2009年12月13日

【資料読み】についての私的まとめ

 おはようございます!

 本日私は寝坊をしてしまいました(すみません)。

 寝坊の理由である「資料読み」につき、ちょっと思ったことなど後述させていただきたく存じますのですが、

 その前に、先日の


『錬電術師 -HexaQuarker- 
   全章体験版 〜long and NOT winding load〜』


の製作進捗に関しましてのご報告をさせていただきたく存じます。


 先日の進捗は――


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【リライト・スクリプト】

 説明・描写が足りていなかった/ちょっとズレていたシーンの修正を満了。
 Bヒロインルート、ライティング開始前の資料の再確認を開始。


【製作進行】

 大変に佳きご連絡を。(ありがとうございます!)


【その他】

+ 資料読みをしながらレーベル印刷をすると、印刷の待ち時間が全く気にならないことを発見する。
 結果、レーベルを ある程度まとまった量 印刷完了。
  レーベル印刷、私担当分は、今日明日で終わらせる予定。


+ ちょっと面白いご提案をお受けして、ご協力方向で各種調整を開始
 (ご報告できる段階になりましたら、全力でご報告させていただきたく存じております)



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――というものとなりましたこと、ご報告申し上げます!


 
 で。

 上記ご報告とお詫び申し上げました、私の本日の寝坊に関しましては――

『資料を読んでいたら、面白くて読みふけってしまった』 

――というのが、その理由となります。


 で、この 【(物語製作や、ライティングのための)資料読み】

“誰にでも出来そうなものに思え、しかし、なかなか「上手にやる」ことは難しい”

という類の物では無いかと思いますので、


1:自分内部での考えを整理するため 

2:同種のことの経験が私より浅い方のご参考/反面教師等になればと存じ

3:どなた様からか「こんな 注意事項/やり方も ありますよ」的なアドバイスを頂戴できればと願い


以下に、“資料読み” に関します、私の雑感、メモ形式とはなりますが書いてみたいと思います。



【資料読みとは?】

 + これから書きたいと思う物語に関係する/関係しそうな
  書類、書籍、ネット情報、写真、取材メモ等を読むこと。
 (“取材メモ作成”までの部分は <資料作成> )


【資料読みの目的は?】

 + エピソードになりそうな要素を探す。
  
 +“絵になる情景”を探す。
  
 + 劇中に盛り込めそうなデータを探す。

 + 関連事項の背景・歴史を調べる。

 + その事項関連の「雰囲気・空気」を掴む。

 + タブーが無いかを確認しておく。


【注意すべき点は?】

 + 書籍・文献等で調べたことを、そのまま引きうつす場合には権利関係を確認。

 + 権利関係がクリアでも、例えば「書籍中に紹介されているエピソードを、そのまま流用」した場合には、
  「これ読んだことある!」と、読み手さんに思われてしまう可能性がある。

 + 「調べたこと全部」を書く≒ 『説明を延々とつづける』。
   材料を集めるのは、その材料を“「こんなに集めました!」 と自慢するため”ではなく、
   “その材料を選りすぐり、捨てるべきは捨て、料理し、最上の一皿をお出しするため”の努力。

 + 悩んだとき、迷ったときには、出来るだけ 「一次資料に近いもの」を再確認する。

 + “タブーに触れたい”と思ったときには、「そのタブーがある理由」を再調査し、また想像する。
   <そのタブーに触れる=いかなる形であれ・物語中で紹介する> ことが、
   「どなたかの傷に触れたり、不利益を与えることにならないか」につき、熟慮・覚悟をしないで
   タブーに触れてはいけない(と、思う)。

 + 「あやふやな部分は回避する」勇気も必要。
   読み手さんに、その分野の専門家さんがいた場合
  『ああ、素人さんは良くこの勘違いするんだよね』 となった時点で、
  「物語が物語であることを、思いだされてしまう」 (冷めてしまわれる) ので。

+  しかし 「あやふやな部分でも、どうしても必要であれば、自分解釈で書く」勇気とワリキリとも必要。
  『物語的に必要なウソ』は、それがバレないよう最善に偽装したなら、堂々とつくべき。
   ウソを全くつかないものは、“物語”ではなく“ノンフィクション”。



【まとめ】

 + 資料は、あくまで「物語というウソの材料」。
  “想像力を刺激し、補強し、良い物語を産み出す”ために資料があるのであって、
  資料を引きうつし、あるいは資料に縛られるのは、本末転倒。 

 + ので、それに振り回されてもいけないし、そればかりで固め過ぎてもいけない。
   捨てるべきは捨て、無視すべきは無視する。

 + いかなる資料の向こうにも「権利者」と「関係者」がいることを決して忘れない。




――――とか、こんな感じです。


 上記いたしましたように、同雑感、どなたかの何らかのお役にたてれば幸いですし――

 「君の資料に関する考え方には足りない部分がある」というご指摘等たまわれれば、更に嬉しく存じます!

 ので、そういう何事かございましたら、どうぞお気軽に

 本日誌のコメント欄、あるいは


メッセージフォーム


などから、お寄せいただけますと幸いです!




 ともあれ、そんなこんなで、本日も製作の方! 

(今日はお出かけが重なりますので、
 そんなに大きな進捗は得られないかとも存じますのですが、
 優先順位をしっかりつけて、出来ることからテキパキと!)

頑張っていきたく存じます!
posted by 進行豹 at 08:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌
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