2009年10月20日

明日! 不機嫌亭デザインズの“正式運用下での初仕事!”の成果についてご報告させていただきます!! & “「日本語の作文技術」を二週間かけて読む(三日目)”

 おはようございます。

 今日は、寝坊も二度寝もしていないのにもかからわず、
日誌執筆開始時刻が大幅に遅れてしまいましたので
(すみません)


 以下、パパパパパ、と、各種ご報告ならびにご予告など、
させていただきたく存じます。


 まずは、


不機嫌亭デザインズ
についてなのですが、こちら、

『数日前より“正式運用下での初仕事”を、ご受注させていただいておりました』

こと、ご報告申し上げます。

 こちらにつきましては、幸いなことに、
“本日御納品をさせていただく”ご予定をいただいておりまして――
また、ご紹介等もろもろに関しましてのご許可も、
素晴らしく心良く頂戴することが出来ましたこともございますので!
(ありがとうございます!!


 ご納品完了後の明日の日誌等にて、
 「かなり詳細に」ご報告させていただけるのではないかと存じております。

 ので、そちらにつき――
 もし ご興味をお持ちくださってる方がいらっしゃいましたら、
どうぞ楽しみにお待ちいただけますと、とても嬉しく存じます!



 で。
 『錬電術師 最終章 (冬)』の製作進捗につきまして。

 こちらは


【シナリオ、リライト、基礎スクリプト】

 「進んだ」。
 今日中、遅くとも明日には、
 『現在ルート最終選択肢』までの基礎スクリプトを完了し、
桜崎さんに 間違いなくご提出できる。
 最終選択肢以降は、 
 “一気に”物語が進むし進まなくてはならない
(そうしないと、“結”は台無しになってしまう)ので、
そのように行いたいと思う。


【製作進行】
  
  平和。


――という感じの進捗となっております。

前から見えてはいた、今の“ルートのゴール”が、
「遠く無いところに来た」というような感じです。

が、焦ってこけてはならないので、ともかくコツコツ、書き進めたく思っております!



 でもって。
 ここまでの 
「シナリオがゴール間際なのに、非常に重苦しくしか進めなかった現象」
を解消する、極めて大きな原動力の一つとなってくれております、


『日本語の作文技術』の学習につきましては。

“昨日・今日”で、以下にコピペいたします――


----------------------------------------------




[三日目:09/10/19,20]


<第三章:修飾の順序>


+“主語”ではなく、“修飾される側の言葉” が 文章の核である以上、
  “修飾する言葉” には、文法上の優劣は無い。

 
ex:“赤い”、“丸い”、“大きな”ボール。 は 
「赤い丸い大きなボール」でも
「大きな赤い丸いボール」でも
「丸い大きな赤いボール」でも、
 どう表記しても文法上正しく、意味に差も出ない。


+しかし、“修飾する言葉”によっては、
“順序による誤解の招きやすさ”を産んでしまうことがある。

ex:“赤い”“大きな”“水玉模様の” ボール は、
(どう表記しても文法上は正しく、意味に差も出ないはずなのに)

「水玉模様の赤い大きなボール」と書いたときと、
「赤い水玉模様の大きなボール」や
「大きな赤い水玉模様のボール」と書いたときとでは、
意味が明確に違って見えてしまう。 
(赤い、大きな、が、ボールではなく、
 水玉模様にかかっているように読めてしまう)



+ ここで、「状態を説明する単語」=“形容詞” と、
「単語ではない、状態を説明する言葉」=“形容句” とに、
“修飾する側”の言葉を2分類してみる。

ex : 進行豹が 
 “おしゃべりな”、“オウムを肩にのせた”、“禿げた”、
  男だとする。

→ この場合 “おしゃべりな”、“禿げた” は 
 「状態を説明する単語」なので“形容詞”。
  “オウムを肩に乗せた”は、
 「単語では無い、状態を説明する言葉」なので“形容句。


+“形容詞”と“形容句”を一つの文章内に併記する場合は、
 『句を先、詞を後』にすると、誤解を招きづらい。

ex: 「オウムを肩にのせたおしゃべりな禿げた男進行豹」 が
  『句を先、詞を後』
  「おしゃべりなオウムを肩にのせた禿げた男進行豹」 とか
  「おしゃべりな禿げたオウムを肩にのせた男進行豹」などが、
  『詞を先、句を後』の例。

→『詞を先、句を後』にすると、
 “形容詞”が「“句の中の名詞”を形容している」ように
 誤読されやすくなってしまう。

→冒頭の例の、「水玉模様の」も <形容句>なので、
 上記『句を先”“詞を後”』ルールを適用した場合に、
 もっとも誤解を防ぎやすくなった。
  
        

+  名詞ではなく、動詞が
 “修飾される語”となる場合にも
 同じく、『句を先、詞を後』ルールが適用できる。    

ex: “静かに”、“素早く”、“目を閉じて”、祈る 場合。

 「目を閉じて静かに素早く祈る」のであれば誤読され辛いが、
 「静かに目を閉じて素早く祈る」とか
 「素早く静かに目を閉じて祈る」とかしてしまうと、
 “形容詞”が、「“形容句の中の名詞”を形容している」ように、
 やはり誤読されやすくなってしまう。

 ので、『“句を先、詞を後、ルール”は、
 “修飾される言葉”の性質に左右されず、有効』



+“坂道で”、“大きな荷物をかかえて”、“激しく” 転んだ。
 場合はどうか?


1:「激しく大きな荷物を抱えて坂道で転んだ」
2:「激しく坂道で大きな荷物を抱えて転んだ」
3:「坂道で大きな荷物を抱えて激しく転んだ」
4:「坂道で激しく大きな荷物を抱えて転んだ」
5:「大きな荷物を抱えて激しく坂道で転んだ」
6:「大きな荷物を抱えて坂道で激しく転んだ」

→ 読みやすい「3、6」は、『句が先、詞が後』ルールに適している。
 (この例の場合、“激しく”が形容詞で、他二つは形容句なので)

→3:「坂道で大きな荷物を抱えて激しく転んだ」
 6:「大きな荷物を抱えて坂道で激しく転んだ」

比較をすると 「6の方がすんなり読める」ように思える。

+ 【長い形容句』と『短い形容句』がある場合、
  長いものを先にした方がおさまりがいい】
 (長い形容句を文頭に持ってくるルール)

→上記例の、“坂道で”
 “大きな荷物を抱えて”の長さを変えてみる。
 →“ダラダラと長い坂道で”“荷物を抱えて”

3’:「ダラダラと長い坂道で荷物を抱えて激しく転んだ」
6’:「荷物を抱えてダラダラと長い坂道で激しく転んだ」

比較をすると、
「今度は3’の方がすんなり読めるようになった」
のではないか、と。




+“実に一千万円を以上費用をかけて”、“ゲームのシナリオを”、“上手に”、
 書いた 場合は、どうか?

1:「上手に実に一千万円以上の費用をかけてゲームのシナリオを書いた」
2:「上手にゲームのシナリオを実に一千万円以上の費用をかけて書いた」
3:「実に一千万円以上の費用をかけて上手にゲームのシナリオを書いた」
4:「実に一千万円以上の費用をかけてゲームのシナリオを上手に書いた」
5:「ゲームのシナリオを上手に実に一千万円以上の費用をかけて書いた」
6:「ゲームのシナリオを実に一千万円以上の費用をかけて上手に書いた」

→ この場合、「“上手に”という形容詞が後」 になってるのは、4と6。

4:「実に一千万円以上の費用をかけてゲームのシナリオを上手に書いた」
6:「ゲームのシナリオを実に一千万円以上の費用をかけて上手に書いた」

→ 「長い形容句が先」ルールだと、4の方が読みやすい筈だが、
   6の方が、より読みやすい文章になっている。

→ それは何故か?  
  「“修飾を受ける言葉”である『書いた』に対する
   重要度が一番高いのは、『シナリオを』という
  “修飾する言葉”だからである」
  

+ 【「最も重要度が高い“修飾する言葉”を持つ形容句」が、
   文頭にくると収まりが良くなる】 
 (重要度が高い形容句を文頭にもってくるルール)


→ 上記例の“修飾を受ける言葉”を 
 『書いた』から『売りつけた』に、
 お金まわりを、“実に一千万円以上の報酬で” 変えてみると、

1:「上手に実に一千万円以上の報酬でゲームのシナリオを売りつけた」
2:「上手にゲームのシナリオを実に一千万円以上の報酬で売りつけた」
3:「実に一千万円以上の報酬で上手にゲームのシナリオを売りつけた」
4:「実に一千万円以上の報酬でゲームのシナリオを上手に売りつけた」
5:「ゲームのシナリオを上手に実に一千万円以上の報酬で売りつけた」
6:「ゲームのシナリオを実に一千万円以上の報酬で上手に売りつけた」


4:「実に一千万円以上の報酬でゲームのシナリオを上手に売りつけた」
6:「ゲームのシナリオを実に一千万円以上の報酬で上手に売りつけた」

・・・今度は(長さ関係はほぼ変化していないにも関わらず)
 6よりも4の方が、より読みやすい文章になっている。
 これは、“修飾を受ける言葉”を 『売りつけた』に変化させたことにより、
“修飾をする言葉”の重要度が 「一千万円」>「シナリオ」 と、変化したからである。



+ 上記例から、以下のことがわかる。
 【“重要度が高い形容句を文頭にもってくるルール”は、
  “長い形容句を文頭に持ってくる”ルールに優先する】

+ しかし、最重要なのは
 (上記2ルールよりも、崩れたときの誤読度を激しくあげてしまうのは)
 【句が先、詞が後】 ルールである。


+ よって、『修飾の順序』を、
 より文章を読みやすいものとするためには、その重要度順に、

1:【句が先、詞が後】

2:【重要度が高い形容句を分頭にもってくる】

3:【長い形容句を文頭に持ってくる】

・・・という三つのルールを適用することが有用であることが、理解できる。



>> 第三章を読んでの私見

+【句が先、詞が後】は、絶対ルール。
 単純な文章だと間違いようも無いが、込み入ってるとやらかしてしまうことがあるので、注意する。

+【重要度】は“どの言葉が修飾され”、“どの言葉が修飾しているのか”を
常に意識する上でも、やはり注意した方が絶対に良い。

+【長さ】は、まぁ、体裁の問題(と程度に意識しておけばよいと思う)。
 “変えてもいいけど、迷った時には適用しておけば無難”、とか。

+“自分なりの例文作成”が、恐ろしく難しく、故に勉強になったように思える。

  


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――という進捗を重ねましたこと、ご報告申し上げます。


レジュメ化にあたり、私

「例文をそのまま写す」のではあまり理解が進まないかと思い

「自分なりの例文を作成する」ように心がけておりますのですが

(ので、上記文章などは厳密には“レジュメ”ではなく、
 “私なりの読書メモ”にすぎないのかもしれないこと、
 念のため明記しておきます)

その“自分なりの例文作成”に非常に苦戦してしまい、

「これは、理解がきちっと出来ていないということだ。
 故に、一端寝て早起きして再チャレンジしよう!」

と昨夜は早々に床につき。


 で、五時起きして、再チャレンジして――
朝八時近くまで、同作業が食い込んでしまった・・・

というのが、本日の日記、執筆開始遅延の原因でございましたのです。

 遅延に関しましては、改めましてのお詫び、心より申し上げます。


 ですが、学習成果は

 「(“書き方”の点で)迷う部分をどんどん減らせている」

という形で、ハッキリでておりますこと、実感できておりますので!

 
 もう11日間の学習もきっちりと、
 製作の、そしてデザインの合間に、推し進めていきたく存じております!


 どうぞ、プレイヤーの皆様にも、
「クオリティアップと、スピードアップとのための投資」
として、同学習、お見守りいただけますよう、心より御願い申し上げます。


 と、いうことで本日の御報告等々、以上で結ばせていただきたく存じます!

『明日の日誌は、いろいろとご報告させていただくの楽しみ!』

と、私自身思えるものと出来るかと存じておりますので――


どうぞ、よろしければ! 明日またのチェックをたまわれますように、
心より、御願い申し上げます!!





posted by 進行豹 at 08:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌
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