2009年10月17日

“「デザインズの試験運用成果のご紹介」のご紹介” と “「日本語の作文技術」を二週間かけて読む(開始宣言)”

 おはようございます! 

 本日は、御報告内容が――

1:「デザインズについて」
2:「製作進捗について」
3:「私の日本語学習について」
4:「頂戴した 『でき(かけ)』レビューのご紹介について」

――の、4項目に分かれます。


 で、上記の順に列記していきますのが、
一番わかりよい流れになるかな? と思いますところですので、
以下、そのように! 御報告させていただきたく存じます。



【デザインズについて】

おかげさまで、先日無事に

――をさせていただきました、
不機嫌亭デザインズ


の“試験運用”につき、



『katsura ぶろぐ』
の、
kiisanさんからの、多大なご協力、ならびに御教示を賜りましたことは、先日の日誌にて すでに御報告させていただきました。

 で、私。

 『錬電術師の製作』に関しましては――

 「不機嫌亭ゲーム班が主体となり、
  不機嫌亭ゲーム班の好きに作り、
  その完成物を、もし気に入っていただけましたら 
       お買い上げいただけますととても嬉しい」

――というスタンスで製作されているものと認識しておりますので。


<如何に“好きに作っているか”の 過程・内容報告をさせていただきますこと>は、

プレイ下さる方に
“お読みいただく、いただかないを自由にご選択いただける”形での
<ご判断材料、ならびに“読み込み”のための資料>

と、していただけるかと、思っております。


 故に、
“過程報告は、積極的に、可能な範囲で詳細に”
行わせていただこう、と 思っておりますわけです。


 が、しかし、
 『「デザインズ」で、ご依頼をお引き受けさせて頂きました場合の製作』 につきましては――


「ご依頼主さまに主体となっていただき、
 ご依頼主さまのお好みにあわせ、
 その完成物を、気に入っていただけ、
  かつその御用途にマッチするように」

――というスタンスで行わせていただくのが当然、と考えておりますので。

 本製作日誌で、“錬電術師の製作に関しますご報告”をさせていただくような形での、
“私の主観を交えたご報告”を行いますことは、
「適切ではない」行為になるのではないか、と考えました。


 ので、
(試験運用の御依頼主さまである、kiisanさんに紹介ご許諾を頂戴した上で)
 以下に、

「kiisanさんが『katsura ぶろぐ』上でお書き下さったリポート記事』内容に、幾点かの
“客観的と思われる”補足情報を加える形での――

 1-A:「試験運用開始時点に頂戴したご依頼内容」

 と

 1-B:「主なご連絡やりとりの日時」 

 1-C:「試験終了(=御依頼満了)時点での成果物」

――の、三点についてのみのご紹介を、行わせていただきたく存じます。


<<10/12>>
 試験運用開始。
 頂戴した御依頼内容は

 小学校関連団体様が毎年運営される予定の、
 『ドッジビー(DODGEBEE)大会』
 のロゴ。

 使用目的は「印刷」「広報ホームページ上」。
 ロゴの条件は
 「小学校名」「ドッジビー大会」の文字列(表記方は相談)
 が入っていることと、縮小時視認できること。
 使用色は2〜3色まで(白含まず)。

 ご希望のご納期は 『10月21日(水)』
 
 頂戴した資料は、

「ドッジビー大会の様子」
http://kiisan.cocolog-nifty.com/katsura/2009/06/a-a22b.html
http://kiisan.cocolog-nifty.com/katsura/2009/06/2009-4c8d.html

ならびに

こちらのご紹介記事中にある、素材イラスト2点」 
 
 同日中に、ご返信と初回お打ち合わせ御都合のお伺い。


<<10/13>>
 お打ち合わせ御希望日時ご受領。
 初回ラフとあわせ、ご返信。
 初回お打ち合わせ日時決定。
 同深夜、初回お打ち合わせ。


<<10/14>>
 修正ラフの提出と、正式なご受注をいただけるかのお伺い。
 正式なご受注を頂戴し、頂戴したご入金を確認。
 修正ラフへの調整指示を頂戴。
 修正ラフをご調整。初稿デザインとしてご提出。
 
<<10/15>>
 初稿デザインへのご調整指示を頂戴。
 初稿デザインをご調整、二稿デザインとしてご提出。
 二稿デザインを採用デザインとご確定頂く、ご納品の御依頼。
 ご納品完了。

 ご納品内容は、御希望にあわせ、

  ・オリジナルの.aiファイル 
  ・CYMK、300dpiの カラーバージョンロゴの .psdファイル
  ・白黒2値、600dpiの モノクロバージョンロゴ .psdファイル

<<10/16>>
 ご納品物のご受領、ご検収をいただく。
 ご依頼達成。

 提出させていただいた成果物(カラー版)は、

 こちらのご紹介記事 にご掲載いただきましたもの。



――となります!


 幸いなことに、
 以前にご応援メールをくだっさたサークルの方の他にも、

 不機嫌亭ゲーム班物理制作部顧問の“Cさん”さん。

 みなさまご存知 

650さん


 そして、コメント欄ではシルフェイドさん


から それぞれ、デザインズへのご注文ご検討やご応援をたまわれておりますので!
 

“ご希望を丁寧にお伺いして 真剣に作らせていただくことにより、
 「頼んで良かった」と思っていただけるデザインを ご提供させていただき、
 また当方の経験アップ、スキルアップへも つなげたい―― ”

という、不機嫌亭デザインズのコンセプトを、
実績という形へ結んでいけますように!

そして、ご縁を頂戴している方からはもちろん、
願わくば始めましてのご縁の方からも、お問い合わせやご反応を頂戴できますことも目指して!!


今後とも(当面は様子見でひっそりこっそり)
デザインズの方も、運営、頑張っていきたいと思います!!



【製作進捗について】

 で。
 肝心かなめの『最終章 (冬)』の製作に関しましては――

 <<シナリオ・リライト・基礎スクリプト>>
  それまでに書いた部分のリライト、基礎スクリプトを完了。
  新規部分を、コツコツと、それなりの量執筆。
 

 <<製作進行>>
  恐らくは、大過なく。


――という進捗を得られましたこと、ご報告申し上げます。



【私の日本語学習について】

 しかしながら、先日の私は。

 「体調に、大きな問題は無く」
 「他に、時間をかけるべきお仕事や雑用も無く」

――『非常に執筆時間を取れる環境で、
   かつ、実際に長時間を執筆のために確保していた』

にもかかわらず、
“上記程度の進捗しか得られなかった”ともいえます。


 以前、私は

 「まとまった量が一気に書けないのは、
  執筆にかけている時間が少ないからだ」

 という 『執筆量問題=時間原因説』を仮定いたしましたが、
 この説は、どうやら“偽”であることが、証明されてしまいましたわけです。


 ので、仮説を変えます。

 前提条件としては

 「現状書いているヒロインルートのプロット、イベント内容は、
  『完全に固まっていて、あとは書くだけ』
  の状態に、ここしばらくずっとある」

というのがございます。

 にもかかわらず、
  
 「実際、思ったほど執筆が進んでおらず」
  かつ
 「時間をかけても、空費してしまう」

 のであれば、問題は、

 『私の、“日本語執筆技術”上』 
 
にあるのではないか? と、新しく仮定をしなおしてみます。


 と、

2-A:私は、この製作日誌や、あるいはメールのような
   『自分の日本語』で書いている文章に関しては、
   非常にスイスイと書ける

のに、

2-B:シナリオ文に関しては、『非常にスイスイ』とは書けない。


2-C:ならば、私は 『シナリオ文を、自分の日本語で書いていない』


という仮の結論が、導かれるように思えました。


 この、『自分の日本語』という言葉に関しましては、
 説明がちょっと難しいのですが――

<私のボキャブラリによる、
 私ルールの、私のニュアンスでの言葉選びを為された日本語>

――というように、ご理解いただけますと幸いです。

  
 錬電術師は、基本、貴一くん視点でございますので、

<貴一くんのボキャブラリによる、
 貴一くんルールの、貴一くんのニュアンスでの言葉選びを為された日本語>
 
で、執筆されております (つもりでおります)。


 で、この『貴一くんの日本語』に関しまして、
 私は、「かなり理解と習熟を出来ている」つもりなのですが――


 例えば、

(貴一くん視点であろうが、他の誰視点、あるいは第三者視点であろうが、
 それは間違いなく『陶耶隆久の日本語』でしか語られえない)

『陶耶隆久の日本語』

や、

『あるいは、外国語を母語としているキャラクタ―の日本語』
さらには、

『ちょっとだけ出てきて、特に背景を語られることの無いキャラクターの日本語』

についてを考えてみますと。


私が、

(それが必要な場合には)
「どれだけ“理解・習熟”できているか」

(そこまでの必要がない場合には)
「どれだけ、“らしさ”を出せているか」

という点が――

登場キャラクター数が増え、
それぞれの“立場”が増えるにつれ、
どんどんと 「あいまい」になってしまって……
恐らくはいたように、どうにも思われますのです。


その悩みが、端的に表れたのが、
以前の日誌で書かせていただきました、

『自然な会話』

についての疑問であったように、今となっては思います。

その疑問には、とても幸いなことに、


『七海屋』
の ぱすたこーどさん


『inspire』
の、小五郎さん

 そして、メールを通じてなども、
 非常に大きなヒントとなり、糧となるご意見を頂戴することが出来まして。

(ぱすたこーどさんから頂戴したご意見のご紹介記事)

(小五郎さんから頂戴したご意見のご紹介記事)


で、それら頂戴したアドバイスを、私なりに消化いたしましたところ――

『“会話は、<会話という独立したもの>ではなく、
  その人間の思想とか生き方とか背景同士のぶつかり合いの
  一側面であり”
  
 であるならば 

 “<会話を、真に描写する>ということは、
  <それぞれの話者の、それぞれ『人間性』を伝えるということ>に他ならない”』

のであると、理解したように思いました。


 ですが、錬電術師は、基本“貴一くんの一人称”の物語ですので、

「貴一くん(と、ある程度以上りんねちゃん)」
以外のキャラクターの“背景”については、
<貴一くんが、見聞きした事実や言葉>
の積み重ねによって類推していただくしかなく。

 その―― 
『類推を適切にいただけるような、(キャラクターごとの)言葉の取捨選択』
――を、私は、自分に満足なレベルで出来ていない。

 そこが、
“私が「会話」や「省略」を、ずっと気にかけ続けている”
・・・という現象の根本原因であろうと、
そこまでようよう、考えが至ったように思います。


 整理をすれば、問題は、上記

“類推を適切にいただけるような、(そのキャラクターの)言葉の取捨選択が、私は、自分に満足なレベルで出来ていない”

という一点に集約でき。


 それは、つまりは、純粋な

『“言葉の取捨選択=日本語の作文技術”上にある問題なのだ』

と、断定できるように思います。

 
 で、この問題は、
(いずれ宿命的に再発するにせよ)

 “ひとまずは根治できた! と、私が納得”

出来ないかぎり、私の執筆速度を落とし続ける類のものであるかと思いますので――

その根治治療として、

(作劇術における
 「ハリウッド・リライティング・バイブル」
 「ローレンス・ブロックのベストセラー作家入門」
 のように、
 日本語作文技術においての、私の座右書書の一冊である)

『日本語の作文技術』 (本田勝一/朝日新聞社)

という本を、

<これから2週間かけて、1日一章、精読し、レジュメ化>し。
<そのレジュメを、本日誌のなかで、都度で ご紹介する>
という訓練を、本日以降、開始いたしたく思っております。


 上記の本「座右」というのも正直恥ずかしいことに、
“つまみ読み”を重ねるばかりで、きちんと精読したこと一度も無かったので。

 これを徹底し、『日本語作文技術の基礎』を固め、
 ひいては その 応用である
 『各キャラクターにとって適切な日本語の選択』を
きちんと果すことが出来るようになりますよう!
 
 本日から精読・レジュメ化を開始し、
 明日の日誌以降、その御報告を出来ますように、
 製作の合間合間に、頑張っていきたいと存じます!!

 

【頂戴した 『でき(かけ)』レビューのご紹介について】

 長々としたものとなってしまいました本日の日誌のオオトリは、

 今夏に製作・頒布させていただきました、同人誌、



『How to making 同人ノベルゲーム -錬電術師が でき(かけ)るまで-』


へのレビューを、


『宴』のルクルさん
から、頂戴いたしました!

という(遅ればせながらの)御報告をもって、結ばせていただきたく存じます。


 頂戴いたしましたレビューは
こちらとなっておりまして、

 去る9月9日。
 いみじくも救急の日にご執筆いただいたものでらしたのですが、
 私そのころ、制作に汲汲としておりまして、
レビューいただいておりましたことに、気づけぬままに、
先日までを過ごしてしまっておりましたのです。

 が、先日の巡回中、そちらに気付かせていただき、
速攻ご紹介→お伺い→ご紹介許諾の頂戴、
という運びとさせていただくことが出来ましたので!

 改めましての御礼かたがた、そちら、全力でご紹介させていただきたく存じます!!

 ご総括における高評価と、
 そして、
 「最終完成版リリース後、今度はフルエピソードとして」
 「狩野さん、桜崎さんの声も」
 というご希望、本当に励みになります、ありがとうございす!!


 私としても、もちろん、
「錬電術師製作満了後の“フルエピソード版”執筆」
いたしたく全力で願っておりますので!

 かくできますよう、まずは
『最終章(冬)のシナリオ!』

 コツコツと、かつ出来るかぎりは速やかに!
 書き進めていきたく存じます!!



 ――と。
 長くなってはしまいましたが、
これで本日「御報告すべきこと」は全て御報告できたかと存じますので!

 すみやかに朝ごはんを食べ、
本日「やらねば」ないくつかのことを片づけて!

 しかるのち、制作、および訓練の方、頑張っていきたく存じます!!
posted by 進行豹 at 07:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌
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