2010年04月20日

現行ルートの取材完了いたしました! & シド・フィールドの「シナリオ入門」の私的レジュメ 【14:第二幕を書く -基本コンセプトは「対決」と「葛藤」- 】

 おはようございます!

 先日の日誌で御報告させていただきました取材なのですが、おかげさまで無事終了いたしましたこと、まずは御報告申し上げます。

「政府機関では無いものの、政府と非常に密接に関係する機関」

への見学と、(内部は撮影禁止なので)建物の撮影と、ちょこちょこお話をお伺いする――ということをしてきたのみなのですが


1:今まで知らなかったことをたくさん学習できた

2:「その機関の関係者さん」に
  『共通しているのではないか、と思われる価値観』
  に気付けたような気がした。
  

という、私的には実に大きな実りを得ることができました。

 
 同取材により(まだいくらかは撮影しなければな素材、場所←近場、がありますものの)

「現行ルートは、最後まで不足するところなく書ける」

だけの材料、間違いなく取りそろいましたので。

 以降は、ともかくも出来るだけ早く、かつ私のベストクオリティに、
『現行ルート』をまずは書きあげるべく、頑張っていきたく存じます!


 ということで、先日の製作進捗は――

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【シナリオ関係】

 取材内容の整頓。


【製作進行】

 お休み。


【その他】

 特には。

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・・・という、目に見える進捗的には乏しいものとなりましたこと、
御報告申し上げます。

 おととい、昨日のお出かけの間に 取り組めませんでしたこと、


不機嫌亭デザインズ
――


(後日、改めましてそちらのブログにてご紹介さしあげたく存じておりますが、



「アライクリエイト事務所」


様の御ロゴ、お名刺をデザインさせていただき、
ひとまずは御ロゴをサンプルページ

にてご紹介させていただきましたこと、ご速報申し上げます)


――関連含め、わりとたくさんな感じと現状なっておりますので。

 そちらの方から、ひとつひとつを丁寧に、かつ心をこめて!
素早く急いで焦らず正確に、本日は、取り組ませていただきたく存じます!

 無論、取材内容をシナリオに活かしていくことに関しましても!
 最大限、鋭意取り組んでまいります所存です!


 と、お出かけ中中断させていただいておりました、

シド・フィールド「シナリオ入門」の学習。

本日は

【14:第二幕を書く -基本コンセプトは「対決」と「葛藤」- 】

の方を、私的にレジュメ化させていただきました。
 




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【14:第二幕を書く -基本コンセプトは「対決」と「葛藤」- 】



+  以上のトレーニングによって、第二幕を書くための準備は整っている。
  実際に書く為の手順は、以下。

+  まず、第一幕で行ったように

  「出来ごとの内容をカードに書き」
  「そのカードを並べ替え、物語の順番を最適になるよう整頓し」
  「必要ならば、カードの内容を変更する」

  ことにより、主人公を十二分に葛藤させる第二幕前半を構成する。

  第二幕前半で使うカードの枚数は(120分映画の場合は) 14枚。


+  カードを並び終えたら、書き始める。

  最初の10ページを書き終えると、次の10ページでは「ピンチ1」へ進んでいく。
  ピンチ1へいたるまでの「描写」をしっかり行いつつ、
 (資格的な要素を、効果的に働かせることを常に意識しつつ)
  実際にピンチ1を書く。

  前半の第三の10ページは、ミッドポイントへと進むための出来事、描写。

  それを書き終えたら、ミッドポイントを書く。

  ミッドポイントの役割は

  「物語全体の前半で構築されてきた『問題』が、
   そこを気に(読み手に明示されていても、されていなくても)『解決』に向かい始める」こと。
  
  ので、主人公を、(そこまででどうであっても)ここでは 「能動的に、事態の先頭にたち」
  物事に取り組ませるようにする。


+ ミッドポイントを終えたら、第二幕後半。また14枚のカードを用意し、同じように構成する。

+ やることは、前半と同じ。
  10ページ→ピンチ2への10ページ→ピンチ2→第二ターニングポイントへの10ページ→第二ターニングポイントへ。


+ アクト2は長いので、『1日に10ページ』ずつ書き進むことを積み重ねる意識で、自分にあったペースで。


+ 書いていて思い浮かんできた、“自分の作品に対する批評・評価は” 
 『すぐにシナリオ改善に役立てようとせず、ひとまずは 【別の紙に書いておく】こと』
  それらの点は、(ひととおりを書き終えたとき以降の)リライトのためにとっておく。


+ 書いていく間に、ストーリーは変っていく。
 細部ではなく『構成を変える必要』を感じたのなら、カードを見直し、並べ直し、
 その結果『実際、変えた方が良い』と確信できたのなら、どんどん変えるべき。
 「細部に捉われず、根幹をしっかり見る」ことが大事。

+ どうしてもうまくいかないときは、スパっと書くのをやめる。
  そして、カードの段階に戻り、「書かれている内容が、ストーリーの中でどう機能しているのか」
 というレベルから見直していく。

  書き進めることができなくなるのは、技術的な問題ではなく 『構成が、どこかで狂っているから』な可能性が高い。

  ので、その場合には一端、書き進むのを止め、方向性を見直すことが非常に大切。



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■ 演習問題

 上記の書き方を参考に、実際にアクト2のシナリオを書きなさい。
 

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ということなので、

明日 「カードの整理(前半)」

三日間 「30ページ(相当分)」

その次の日 「カードの整理(後半)」

三日間 「30ページ(相当分)」


というスケジュールで、8日がかりでコツコツと、Act2のシナリオ書いていきたく存じます。

 とはいえ、実際には『120分分のボリュームの無いシナリオ』に、
学習しながら書いておりますもの しあがりそうに思っておりますので、
そうならそうで、そのように、無理無く書ける速度にて、書きあげていきたく存じます!




 と、やや駆け足気味ですが、本日のご報告は以上となります。


 4〜6月は、非常にやるべきこととやりたいこととが盛りだくさんの期間となりそうですので!

 体に無理をかけないように気をくばりつつ、一日一日、一時間一時間を大切に、手と頭と心とを、動かしていきたく存じます!

 今日も一日、頑張ります!!
posted by 進行豹 at 07:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 製作日誌
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