2010年02月25日

「デザインの教室」で練習をする -Last Lesson - グリッドの制約を超えたレイアウト-

 おはようございます!

 まずは先日の製作進捗について御報告申し上げます。

 先日の錬電術師 -HexaQuarker- 最終章 Re_turnの製作は、


---------------------------------------------

【シナリオ・基礎スクリプト】

 新しい部分を書いて、
 昨日書いた分のリライト&基礎スクリプトを行う。
 平常通りな感じ。


【製作進行・その他】

 特には何事も。

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 という進捗となりました。


 本日も、着々と製作の方重ねていきたく考えております。


 で。

 いよいよ最終講ということとなりました、

 『デザインの教室 手を動かして学ぶデザイントレーニング』
(佐藤好彦著 エムディエヌコーポレーション)

を使用した、【公開実践学習】。

 本日の内容は、

-Last Lesson - グリッドの制約を超えたレイアウト-

ということなります。


 この「グリッドの制約を超えた」という(同書で説明をされており、私が解釈をいたしました)意味は、

先日学習したような

『ボックス型・整列グリッド』 ではない、

『円やら、平行四辺形やらの特殊グリッドを用いてのレイアウト』

というほどのこととなります。

 
 で。

 私的には、先日のかや姉版錬電ポスター

renshuu18.jpg

を、変形グリッド使用で仕立て直してみる――
ことで、今回の課題へのチャレンジをしてみたいと思います。


 使える素材=先日と同じものですので、

『主役は、かや姉+影の絵』 で確定です。

 ですので、それにあうような変形グリッドになにが良いか――
と私は考えました。

 そう考えると、

renshuu20a.png

↑の白抜きで示したような 「(かや姉絵をぴったり収めるサイズの)細長い三角形」が、適当であるように思われました。


 ですので、まずはその三角形を180度回転させ、画面の反対側におき(水色)。

 で、両三角形の間に、
”同三角形、正と回転とをひとつづつ組み合わせて作成した平行四辺形”(緑)
をおいてみました。

renshuu20b.png


 で、回転三角形の方にキャッチコピー。
 平行四辺形の中にボディコピーを収めることとし――

 出来あがったデザイン物が

renshuu20c.png

となります。


 デザインするにあたり気をつけたことは

1:「孤独」感をつよめるために、
  ”かや姉以外の要素“を、全て紫系のみでまとめた。
  (=かや姉だけが、一番目立つようにしてみた)

2:文字をナナメらせるだけだとヘンだったので、
  キャッチコピーはランダムな感じのおいてみた。

といったあたりのことです。


 やってみて思ったことは


1:ボックス型グリッドシステムは、
  『一番たくさんの要素を、無駄なく配置できる』  
  システムでもある。

2:変形グリッドは、ぱっと見の印象がすごく強い。
  その上、(きちんとグリッドは存在するので)
  全体としてバラバラな感じにもならない。
  ただ、よほど綿密に設計しないと、
  『たくさんの要素を配置するのが難しい』ように感じる。


――ということでした。


 変形グリッドは、いかにもな大技ですので、
 使いどころが非常〜〜に難しいのではないかとも感じますのですが、
「いざ鎌倉!」というときにきちっと使いこなせますよう、
折をみてコツコツと練習・試作を重ねていきたいなぁ、とも思いました。


 で。

 今回で、ひとまずは

 『デザインの教室 手を動かして学ぶデザイントレーニング』
(佐藤好彦著 エムディエヌコーポレーション)

を使用した、【公開実践学習】の方、レッスン終了となります。


 全体を通して、一番学習できたように思うことは、

『デザインとは、設計であり、ルール作りである』

ということでした。 


 一般に「センス」と一言で片づけられる要素は、多分、

『どの素材に対し、どのルールを適用してデザインするかの判断力』

であるようにも感じました。



 ですので、イマイチ感覚的で何をしていいのかわからない
“センスを磨く”という行為は、すなわち――


1:たくさんのデザイン物に触れ、
  「そのデザインを成立させているルールを読みとき」

2:そのルールを、いろんなデザイン上で試行してみて

3:“自分のルール”として、自分の手持ち武器にする

――というプロセスを経ること、と翻訳できるのではないかとも考えました。


 このくらいまで“やるべきこと”が明確化できると、
あとはそれを根気よく反復・継続していきさえすれば、
“身につける”ことは不可能でなくなってくるかと存じますで。

 今回の学習の成果として、

『そう行う』こと、今後、こころがけていきたく感じております!


 また、

 『デザインの教室 手を動かして学ぶデザイントレーニング』
(佐藤好彦著 エムディエヌコーポレーション)

は、本当に良いトレーニング・ブックだと思いますので、
もし、ご興味を持ってくださった方がいらっしゃいましたら、

「是非とも、同書を実際お読みになって&
 ご自分の環境で、同様の“手を動かしてのトレーニング”を
 なさってみてください!」

と、私こころより、ご推奨申し上げます!



 と、いうことで ひとまずは本日の製作日誌を結ばせて頂きます。


 良いデザインをし、「良い設計」を学び。

 そしてそれを良い物語を紡ぐこと――
より良い『錬電術師』を完成させていくことへと、
必ずや、活かしていきたく存じます!!


 
 
posted by 進行豹 at 07:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌
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