第三者視点であろうが、
それは間違いなく『陶耶隆久の日本語』でしか語られえない)
『陶耶隆久の日本語』
や、
『あるいは、外国語を母語としているキャラクタ―の日本語』
さらには、
『ちょっとだけ出てきて、特に背景を語られることの無いキャラクターの日本語』
についてを考えてみますと。
私が、
(それが必要な場合には)
「どれだけ“理解・習熟”できているか」
(そこまでの必要がない場合には)
「どれだけ、“らしさ”を出せているか」
という点が――
登場キャラクター数が増え、
それぞれの“立場”が増えるにつれ、
どんどんと 「あいまい」になってしまって……
恐らくはいたように、どうにも思われますのです。
その悩みが、端的に表れたのが、
以前の日誌で書かせていただきました、
『自然な会話』
についての疑問であったように、今となっては思います。
その疑問には、とても幸いなことに、

『七海屋』の ぱすたこーどさん

『inspire』 の、小五郎さん
そして、メールを通じてなども、
非常に大きなヒントとなり、糧となるご意見を頂戴することが出来まして。
(ぱすたこーどさんから頂戴したご意見のご紹介記事)
(小五郎さんから頂戴したご意見のご紹介記事)
で、それら頂戴したアドバイスを、私なりに消化いたしましたところ――
『“会話は、<会話という独立したもの>ではなく、
その人間の思想とか生き方とか背景同士のぶつかり合いの
一側面であり”
であるならば
“<会話を、真に描写する>ということは、
<それぞれの話者の、それぞれ『人間性』を伝えるということ>に他ならない”』
のであると、理解したように思いました。
ですが、錬電術師は、基本“貴一くんの一人称”の物語ですので、
「貴一くん(と、ある程度以上りんねちゃん)」
以外のキャラクターの“背景”については、
<貴一くんが、見聞きした事実や言葉>
の積み重ねによって類推していただくしかなく。
その――
『類推を適切にいただけるような、(キャラクターごとの)言葉の取捨選択』
――を、私は、自分に満足なレベルで出来ていない。
そこが、
“私が「会話」や「省略」を、ずっと気にかけ続けている”
・・・という現象の根本原因であろうと、
そこまでようよう、考えが至ったように思います。
整理をすれば、問題は、上記
“類推を適切にいただけるような、(そのキャラクターの)言葉の取捨選択が、私は、自分に満足なレベルで出来ていない”
という一点に集約でき。
それは、つまりは、純粋な
『“言葉の取捨選択=日本語の作文技術”上にある問題なのだ』
と、断定できるように思います。
で、この問題は、
(いずれ宿命的に再発するにせよ)
“ひとまずは根治できた! と、私が納得”
出来ないかぎり、私の執筆速度を落とし続ける類のものであるかと思いますので――
その根治治療として、
(作劇術における
「ハリウッド・リライティング・バイブル」
「ローレンス・ブロックのベストセラー作家入門」
のように、
日本語作文技術においての、私の座右書書の一冊である)
『日本語の作文技術』 (本田勝一/朝日新聞社)
という本を、
<これから2週間かけて、1日一章、精読し、レジュメ化>し。
<そのレジュメを、本日誌のなかで、都度で ご紹介する>
という訓練を、本日以降、開始いたしたく思っております。
上記の本「座右」というのも正直恥ずかしいことに、
“つまみ読み”を重ねるばかりで、きちんと精読したこと一度も無かったので。
これを徹底し、『日本語作文技術の基礎』を固め、
ひいては その 応用である
『各キャラクターにとって適切な日本語の選択』を
きちんと果すことが出来るようになりますよう!
本日から精読・レジュメ化を開始し、
明日の日誌以降、その御報告を出来ますように、
製作の合間合間に、頑張っていきたいと存じます!!
【頂戴した 『でき(かけ)』レビューのご紹介について】
長々としたものとなってしまいました本日の日誌のオオトリは、
今夏に製作・頒布させていただきました、同人誌、

『How to making 同人ノベルゲーム -錬電術師が でき(かけ)るまで-』
へのレビューを、

『宴』のルクルさんから、頂戴いたしました!
という(遅ればせながらの)御報告をもって、結ばせていただきたく存じます。
頂戴いたしましたレビューは
こちらとなっておりまして、
去る9月9日。
いみじくも救急の日にご執筆いただいたものでらしたのですが、
私そのころ、制作に汲汲としておりまして、
レビューいただいておりましたことに、気づけぬままに、
先日までを過ごしてしまっておりましたのです。
が、先日の巡回中、そちらに気付かせていただき、
速攻ご紹介→お伺い→ご紹介許諾の頂戴、
という運びとさせていただくことが出来ましたので!
改めましての御礼かたがた、そちら、全力でご紹介させていただきたく存じます!!
ご総括における高評価と、
そして、
「最終完成版リリース後、今度はフルエピソードとして」
「狩野さん、桜崎さんの声も」
というご希望、本当に励みになります、ありがとうございす!!
私としても、もちろん、
「錬電術師製作満了後の“フルエピソード版”執筆」
いたしたく全力で願っておりますので!
かくできますよう、まずは
『最終章(冬)のシナリオ!』
コツコツと、かつ出来るかぎりは速やかに!
書き進めていきたく存じます!!
――と。
長くなってはしまいましたが、
これで本日「御報告すべきこと」は全て御報告できたかと存じますので!
すみやかに朝ごはんを食べ、
本日「やらねば」ないくつかのことを片づけて!
しかるのち、制作、および訓練の方、頑張っていきたく存じます!!