2009年11月16日

今週は「演出強化週間」といたします!

 おはようございます!

 まずは先日の製作進捗につきご報告申し上げます。


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【演出スクリプト】
 かなりの時間を使い、相応の進捗を見た。
 が、予想ほどの「集中効果」は得られなかった。

【シナリオ】
 Bヒロインルートのリライトと新規執筆を少し。


【製作進行】
 必要十分。


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という感じでございます。

 で。

 「集中効果」というのは、この場合、

『時間、仕事量を一気に集中させることにより、
 それを分割させた場合よりも大きな成果を得る』

という現象のこととご理解いただけますと幸いです。


 例えば、私は、ライティングの場合などには、

「1日1時間やって1の成果が得られる」

のを標準値だといたしますと、

「1日に4時間やれば5の成果が得られる」

くらいの集中効果は、発揮できていおりますように存じます。
(クオリティの低下無しに)


 『修羅場時に、ものすごい勢いですすむ』

のは、単純に――

「品質を(許容範囲ギリギリにまで)落として、
 スピードをあげることを選択せざるを得なくなっている」

――ことにすぎないかと、私個人の場合おいては存じますので、
これは『集中効果』とは、別のものであると この場合におきましては
させていただきたく存じます。


 あと、念のため。この場合の――

「“ライティング”は “物語作成(プロッティング)”とは
 100%分離された、『完全にプロットが固まった状態での執筆』」

――とも、定義させていただきたく存じます。



 で。

『演出スクリプトにおいても、ライティングと同じくらいには集中効果が得られる』

ことを、先日の私は予想しておりましたのですが――

「やってみたら、そうでも無かった」のです。


 ので、
 「それは何故か」をつらつら考えますに――


1:私の(特に、move_eを使わせていただいての)演出スクリプトの経験値が、ライティングと比し、圧倒的に低い。


2:ので“頭の中で想定している仕上がり”と、
 “実際に「そのように動かしてみた」”ときの仕上がりとに、
  大きな差異が発生してしまうケースが多い。

(より具体的にご説明申し上げますと、
 ライティング時には、
 『進行豹は崩れ落ちながらも、震える手でマッチに火をつけた』と書こうと思った場合、
(誤字脱字や、<純粋に技術の問題であるライト>の要の発生、を考慮しても)
「書こうと思ったことを その通りに書ける」こと、ほぼ確実なのですが。

 演出の場合は、

 ;進行豹立ち絵揺らしながら画面↓に動かして消す。(200msで)
 ;開始100msの地点で“マッチの火”カットイン+SE“マッチストライク”。
 ;画面、明るく。SE“ドサっ”。 

くらいに明確なコメントや脳内イメージがあったとしても。

「実際、そのカットインを作成し、そのようにやってみて、
 『あれ? すごく格好悪い』
 となってしまって、<構想からやりなおす>」ことを
 強いられるケースが多い…… ということです) 



――という二つの原因が大きく影響しているのではないかな? 
 と、思いつくに至りました。


つまり、

 ライティング時に「集中効果」の要因として機能する、
「関連事項を思い出す/調べる時間が省けるようになる」という効果が、
演出スクリプト時にも いくらかは発揮されているにせよ――

「それを有意なものとは出来ないほどに、
(場合によっては1シーン何回も繰り返されてしまう)
<演出構想からの再考>の時間のロスが大きすぎる」

―― ということとなってしまっているのではないかなぁ、と。


 これは、物語作成→ライティングに置き換えて考えますと、

<正確なプロッティングが『本当は出来ていなかった』ため。
 実際ライティングをして読み返してみたら、あきらかに
 「これ、おかしい!」ということになってしまっている>

ということに相当する事故かと存じます。

 で、上記の場合。

 この事故を解決する、(私が理解している)解決方法といたしましては、

『(事故が頻発しない程度には)正確なプロッティングを出来るようになるまで、
プロッティングの勉強をして、技術を身につけ、実際にプロットを組み、経験を積む』

他には無い――――かとも存じます。



 と、なりますと

「演出(動的)スクリプトにおいても同様であろう」という仮説が容易に なりたちますので――

私、泥縄式を百も承知で、
「動的演出(映像が動く演出≒映画的、アニメ的演出の基礎」について。

『「1日1時間関連入門書→技術書を読む」ということを、
実際の演出を行いながら、並行でやろう!』

と決意いたしました。


 かかる泥縄の発生は――

『動的演出の難しさを 「動く! 凄い!!」という個人的感動に紛らわせ、
私が「正しく認識することが出来ていなかった」こと』

――ほぼ一点のみを原因とするものかと存じますので、
私の理解・勉強不足につき、プレイヤーのみなさまに
(それが、一時的遅延やご不安の原因となりますかとも存じますので)
謹んでお詫び申し上げます。


 また、(私同様) 「ネガティブ方面から物事を読み始める傾向」をお持ちのプレイヤーさまにおかれましては、

(同学習により)

A1:<演出の性質>が、章中で変化するのではないか

A2:製作に、余計に時間を費やすようになるのではないか

――というご懸念を抱かれる方がいらっしゃるかとも存じます。


 ご懸念を抱かせてしまうこと事態、非常に申し訳なく感じるところでございますのですが――


Q1:<演出の性質>(≒<表現の性質>)というものは、
  「どのような技術を持っているか」 ではなく、
  「何を表現したいか」という部分によってのみ変わるものであり。
  かつ、 
 「すべからく表現技術というものは、“為したい表現を、
  ロスなく効果的に行う”ための<道具>にすぎない」かと私は認識しておりますので、

  『技術の取得によって、<演出の性質>がかわることは無い』
  かと存じます。
   
  →仏師が弥勒菩薩の仏像を掘り上げようとするとき、
   (普段使っている「伝統的な手法」ではなく)
   新しく会得した「西洋彫刻の技法」を用いたとしても、
   「出来あがるのが、<アルテミス像になる>ことは無い」
   というようなニュアンスにご理解いただけますと幸いです。


  →また、『錬電術師』全体の<演出方針>を見ていただけましても、
   move_e系プラグインの導入により
   「(その方針が)視覚的に、非常に わかりやすくなった」
   というメリットを大いに甘受させていただいておりますものの、
  (改めまして、tOさん、ありがとうございます!!) 
   『<演出方針>そのものはいささかも変化していない』こと、
   (遅くとも“最終的には”)ご理解いただけるのではないか、
    とも存じております。


Q2:(この先、製作はまだまだかかり、動的演出をする部分も非常に多いので)
  「基礎技術・知識の取得にかける時間」は、
  「それにより、短縮できるようになる時間」より、
  『圧倒的に小』 であること、確実であるかと存じます。

  また 「その目的のための学習」に今回私しぼりこみますし、

 「スクリプト・演出方面の私の学習意欲は、
 『必要に迫られなければ、やらない』という程度でしかない」

  ものでも正直ございますので――

 『「新しい技術的挑戦がしたくなる」ということも、ほぼ確実にない』
  か、とも存じております。

  ので、同学習により、「製作時間は、確実に大幅に短縮できるようになる」かと、理解いたします。



――という二つのご回答(お約束)を持ちまして、
同ご懸念をいささかなりと ご解消いただけますこと、祈念する次第でございます。



 で。

 つまるところ何が言いたいのかと申しますと、

『私は ここからの一週間 (本日〜23日月曜日まで)を、
 【演出強化週間】とし、演出と、その学習のために時間を集中的に使います』

ということです。

 「そのためには、他の部分の時間を削る」ことが必要となるかと存じますので、同期間、恐らくは――


「製作日誌は、(特段のご説明、ご案内事項無き限り)短くなる」

「ご返信対応などは、遅れがちになる」

「他部分の製作進捗が、遅れがちになったり、日によっては止まったりする」

――かとも存じますのですが、その点、どうぞ予めのご理解・ご容赦をたまわれますよう、心より御願い申し上げます。


 と 『泥縄、ここに極まれり』という事態で恥ずかしく思うのですが、
(本日誌を書き、自分の頭を整理するまで、
「映像的演出技術学習の必要性」を確信できておりませんでしたので)

「本日は月曜、図書館休館日なので、
 『どの入門書が良いか』を下調べするのに、学習のための時間を使いたい」

 と、私考えております。


 で、もし、本日誌をお読みくださっている方の中に、

『映像的(映画的、アニメ的)演出の <基礎技術・基礎理論>
 については、この本がわかりやすいよ!』

というご情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非とも! 

 メッセージフォームか、

本日誌コメント欄でのご教示いただきたく――

心より、請い願うものであります。

 もし、知識お持ちで、お気が向かれることがございましたら、どうぞよろしく御願いいたします!!


 と、いうことで上記申し上げましたとおり、
 本日は私、

「映像的演出関係の良さそうな入門書を調べる」
「演出スクリプトを頑張る」

の二本をメインに、製作の方、鋭意進めたく思っております!


 質と速度と、その両方を向上させていけますように――
ひとつひとつを、とにかくコツコツ頑張ります!!
posted by 進行豹 at 07:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌
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